R 04.04.13 S君の場合 NO.3452
かれこれ40年も前の話です。 当時「認知症」なんて言葉を知らなかっ
た。 親友の一人だったS君は会社勤めをしていて、経理の仕事をしていま
したが、間違いばかりするからと、倉庫管理にまわされた。 でもそこでも
間違いばかりする。
会社からは退職をほのめかされましたが、家族はそうは思わなかった。
ところで、親族の結婚式があってS君が親族代表で挨拶することになった時の
こと。 立ち上がたものの顔面蒼白となり、冷や汗が噴出し一言も言えな
いまま、その場にへたり込んでしまった。
これはおかしい、と奥さんが日赤病院に連れてつき精密検査をしたところ、
治療方法がない(回復しない)若年性アルツハイマー病と診断された。
進行は早く、1ケ月もしない内に寝たきりになり、以後10年間寝たきりの
ままで他界しました。
いつ・誰が罹るとも解らない、原因不明のアルツハイマー病。 今では早期
に発見すれれば進行を遅らせる薬剤が開発されています。
早期発見・早期対策に越したことはありません。
くれぐれも。
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