バイスタンダーストレスについて考えてくださっている
私はバイスタンダーに感謝状は一律に必要ではないと思う。と。
日本救急医学会に伝えたい。
他人を助けられた人にだけ感謝状を与える事をむしろやめてほしい。
なぜなら、他人を助けられた人だけに
感謝状を渡せば、
世間に褒めたたえられ、
時には報道される人を生む反面、
そうではない人を作り出してしまうのだから。
同じように突然バイスタンダーとなっても、
もらえない人、は褒めるに値しない人だと、
逆レッテルを貼ってしまうのと同じ行為だと私は思うから。
世間の誰にも褒め称えられない人、
それどころか批判されるバイスタンダーが実際に存在している事を
想像できますか?
バイスタンダーの養成に熱心なだけの人たちは、
そんな事を想像もできないでしょう?
その人たちがどれほど傷つき、一人悩み、落ち込み、相談先もなく、孤立し、自分の生活も健康に営まなくなるか?
考えた事ある?
だったら、
平等の観点から、
感謝状は均一に誰にも出さないで欲しいとさえ思う。
でも、フォローのために不安解消などのための、相談先を書いて渡す感謝カードぐらいなら一律に平等に渡してもいいと思うけれど。
それも、実際にきめ細やかな相談支援、心理カウンセリングなど、
無料で支援できる体制など皆無なのに、
形だけ相談先を書いたカードなど渡してもバイスタンダーストレスを抱えた人を救えないと思う。
だいたい、専門的な支援窓口もなく、
ただでさえ忙しい消防署に相談窓口を設けたところで、どんな支援ができるというのか?
バイスタンダーを美化しないでほしい。
バイスタンダーに起こりうるリスクもしっかり教えないで、
そんな事を考えた事もない講師が、
養成講座を開催しないでほしい。