久々の新橋演舞場。一階だったが後ろ真ん中辺。
しかし前は男性で…(座高の高い人だったらもっと見えてなかったかも
)
(公演中ネタバレ注意と言っても公演半分近くきたし…)
話の内容は<シンデレラ>と<白雪姫>を足して2で割ったような…内容。
筋書きがわかりやすかった分面白かった。
たくさんの有名人が出ていた
狸御殿の若様(尾上松也)、その母きららの方(渡辺えり)、
狸のきぬた(瀧本美織)、きぬたの継母(あめくみちこ)、
継姉(土屋佑壱)、もう一人の継姉(大地洋輔…ダイノジ)
その他、小倉久寛、翠千賀、城南海とかなり幅広かった。
重要な役に赤井英和、柳家花緑と多彩で多彩で…
演出、脚本が宮本亜門なので非常に面白かった。
狸が人間に化けて生活している設定もかなりよかった。
(昔からこの題材で公演があったのだ。パンフレット参照)
シンデレラの内容でくつ合わせは草履であわせで…(時代劇なので)
この草履で国中の娘や年配者も御殿にやって来て…
私も履ける、私も履けるで…捜しようがないということになった。
隣国の姫十六夜姫に翠千賀さん。オペラ歌手なので高音で勝負。
さすがに凄い迫力で歌っていた。周りの人達もその声にクラクラ。
もうやめて~と叫ぶほど。
白木蓮(森の神)に城南海…?
えっ?声でわかった。この人「カラオケバトル」で優勝した人だ
ということは翠千賀さんも一緒に出てた人?
二人の歌のバトルは圧巻だった
最後の軍配は白木蓮に上がった。
何せ白雪姫の魔女的存在だったから…
宙づりの出来る新橋演舞場。
今回赤井英和一味
4人が蠅になって飛んでた。
美織さんも老婆に変身させられた時宙づり状態でかなり上の方にいた。
けっこうあの位置から観客を見るのは恐いかも。
松也さんの歌は上手いけどカラオケ、中の上くらい?
瀧本美織さんの方ももう少しかな~(下手じゃないけど…)
面白かった部分はやはり幕間かな~。
大地と土屋とあめくみちこの掛け合いに始まり、花緑さんがこの三人にツッコミ
を入れて、自虐ネタも取り入れたりで…ほとんどアドリブ…
ここが面白くて…面白くて…
何せ男性が女性狸を演じているから余計に面白い。
歌って踊って大変そうだった。
扇や蛇の目傘を使っての舞は危なそうだった。
(間違えそうで…
でもしっかり踊れていたので一安心)
最後は全員で和太鼓。
松也さんは単独で大太鼓を叩いていた。さすがでした
城南海さん独唱「さくらさくら」はもう感動の一言でした。
聞いただけで泣けてきた。演奏なしであれだけ歌える彼女はプロです
亜門さんに抜擢された理由もこれで納得。
白木蓮は彼女にぴったりの役でしたから…
翠千賀さんもオペラの曲を歌って観衆を酔わせていたし、二人の起用は
亜門さんのおかげ。この二人を起用したことが今回に当たりだと感じた。
主役の二人のおかげじゃないのが味噌かな~
松也さんは松本幸四郎さんみたいになるのだろうか?
期待大である。
パンフレットに歴代の「狸御殿」の説明が載っていた。
映画や舞台でいろいろやっていたんだね。
ひばりさんのは昔、昔見たことあるかも