ネットで見つけた画像です。
偶然にもまた無銘の初代光匠書ですね。
思いの他、失敗した作品の情報がありますので、
その原因と改善方法を私なりに分析してみます。
駒づくりをされている方のお役に立てれば幸いです。
本当は自分の作品で紹介できればいいのですが、
失敗した画像を保存しておらず申し訳ありません。
また、シリーズ化できそうなのでタイトルは
「失敗に学ぶ」に改めました。
さて、画像の駒、そもそもきちんと彫れていないので、
アマチュアの方の作品だと思います。
その課題解決は前回記事(⇒失敗に学ぶ~その2~)を参照頂くとして、
ここでは錆漆(さびうるし)の問題についてのみ
コメントすることと致しましょう。
彫埋め駒は、彫刻刀で彫った部分を、
砥の粉と漆などを混ぜてペースト状にした錆漆で埋め、
それを平滑になるまで研磨して作ります。
研磨をしたときに、錆漆が平滑に仕上がらず、
ポロポロいいますか、
バラバラと剥がれ落ちてしまったのが画像の駒です。
考えられる原因は以下のとおりです。
複数該当している可能性もあります。
1.砥の粉が多すぎる(これは確定、そもそも錆漆が白っぽい)
2.錆漆の練り込みが足りない
3.錆漆内の気泡が抜けていない
4.錆漆の配合バランスが悪い(水か漆、あるいは両方とも不足)
5.錆漆の乾燥不足
失敗の数だけ間違いなく成功に近づいています。
無銘のあなたにエールを贈ります。
偶然にもまた無銘の初代光匠書ですね。
思いの他、失敗した作品の情報がありますので、
その原因と改善方法を私なりに分析してみます。
駒づくりをされている方のお役に立てれば幸いです。
本当は自分の作品で紹介できればいいのですが、
失敗した画像を保存しておらず申し訳ありません。
また、シリーズ化できそうなのでタイトルは
「失敗に学ぶ」に改めました。
さて、画像の駒、そもそもきちんと彫れていないので、
アマチュアの方の作品だと思います。
その課題解決は前回記事(⇒失敗に学ぶ~その2~)を参照頂くとして、
ここでは錆漆(さびうるし)の問題についてのみ
コメントすることと致しましょう。
彫埋め駒は、彫刻刀で彫った部分を、
砥の粉と漆などを混ぜてペースト状にした錆漆で埋め、
それを平滑になるまで研磨して作ります。
研磨をしたときに、錆漆が平滑に仕上がらず、
ポロポロいいますか、
バラバラと剥がれ落ちてしまったのが画像の駒です。
考えられる原因は以下のとおりです。
複数該当している可能性もあります。
1.砥の粉が多すぎる(これは確定、そもそも錆漆が白っぽい)
2.錆漆の練り込みが足りない
3.錆漆内の気泡が抜けていない
4.錆漆の配合バランスが悪い(水か漆、あるいは両方とも不足)
5.錆漆の乾燥不足
失敗の数だけ間違いなく成功に近づいています。
無銘のあなたにエールを贈ります。