脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

オーエスワン 

2009年04月29日 | 情報
本日4月29日づけの読売新聞

「健康プラス」の
行楽シーズン特集として、

「旅を満喫するには体調を崩さないことが第一」との記事が、
昨日から連載されていますが、

本日は、「旅行を快適に2」の記事中、
旅行下痢症で脱水になった場合の対応として、
あの大塚製薬工場の
オーエスワン(OS-1)が紹介されています。


オーエスワンは、脳脊髄液減少症患者の
脱水状態に伴う症状の緩和に効果があることは
脳脊髄液減少症患者のオーエスワン愛用者ならご存知だと思いますが

一般の大人や、
幼児、高齢者の発熱時や下痢などの脱水状態にも効果があることが
次第に一般にも知られつつあるようです。

さらに、これからくる夏の猛暑時の脱水時や、
気温の高い現場で屋内作業する方、

炎天下での屋外作業する方、
炎天下での激しい発汗を伴うスポーツをする方の

熱射病や熱中症予防にも効果があるのではないかと
私は考えておりますが、

私は専門家ではないので、
詳しくはこちらにご各自ご相談ください。

私の経験では、
一般的な甘い口当たりのいい、
普通のスポーツ飲料は、100ml当たりのカロリーが19キロカロリー前後で、療養生活で毎日飲み続ければ、
確実に太ります。



しかし、オーエスワンは100mlあたりのカロリーが10キロカロリーと
普通のスポーツ飲料の約半分であり、ナトリウムも多く含まれ、
普通の水分やスポーツドリンクより、はるかに体に吸収されやすく、

脳脊髄液減少症の症状緩和に効果も実際に感じており、

点滴に通う労力もなく、針を刺される痛みもなく、
幼児でなくても、大人でも、自宅で手軽に補水できる点は、

脱水を伴う疾患の患者の療養生活での補水液としては、
最適だと私は思っています。

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アルコール依存症のブラックアウト

2009年04月25日 | つぶやき
SMAPメンバーの草なぎ剛さんが、お酒に酔って、裸になり、
公然わいせつ容疑で警視庁に逮捕された事件

「なぜ、裸になったのか覚えていない。」とのご本人の話から、

私は、アルコール依存症のブラックアウトではないか?と思っています。


4月24日付け読売新聞に識者の意見として、
国立病院機構久里浜病院アルコール症センター、樋口進副院長の話として、

「(アルコールの)ある濃度を越えると、自分の行動を制御できなくなる体質と見られ、同じ行動を繰り返す恐れもある。
社会的な影響力の大きい人なのだから、今後は酒を完全に断ったほうがいい。」と
のお話が載っていましたが、

私もその通りだと思います。

草なぎさんの、お体のためにも、脳の健康のためにも、
お酒は完全に断って、ほしいと思っています。

でも、本人の記者会見を見たら、
「今は飲むつもりはないけれども、
いつか楽しいお酒を飲みたい」というようなことをお話していたので、

ご本人に、アルコールでのブラックアウトの可能性の
自覚がないように感じられましので、

早急にご本人がアルコールの専門医を受診され、
今後をご相談されたらと思いました。


アルコール依存症という病も、
一見病名は世間に知れわたっているようで、

実は、病の本質と、正しい知識は

脳脊髄液減少症同様に、

一般社会にも医師の間でもまだまだ知られていない病だと思います。

医師であっても、アルコール依存症の専門医でなければ、

あきらかなアルコール依存症でさえも見逃し、

断酒が必要な患者に
「晩酌はほどほどに」などと
間違ったアドバイスをしたりします。

正しい診断も、治療や、

断酒や断酒を維持するための、グループミーティングに
患者を導くことがなかなかできません。

本人も、まさか自分が「アルコール依存症」だとは思わないし、

周囲や家族も、
それをなかなか認めないという

「否認の病」がアルコール依存症なのです。



すでに「ブラックアウト」が起こっている人は、

すでに「機会飲酒」の段階を過ぎており、

今後「大人として仲間と楽しいお酒が飲める。」ようなことは
難しい、と私は思います。

一時断酒していても、これくらい大丈夫、少しぐらいとまた飲めば(これをスリップという)

たちまち元の飲み方に戻ってしまいます禁煙している人が、1本ぐらいとタバコをすえば、たちまち、禁煙に失敗してしまうのと同じです。

依存症とはそういう病です。

謝罪会見の場で、今後の再飲酒をまた考えるようでは、
まだまだご自分のお酒の問題には気づいていないようです。

一度依存状態になってしまった脳は、
もはや、その依存物質を断つしかないのです。

つまり、脳が依存している物質が
アルコールなら、断酒しかないのです

その事に本人が気づくことができない・・・。

それを教えて導く人も全国的に少ない。

たとえ誰かがアルコール問題を抱えた人の、真の問題点に気づき、
本人に介入しようとしても、

「否認の病」ゆえに、
本人は依存物質を完全に断つことの重要性をなかなか認めない。

認めないから、なかなか真の治療、回復への道につながらない。

治療につながらないから、いつまでも問題は続き、症状は悪化し、
本人も周囲も巻き込まれながら、問題は深くなっていく。

それが、
アルコール依存症の置かれた、日本の現状だと思います。



どんな病も、

「医師が正しく診断治療できない。」

「本人も病の本質になかなか気づけない」

「周囲も家族も患者の抱えた問題の本質に気づけない。」ということは

病の核心に迫れず、
真の治療に結びつかず、

とても不幸なことだと思います。


アルコール依存症は
一見見た目で病人に見えず、

さまざまな身体的精神的疾患や症状や
社会的問題を引き起こし、
その影に、真の原因が隠されてしまい、

「ただの酒グセの悪い人、ただの大酒飲み、お酒を飲めば、誰にでも
多少の失敗はつきもの」などと酒に寛大な日本社会に
病の本質を見逃され、

医師も本人も周囲も問題点に気づきにくく、

真の治療になかなか結びつかないことで問題が長期化し、

深刻化し、重症化し、結果的に周囲も本人も苦しむところは、

「ただの不定愁訴、気のせい、誰にでも多少の不調はあるもの」などと
見逃され適切な治療に到れない、

脳脊髄液減少症に似ていると感じています。

どんな病であっても、
患者本人や社会の人々や医師が、病の正しい知識を持ち、

病の本質にまずは気づくことが、
回復への第1歩だと今夜、改めて思いました。


草なぎさんには、

「大人として、またお酒を飲めるようになる」ことを考える前に、

「大人として、自らの抱えた問題点の本質を見極め」、
専門医の診断をきちんと受け、
もし、アルコール依存症、
またはそうでなくても健全な社会生活のためには断酒が必要な体質、と診断されたなら、

しっかりと断酒に取組んで、

社会的、身体的、精神的に健康を取り戻し、それを維持して

これからも元気にご活躍していただきたいと思います。




アルコール依存症、スクリーニングテスト

ブラックアウトについて詳しくはこちら

アルコール依存症

アルコール依存症とは

アルコール依存症専門用語(ブラックアウトをクリック)


アルコール依存症の進行

この先生のホームページ
アルコール関連問題について詳しくまとめられています。


産経新聞記事1

産経新聞記事2、


NHKハートネットピープル 西原理恵子さん 

毎日JP 西原理恵子さん、アルコール依存症講演会   

アニメ 毎日かあさん  
西原理恵子さんの本 

関連ブログ    
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気になるニュース

2009年04月17日 | 情報
23年前の事故、後遺障害認定

東京地裁 脳に障害、記憶力低下

2009年 4月16日  読売新聞

以下記事内容

23年前の交通事故、記憶低下など後遺症認める…東京地裁

 23年前の交通事故が原因で脳に傷を負い、記憶力低下などの
後遺症が残ったとして、東京都内の女性と母親が、事故の相手方に
損害賠償を求めた訴訟の判決が16日、東京地裁であった。

 八木一洋裁判長は「事故による後遺症が認められる」と述べ、
事故の相手方に約2300万円の賠償を命じた。

 判決によると、女性は中学生だった1986年、自転車に乗って
栃木県内の交差点を通過中に、出合い頭に自動車と衝突し、
頭蓋骨骨折などの大けがを負った。その後、疲れやすく、
記憶力が低下するなどの症状が出たが、自動車損害賠償責任保険の
審査では、事故と症状の因果関係が認められなかった。

 訴訟で被告側は、「原告は事故後、有名大学に進学しており、
障害は回復している」と主張したが、判決は、「本人の努力で
大学合格を果たしたが、事故後の高校・大学時代は寝ていることが多く、
現在は整理整頓ができなくなっている」と指摘。

医師の診断などから、事故で脳機能障害を発症したと認定した。



4月17日 読売新聞掲載。

記事にしてくださった方のブログ


保険屋さんたちにとっては、ありえない「考えられない判決」のようですね。
患者の皆さんで教えてあげましょう。
脳脊髄液減少症とはどんな後遺症かを・・・。

当時医師にいくら症状を訴えても、信じてくれなかったこと、正しく診断されなかったことは患者のせいではないと思います。
コメント (1)
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