駒師「日向」のブログ 本店

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将棋駒作家のつぶやき

角落ち上手戦記 下手矢倉定跡~その5~

2019年08月15日 | 対局日誌
●第9図までの指し手
△5六金
▲3九角
△5四歩
▲7七銀
△5五歩
▲7九桂
△6六歩
▲5九桂
△9五歩
▲5七歩
△6七歩成
▲同桂右
△9六歩
▲9八歩
△6七金
▲同 桂
△5四金右

筋は悪いが△5六金で下手の角の動きを抑える。下手からは▲2四歩△同歩▲1六桂が早いが、果たして下手は気付いているだろうか。
余計な事を考えていたら指し手を誤った。下手のなりふり構わないベタ受けに遭い、折角入手した金将を奪い返されてしまった。
今まで積み上げたものが一瞬の油断で水泡に帰す、これが将棋の怖いところ。水を飲んで気を静めた。

●第10図までの指し手
▲8六歩
△6四歩
▲7四金
△8一飛
▲6四歩
△同 銀
▲同 金
△同 金
▲6五歩
△5四金寄
▲5六歩
△8四桂
▲6六金
△7六歩
▲同 銀
△同 桂
▲同 金
△5六歩
▲4六桂

下手は受けに自信がある様で、上手の攻めを余しにきている。原因は私の攻めが上手くないためだ。
そう思うと上手のボチボチ攻めを必要以上に付合い、局面をリードできるチャンスを下手は逃していると私は思う。
下手はこのタイミングと見て▲4六桂、分かりやすい攻め筋に入った様に見えるが、、、
コメント
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