駒師「日向」のブログ 本店

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将棋駒作家のつぶやき

彫埋駒 源平仕上げ

2019年03月30日 | 将棋駒製作
ネットで見つけた画像です。

最近この手の話題が多いですね。

将棋ブームの影響なんでしょうか、

将棋駒を作る方も増えた様な気がします。

問合せも多いですし。。。

さて、冒頭の画像に目を戻して頂きましょう。

巻菱湖書の彫埋駒、源平仕上げですね。

作者銘がありませんので、

おそらくアマチュアの方の作品だと思います。

いいですねぇ~こういう試み、

私は好きです。

かなり苦戦した痕跡が

あちこちにありますね。

一般的に彫り埋め駒に使用するのサビ漆ですが、

駒木地に触れる漆の量が多いので、

かなり丁寧に目止めをして、

必要ないところには、

出来る限り漆を触れさせないのが

制作のポイントかと思います。

そこに注意していれば、

苦労は少なかったかもしれません。



裏側は、、、、

どうなんでしょう、

サビ漆ではなく、

朱漆の重ね塗りに見えますね。

そうだとしたら、

なかなか大変な作業です。



買い手が現れるといいですね。


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