私は、交通事故被害者です。
自分には、何の落ち度もない事故で、
目に「見えるケガ」と目に「見えないケガ」を負い、
この、「見えないケガ」のせいで、長い時間、無理解に苦しんできました。
二年前の、4月25日に起きた
JR福知山線の脱線事故は、今も心が痛みます。
亡くなった多くの皆様方のご冥福をお祈りするとともに、
体や心に傷を負った皆様方の、
一日も早いご回復を、心よりお祈り申し上げます。
あの日の朝、
私は、交通事故後遺症の悪化で、
職場復帰のめどがたたず、
仕事をやめるあいさつに行くため身支度をしていました。
歩けず、自力で移動もできず、
車椅子を母に押してもらい、
出かける直前でした。
何気なく見ていたテレビで、JR脱線事故の
信じられない映像を目にしました。
驚きつつも、時間が迫り、そのまま
職場に出かけました。
その後、入院、手術、リハビリ。
しかし、もうひとつの事故以来の「不定愁訴」という症状については、
いくら入院中医師に訴えても、まともにとりあってもらえませんでした。
退院後、交通事故以来続く不調の原因を調べていた時、
偶然、テレビで「脳脊髄液減少症」の病名を知りました。
早速、別の病院と医師を探しあて、
予約日を待って、RI検査し、
やっと「髄液漏れ」と診断され、ブラッドパッチ治療を受けました。
交通事故から、長い長い年月が過ぎ去っていました。
この2年は、
私にとっても激動の2年間でした。
悪化してからのこの2年間は、
私にとっても、闘いの日々でした。
JR脱線事故被害者の皆様方の苦しみとは、
比べ物にならないかもしれませんが、
私も同じ時期に、事故後遺症で苦しみ続けていました。
ですから、被害者の皆様がたのことが、
とても人事とは思えないのです。
亡くなられた方のご冥福をお祈りし、
その家族の方がたのご心労を思い、ご健康を願い、
お怪我をされた方がたのご回復をお祈りすることしか、
今の私にはできません。
でも、ひとつだけ、できることがあります。
それは、事故によって引き起こされた
「見えないケガ」である「脳脊髄液減少症」の存在をお伝えすることです。
私は、一見軽症の事故被害者の皆様方の中に、
脱線衝突の衝撃による見えないケガを体の内部に負い、
「脳脊髄液減少症」になっている方がいるのではないか?
ととても心配です。
もしかしたら、この病気の存在を知らないまま
苦しみ、「精神的なもの」、とされている方がいるかもしれない、と
思っています。
ご本人も、家族も、医師も気づいていない可能性もあるのではないか?と
不安です。
2年前の4月25日の段階では、
私自身も、交通事故以来の体調不良の原因が
交通事故の後遺症としての「脳脊髄液漏れ」によるものであるとは、
全く気づいていませんでした。
私が、「検査しても異常なし」の
原因不明の症状を
「精神的なもの」とされていたように、
事故の心的外傷ストレス症候群(PTSD)などと、
間違って診断されている方がいるのではないか?
方向違いの治療を受けさせられて、
治らず、苦しみ続けている方が、もしかしたらいるのではないか?
と思うと、心配で、いてもたってもいられません。
「脳脊髄液減少症」でも
急に苦しくなって、立っていられなくなったり、
呼吸が乱れたり、急な動悸がしたりします。
思考力が低下し、やる気がなくなり、うつ状態にもなります。
脳脊髄液減少症の症状は
一見、パニック障害のようにも、
PTSDのようにも、うつ病のようにも思われます。
いつも異常なだるさが続き、慢性的に疲れている感じは
「慢性疲労症候群」と同じようです。
外部との接触に得たいの知れない不安を感じる、
「社会不安障害」のような症状もでます。
繊維筋痛症のような、触れるだけで痛い症状も
体験しました。
それらの症状が、
決して事故のショックのせいや、精神的なものではなく、
別の原因で引き起こされることがあるのです。
しかし、事故の後だと、
すべて事故のショックによる「精神的なもの」と
みなされてはいないかと、心配しています。
でも、私は「脳脊髄液減少症」の治療(ブラッドパッチ)を受けてから、
それらの症状も現在、改善傾向にあります。
体と心の両面の不定愁訴は、
脳脊髄液減少症でも起こるのです。
事故のショックのせいではなくても、
いろいろな症状が出ることもあるのです。
脳脊髄液減少症の研究はこれからですが、
今のところ、体に何らかの衝撃が加えられた時、
その衝撃で、起こると考えられています。
私も、自分の体験から、そう思います。
事故後の長引く心身両面の不調を
「心の問題」と、決め付けるのは大変危険だと思います。
私が交通事故の衝撃で、「脳脊髄液減少症」を発症したように、
脱線事故の衝撃でも、
「脳脊髄液減少症」になる可能性があると思います。
しかし、そのことに気づく医師、医療関係者は残念ながら、
まだまだ、とても少ないのです。
じわじわと出現し、出たり消えたり、移動したりする、
多彩な症状はないでしょうか?
首の痛み、ひどい肩こり、吐き気、
頭痛、頭重感、
ふわふわゆらゆらめまい、耳鳴り、異常な眠気、
異常なだるさでいつも疲れている感じ、
過眠、不眠、両腕の脱力、歩行障害、
口の渇き、舌のシビレ、口の中の違和感、
味覚の異常、顎の外れる感じ、口があけづらい、
飲み込みづらさ、
便秘、下痢、頻尿
虫歯もないのに歯が痛む、
肩甲骨下あたりの痛み、
顔面のシビレや違和感、
移動する体の痛み、内臓痛、
突然の動悸、呼吸の苦しさ、心臓の苦しさ、
低体温や微熱の体温調節障害、原因不明の腹痛、冷え性、
目のまぶしさ、目のぼやけ、視力低下、音がつらく感じる聴覚過敏、
生理不順、生理痛、
物忘れ、思考の混乱、やる気がおきない、うつ、などの症状が
日によって、症状の組み合わせもかわりながら、延々と出現します。
症状が全部一度にそろうことはなく、
いろいろな症状が日替わりで組合わさって、
出たり消えたりもします。
ひとつの症状が続くこともあります。
私の場合、交通事故をきっかけに、さまざまな症状が次々と
湧くように出てきました。
私は最初は、異常な眠気と、異常な肩のこりだけでした。
それらの症状と事故との因果関係には、気づきませんでした。
無念です。
じわじわと時間をかけてさまざまな症状が出現しました。
本人医師も、家族も、
気のせい、疲れのせい、ストレスのせい、「精神的なもの」
などと思い込んでしまいがちです。
全身に及ぶ、違和感、不調、
精神的にも肉体的にも、なにか以前と違う、
前の自分と違う、と感じ、治療をうけても治らない方は、
脳脊髄液減少症のに詳しい専門医に、
ぜひ一度、ご相談なさることをお勧めします。
最初は、それほど、ひどい症状でなくても、
何年も放置すると私のように、動けなくなるほど、悪化することもある
恐ろしい体の内部の「見えないケガ」です。
どうか、それらしい症状のある方は、
「脳脊髄液減少症」の可能性も視野に入れ、
今の主治医とは全く違った視点から、不定愁訴を見てくださる医師の、
セカンドオピニオン、サードオピニオンを参考にして、
ご自分の症状をもう一度検証してみてください。
何の罪もない事故被害者が、
見えないケガである「脳脊髄液減少症」を見逃され、
さまざまな理解されない症状や、高次脳機能障害で、無理解にさらされ、
苦しみ続けることが、もうこれ以上、繰りかえされてはなりません。
皆様が
一刻も早く、回復され、お元気になられることを、祈っています。
この病態に関することは、左のブックマーク欄にまとめてあります。
ご参考ください。
自分には、何の落ち度もない事故で、
目に「見えるケガ」と目に「見えないケガ」を負い、
この、「見えないケガ」のせいで、長い時間、無理解に苦しんできました。
二年前の、4月25日に起きた
JR福知山線の脱線事故は、今も心が痛みます。
亡くなった多くの皆様方のご冥福をお祈りするとともに、
体や心に傷を負った皆様方の、
一日も早いご回復を、心よりお祈り申し上げます。
あの日の朝、
私は、交通事故後遺症の悪化で、
職場復帰のめどがたたず、
仕事をやめるあいさつに行くため身支度をしていました。
歩けず、自力で移動もできず、
車椅子を母に押してもらい、
出かける直前でした。
何気なく見ていたテレビで、JR脱線事故の
信じられない映像を目にしました。
驚きつつも、時間が迫り、そのまま
職場に出かけました。
その後、入院、手術、リハビリ。
しかし、もうひとつの事故以来の「不定愁訴」という症状については、
いくら入院中医師に訴えても、まともにとりあってもらえませんでした。
退院後、交通事故以来続く不調の原因を調べていた時、
偶然、テレビで「脳脊髄液減少症」の病名を知りました。
早速、別の病院と医師を探しあて、
予約日を待って、RI検査し、
やっと「髄液漏れ」と診断され、ブラッドパッチ治療を受けました。
交通事故から、長い長い年月が過ぎ去っていました。
この2年は、
私にとっても激動の2年間でした。
悪化してからのこの2年間は、
私にとっても、闘いの日々でした。
JR脱線事故被害者の皆様方の苦しみとは、
比べ物にならないかもしれませんが、
私も同じ時期に、事故後遺症で苦しみ続けていました。
ですから、被害者の皆様がたのことが、
とても人事とは思えないのです。
亡くなられた方のご冥福をお祈りし、
その家族の方がたのご心労を思い、ご健康を願い、
お怪我をされた方がたのご回復をお祈りすることしか、
今の私にはできません。
でも、ひとつだけ、できることがあります。
それは、事故によって引き起こされた
「見えないケガ」である「脳脊髄液減少症」の存在をお伝えすることです。
私は、一見軽症の事故被害者の皆様方の中に、
脱線衝突の衝撃による見えないケガを体の内部に負い、
「脳脊髄液減少症」になっている方がいるのではないか?
ととても心配です。
もしかしたら、この病気の存在を知らないまま
苦しみ、「精神的なもの」、とされている方がいるかもしれない、と
思っています。
ご本人も、家族も、医師も気づいていない可能性もあるのではないか?と
不安です。
2年前の4月25日の段階では、
私自身も、交通事故以来の体調不良の原因が
交通事故の後遺症としての「脳脊髄液漏れ」によるものであるとは、
全く気づいていませんでした。
私が、「検査しても異常なし」の
原因不明の症状を
「精神的なもの」とされていたように、
事故の心的外傷ストレス症候群(PTSD)などと、
間違って診断されている方がいるのではないか?
方向違いの治療を受けさせられて、
治らず、苦しみ続けている方が、もしかしたらいるのではないか?
と思うと、心配で、いてもたってもいられません。
「脳脊髄液減少症」でも
急に苦しくなって、立っていられなくなったり、
呼吸が乱れたり、急な動悸がしたりします。
思考力が低下し、やる気がなくなり、うつ状態にもなります。
脳脊髄液減少症の症状は
一見、パニック障害のようにも、
PTSDのようにも、うつ病のようにも思われます。
いつも異常なだるさが続き、慢性的に疲れている感じは
「慢性疲労症候群」と同じようです。
外部との接触に得たいの知れない不安を感じる、
「社会不安障害」のような症状もでます。
繊維筋痛症のような、触れるだけで痛い症状も
体験しました。
それらの症状が、
決して事故のショックのせいや、精神的なものではなく、
別の原因で引き起こされることがあるのです。
しかし、事故の後だと、
すべて事故のショックによる「精神的なもの」と
みなされてはいないかと、心配しています。
でも、私は「脳脊髄液減少症」の治療(ブラッドパッチ)を受けてから、
それらの症状も現在、改善傾向にあります。
体と心の両面の不定愁訴は、
脳脊髄液減少症でも起こるのです。
事故のショックのせいではなくても、
いろいろな症状が出ることもあるのです。
脳脊髄液減少症の研究はこれからですが、
今のところ、体に何らかの衝撃が加えられた時、
その衝撃で、起こると考えられています。
私も、自分の体験から、そう思います。
事故後の長引く心身両面の不調を
「心の問題」と、決め付けるのは大変危険だと思います。
私が交通事故の衝撃で、「脳脊髄液減少症」を発症したように、
脱線事故の衝撃でも、
「脳脊髄液減少症」になる可能性があると思います。
しかし、そのことに気づく医師、医療関係者は残念ながら、
まだまだ、とても少ないのです。
じわじわと出現し、出たり消えたり、移動したりする、
多彩な症状はないでしょうか?
首の痛み、ひどい肩こり、吐き気、
頭痛、頭重感、
ふわふわゆらゆらめまい、耳鳴り、異常な眠気、
異常なだるさでいつも疲れている感じ、
過眠、不眠、両腕の脱力、歩行障害、
口の渇き、舌のシビレ、口の中の違和感、
味覚の異常、顎の外れる感じ、口があけづらい、
飲み込みづらさ、
便秘、下痢、頻尿
虫歯もないのに歯が痛む、
肩甲骨下あたりの痛み、
顔面のシビレや違和感、
移動する体の痛み、内臓痛、
突然の動悸、呼吸の苦しさ、心臓の苦しさ、
低体温や微熱の体温調節障害、原因不明の腹痛、冷え性、
目のまぶしさ、目のぼやけ、視力低下、音がつらく感じる聴覚過敏、
生理不順、生理痛、
物忘れ、思考の混乱、やる気がおきない、うつ、などの症状が
日によって、症状の組み合わせもかわりながら、延々と出現します。
症状が全部一度にそろうことはなく、
いろいろな症状が日替わりで組合わさって、
出たり消えたりもします。
ひとつの症状が続くこともあります。
私の場合、交通事故をきっかけに、さまざまな症状が次々と
湧くように出てきました。
私は最初は、異常な眠気と、異常な肩のこりだけでした。
それらの症状と事故との因果関係には、気づきませんでした。
無念です。
じわじわと時間をかけてさまざまな症状が出現しました。
本人医師も、家族も、
気のせい、疲れのせい、ストレスのせい、「精神的なもの」
などと思い込んでしまいがちです。
全身に及ぶ、違和感、不調、
精神的にも肉体的にも、なにか以前と違う、
前の自分と違う、と感じ、治療をうけても治らない方は、
脳脊髄液減少症のに詳しい専門医に、
ぜひ一度、ご相談なさることをお勧めします。
最初は、それほど、ひどい症状でなくても、
何年も放置すると私のように、動けなくなるほど、悪化することもある
恐ろしい体の内部の「見えないケガ」です。
どうか、それらしい症状のある方は、
「脳脊髄液減少症」の可能性も視野に入れ、
今の主治医とは全く違った視点から、不定愁訴を見てくださる医師の、
セカンドオピニオン、サードオピニオンを参考にして、
ご自分の症状をもう一度検証してみてください。
何の罪もない事故被害者が、
見えないケガである「脳脊髄液減少症」を見逃され、
さまざまな理解されない症状や、高次脳機能障害で、無理解にさらされ、
苦しみ続けることが、もうこれ以上、繰りかえされてはなりません。
皆様が
一刻も早く、回復され、お元気になられることを、祈っています。
この病態に関することは、左のブックマーク欄にまとめてあります。
ご参考ください。