あじさい物語

七色の紫陽花のような日々の心模様
       

母の日記と兄

2014-10-04 23:17:29 | Weblog
昨日、全くの偶然だけど、年金関係のものを探すために、私の大事なバッグの中を見ていたら、父の自分史と母の日記があった。
その存在は知っていたので、宝物としてバッグに入れていたのだけど、ゆっくり読んだことがなかった。
で、昨日、割合(いつもより)ゆっくりと読んでみた。

父は、自分の生きてきた諸々のことを書いてあった。
中国へ行ったこと、中国語、英語と勉強したこと。中国の地名が出てくる。
そして、指宿に伝わる民話もあった。
そのことを、父が「寿大学」という文集に出したのは知っていた。
便箋にそれこそ、丁寧に、戦争のこと、商売のことを書いてあった。
きれいな文字だ。
すごいなと思う。

そして、母の手紙や、日記もあった。

涙なしには読めなかった。

「母ちゃん」と涙があふれる。
私の誕生日にしたためた母の手紙があり。

「9月9日、今日は27年前の感激の日です。お誕生日おめでとう。
当時のことを思い出しています。N子(私の名前)は、元気に此の世に生をうけました。今度はあなたが母親になる番ですね。如何ですか」

お産を控えている私への手紙の一部。
私の体を心配して、横浜に手伝いにいくことを書いてくれてある。
くしくもその1年前に亡くなった父の一年忌をおえてから、妹の川内に寄り、寝台車の「はやぶさ」で行くという文があとに続く。

ああ、私は愛されて育ったんだなあと思ったし、母にもっと優しくしたらよかったと後悔の念が押し寄せた。

それから、いろいろな文章があったのだけど、教師をしていて、Sさんと結婚して千葉の兄を産んで、夫であるSさんに召集令状が来たことも記していた。

母は、そう、前の夫Sさんをルソン島で亡くしている。
その子どもが千葉のMお兄さんと、藤沢のTお兄さんだ。

母の日記にMお兄さんの幼いときの言葉があった。
「おとうさんは、帰ってこないね」「けしんどらんよ(死んではいないよ)」
などなど。
他にもいろんな事件があり、同じ母として、女性として、どんなに辛かったかと思うと、また涙があふれる。

「母ちゃん、母ちゃん」と声に出せば、またまた涙が…。

そして、今日、そのMお兄さんと会ったのだ。久しぶりです。
兄は、お父さんのことは覚えていないという。3、4歳だったのだろう。

兄といろんな話をした。
兄は、傾聴のボランティアをして、今、手話も習っているそうだ。
私も手話をしていたから、二人でいろいろやってみる。楽しい。
兄は、大手の建設会社に勤め、今は退職しているけど、何かしら教えにたまに行くと言っていた。

今日、兄と話ができたことが嬉しい。
何でも積極的で、前向きな姿勢に母を見る。

さっき、兄のことを母に報告した。
Mお兄さんは元気だよと。

よかったね、母ちゃん。
立派に育っているよ。
妹の私がいうのも変だけどね。
だって、孫もT大学の医学部の准教授で頑張っているものね。
母ちゃんの理系の血を引いているんだよね。

今日の指宿会で兄に会えて、話をするために、私に日記を読ませてくれたのかあと思う。
教師としての気持ちもきれいな字で書いてあった。

やっぱり、私は、母を尊敬します。
頑張るね、母ちゃん!!

母のように、気高く、教養深い女性に私もなりたい。
寛容で、優しく、強く、自分を持っていた母です。

今日は、とても楽しかったよ。
母ちゃん、ありがとう。
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楽しかったぁ~ふるさと指宿の集い~

2014-10-04 20:53:19 | Weblog
朝早く家を出て渋谷に行く。
今日は「第40回ふるさと指宿の集い」
東横線と副都心線が繋がって、地下深いところから地上に出れは、渋谷プライムの前。
5階へ行く。エレベーターも心なしか速い。
今日の会場だ。
今年はカジュアルなところ。
以前も一度利用したことがあったけど、改装されて、白一色できれい。

まずは「ふるさと」の歌の指揮のリハーサル。
CDをかけてもらって指揮棒をふる。
音楽にあわせて大きく指揮する。
オーケーでよし。
それから、受付の責任者という役を仰せつかって、お手伝いしてくださる皆様にお願いする。
「来賓」「ア行」から「「ワ行」まで役割分担。
お金の計算は、なかなかたいへんだ。
受付も波があり、ドドドォーといらっしゃったり、少なかったり。
私は全体を見ながら、いろんな質問をされるので答えたり、皆様の状況を見て、様子はどうかなと見て回ったりだ。
でも、皆様は手馴れた方ばかりで、よくこなしてくださいました。

11時55分にステージに立つ。
まずは挨拶。
こうして会えることの嬉しさ、大切な方々を想い、ふるさとを思って歌いましょうと…などを短く話して「ふるさと」の歌合唱。
M内さんはローマまで行って歌う男声合唱団の方。いい声で歌ってくださる。
今回は、指揮と歌が合う(今まではどうだったんだい?とつっこみが)
大きくにこやかに、左右を見ながら指揮ができました…と思う。

まずは、総会。私はすぐ受付へ。
テレビ画面を見ながらも受付業務。

で、総会も無事に終わり、歓談の始まり。

今回、千葉の兄とたくさん話した。
よかった。
そのことについては、あらためて書きます。
兄が「私の妹です」と紹介してくれ、兄の友達が「挨拶が上手ねえ」とおっしゃってくださり、また嬉しい。

私たちの学年ではK大にお勤めのT中くんが、抽選で「指宿市長賞」があたり、大喜びしていたら、またまた、「白水館」のホテル券もあたり、「すご~い」とみんなで大喜び。

U薗くんは久しぶり。I村くん、N田さんと楽しい。

父母を知っているS田さん、室蘭のM江さんのお姉様とも話し、楽しい。
市長とは千歳の大ウナギの話もしました。
妹の友達とも写真をとり「Hちゃんも来ればいいのにねえ」とみんなが言われる。
薩摩川内からはちょっとムリかな。
あとで写真を送れば「みんなお元気そう」と妹のHちゃんから返事があり。

アルトサックス奏者の中園亜美さんの演奏もとてもいい。
雰囲気を少し。



おはら踊りもあり、ふるさとはいいなあと思うことばかり。

あっというまに3時になる。
お開きになり、さて、それからお金の総まとめ。
控え室で幹事長のKさんとよく手伝ってくださるIKさんと計算して確認して、支払いました。
こんな大金、もったことないなあという額でしたが、終わって安心しました。

そのあと、待っていてくれたN田さん、O山さん、Wさんとカフェ。
Wさんは、初めてお会いしたのだけど、私の年齢8歳位くらい若いわねえと嬉しいお言葉。
南指宿中学校の還暦同窓会の写真を見れば懐かしい面々。
たっぷりおしゃべりしてとっても楽しかった。

帰宅は19時過ぎ。

心が軽やかで、何のストレスもない。

本当にこれが健康な精神状態だなと納得。
普段、いかにストレスに苛まれているのかというのがわかる。


指宿会、ばんざいです。

今日、いらっしゃった皆様が、お元気で楽しく過ごされますように。

また、お会いできますように





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