R,06,01,12 食 用 蛙 NO,4070
食用蛙というのがいた。 蛙にとっては迷惑な命名だ。 食用豚とか食用鯉などとは
言わないのに、何んで食用蛙なんやと言いたいかもしれない。
小学生の頃の自宅の裏に湿地帯があって、ヲオロロン・ヲロロンと鳴き声がかしましかった。
朝鮮人のおじさんが物干し竿のように大きな竿に三角の大きな針に赤い布(疑似餌)
を付けて、腰に下げた袋がいっぱいになるまで釣っていった。 でもその頃には食用蛙は
食べかなった。
社会人なって、もの好きな友人に誘われて食ったが、ちっともうまいとは思わなかった。