R,06,12,25 敵 討 ち NO,43367
東野圭吾の「さまよう刃」は、愚連隊に凌辱され嬲り殺された娘の仇を討つために、
すべてをなげうって復讐に向かう男(父親)の物語である。
読み進むにつれて、どうか父親は警察に捕まらないでくれ、そして本懐を遂げて欲
しいう気になってくる。 父親のやるせない心境・少年法の矛盾等々余すところなく
描かれている。
年末になるといつも「忠臣蔵」が放映されて、庶民の権威・権力に対する「リベンジ感情」
をかき立て居るが、この娘へのリベンジと・忠臣蔵にリベンジはちょはちょと違う。
暴論だが、この種の敵討ちなら法的に認めてもいいんじゃないかな?・・・と思う。
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