R,06,05,11 笑 い NO,4154
人様に笑ってもらうのは本当に難しい。 古典落語は200噺くらいあるが、
落語で生計をたてている人は800人ほどいる。
だから、同じ話を何回も聞くが、それでも面白い。 なぜかというと、それは「話芸」だからです。
漫才や綾の小路君麿の漫談ではそうはゆかない。 同じネタのものを何回も聞きたくない。
面白くない。 横山たかし・ひろしなど、客に向かって「わらえよ!」なんて無礼なことを言うし、
さかいくにお・とーるだって「ここで笑ってもらわないと、笑ってもらうところがない」と笑いを催促する。
立川談志は、話の途中で早く笑う客に向かって、まだ「笑うな!」と言った。
笑ってもらうことは難しい。