打越通信

日記ふういろいろ

電信柱

2015-10-06 18:16:01 | people
ラジオ体操のあとその場に残ってストレッチをすることにした。
脚のストレッチから腕、特に右手のストレッチを入念にする。
ある日ストレッチをしているとおじいさんから声をかけられた。
手帳に入れる名刺大のカレンダーをくれるという。
カレンダーの裏には西暦と昭和平成の対比表がついている。
おじいさんの生まれた年を聞くと昭和5年という。
今年は昭和で言うと90年になるわけで85歳になられるわけだ。
坪井(熊本市内より)から毎日色んなところを自転車で散歩されているという。
遠くは植木辺りまで脚を伸ばすといわれる。
自転車を見ると、なんと電動アシスト付きの自転車だ。
話は進み、14歳から三菱関係の会社で仕事をしていたそうだ。
年齢から考えると第二次世界大戦の終わりから終戦にかけての話になる。
社会に出て先ずはクルマの運転免許を取らされたという。
仕事は何かというと毎日毎日電信柱を建てて回ることだったそうだ。
熊本市内もまだ電気や電話の普及が遅れていたのだろう。
そういう仕事をただひたすらしてこられたのだろう。
社会のインフラに無くてはならない電信柱、今では地中化が進み日本国内の主要都市の市街地は電信柱を見ない。
NTTの人間から聞いた話だと電信柱にはNTT(通信)が立てる柱と電力会社が建てるものとがあるそうで1本1本に番号がついていると聞いた事がある。
いったい日本国内に何万本の電信柱があるのだろう。
気の遠くなるような話だ。



そういえば我が団地でも電信柱の建替えが行われている。
古い柱とすぐ横に新しい柱が立っている。
しばらくは両方経てて色んな装置の付け替えを行っているようだ。
電信柱を見てみると昭和62年の柱が交換対象のようだ。
台風や地震などによる耐用年数など決まっているのだろう。



交換が済んだ電柱はトラックで運ばれた行くのだが団地内をギリギリで切り返し運んでいる。



熊本電鉄の柱は未だに木の柱だ。
大丈夫だろうかと思うけど、これまたレトロな感じで良いではないか。