細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

論文を書くこと

2013-01-06 19:59:59 | 研究のこと

大晦日辺りから,仕事としてはほとんど論文執筆・添削ばかりしていました。他にも多くの仕事があったのですが,どうせ1/7の本格仕事始めになったとたんに追い込まれて片づけていくに違いないので,せっかくの休暇だったのでJCI年次論文集の論文執筆や添削に当てました。

近年は,JCI年次論文集に筆頭著者で書くこともあまり無くなってきてますが,今年は12/26-27に実施した山口県構造物の目視評価の論文を私が筆頭で書いています。データの分析も私自身が行って,久しぶりの手作り感たっぷりの論文です。連名者も坂田さん,二宮さん,田村先生で,さっそく原稿に対していろいろとアドバイス,添削をいただいて,これもとても幸せなことです。もちろんですが,論文を書く過程で,連名の方々といろいろと議論してきたこと(私の記憶に残っている)も文章として形になってきますし,大人数で行った調査から分かる真実があぶり出されてきました。久しぶりに夢中になってデータ整理をしたように思います。

また,今年は私の名前が入る論文も多くなりそうで,ベトナムからの留学生のNamさんの論文が最も進捗しています。すでに何度かキャッチボールを重ねましたが,彼も,慣れない英語ではありますが,論文として形にまとめていく過程で,不十分だった考察がクリアになってきたり,理解が十分で無かった部分も深まってきていることが手に取るように分かります。

研究ですから作業を進めることも,議論することももちろん大切ですが,やはり論文にまとめること,そしてブラッシュアップされたデータや論旨を活用して良いプレゼンテーションを行うこと,が重要ですね。当たり前ですが,やはりこれが研究の醍醐味だなと再認識しました。

明日からはフルスケジュールで,空き時間や深夜・未明に学生たちの投稿論文添削に対応する一週間となりそうです。金曜日は鞆の浦で一日を過ごします。赤間君の頑張りで,鞆小学校で防災授業を全校生徒の前で行うことになりました。私はお手伝い役ですが,今後につながる大事な授業になるでしょうから,私のやるべきことを全力でやろうと思います。

さっそく明日7日の午後には,熱血ドボ研の2013年初会合+新年会。ヒートアップ間違い無しでしょうが,気持ちだけでも抑えようかと。無理でしょうな。