昨日は,丸一日かけて,愛知県まで現場見学。貸切バスで29名で向かいました。天気も非常に良く,充実した見学会となりました。
YNUのOBが3名,我々を出迎えてくださいました。一人は現場代理人,二人は現場副所長で,新東名高速の多くの現場でYNUのOBが大活躍です。素晴らしいことです。
留学生も5名ほど参加し,インターナショナルな雰囲気で,みなワイワイガヤガヤと楽しかったです。
留学生には日本の美しい現場を見てほしい。いろいろと感じたことでしょう。また,波形鋼板ウェブのPC橋では,下の写真の一番高い橋の上までエレベータで登って,張出し施工のワーゲンの先端までもちろん行きました。そこでは,これからコンクリートが打込まれる直前の型枠や配筋の様子がよくわかりました。
剥落防止用のアラミドメッシュや,高欄の鉄筋のさび止め,さらにはエポキシ樹脂塗装鉄筋,横締めのプレグラウトPC鋼材,主ケーブル,波形鋼板ウェブと床版の接合部,などなど,ディテールが非常に面白い。イメージとして視覚に焼付きます。見学の時間は短いので,そこまでのディテールの説明はありませんでしたが,私の周囲にいた学生や留学生たちには説明してやりました。
現場の迫力,スケールを感じることもよいですが,ディテールを視覚的に焼き付けておくこともとても有意義だと思います。
見学会は,留学生が喜びます。なかなか段取りが複雑になるので,日本人だけでやってしまうこともあるのですが,今後もなるべく留学生たちにも声をかけようと思います。下の写真では,私の指導するベトナムのNamさん,タンザニアのMosesさんも一緒です。PC橋の桁の中です。写真を撮ってくれたのは,構造研究室の修士のベトナムのHungさんです。
日本人の学生たちにとっても,インターナショナルな雰囲気はよい経験になると思います。バスの中などでも英語での説明も飛び交いますので。