こ の し ろ NO.120
「このしろ」という名前の魚がいます。 魚へんに祭りと書きます。
「鰶」です。 出世魚で幼時はコハダといって酢のものにして鮨ネタになりますが、関東ではこの魚を食べません。
なぜならばコノシロは「この城」(江戸城・・・皇居)に通じ、この「しろ」を喰うとは無礼千万という他愛のない理由です。
京都・大阪での美食「鱧」も東京では食う習慣がない。
ハモは「食む」(ハム・・・噛みつく)という意味で、事実鱧は性格は獰猛で共食いするから、下賤ということになり京都・大阪では美食と言われても、東京人はガンとして食べない。
生きたままの状態で保つのは難しいから、生け鱧料理は目が飛び出すほどの金子(お金)を取られる。
ウナギ料理にもこだわりがあります。 大阪では腹側から包丁を入れるが、東京ではそれでは「腹切り」に通じ不吉だという。
(私に言わせれば背中から切るなんて卑怯ということになりますが・・・)
新幹線で行けばたった2時間ほどで行ける地域ですらそういう違いがあるのです。
人間お互いに理解し合うことはほとんど難しいんではないかと思います。
「このしろ」という名前の魚がいます。 魚へんに祭りと書きます。
「鰶」です。 出世魚で幼時はコハダといって酢のものにして鮨ネタになりますが、関東ではこの魚を食べません。
なぜならばコノシロは「この城」(江戸城・・・皇居)に通じ、この「しろ」を喰うとは無礼千万という他愛のない理由です。
京都・大阪での美食「鱧」も東京では食う習慣がない。
ハモは「食む」(ハム・・・噛みつく)という意味で、事実鱧は性格は獰猛で共食いするから、下賤ということになり京都・大阪では美食と言われても、東京人はガンとして食べない。
生きたままの状態で保つのは難しいから、生け鱧料理は目が飛び出すほどの金子(お金)を取られる。
ウナギ料理にもこだわりがあります。 大阪では腹側から包丁を入れるが、東京ではそれでは「腹切り」に通じ不吉だという。
(私に言わせれば背中から切るなんて卑怯ということになりますが・・・)
新幹線で行けばたった2時間ほどで行ける地域ですらそういう違いがあるのです。
人間お互いに理解し合うことはほとんど難しいんではないかと思います。