R 04.05.29 礼 NO.3598
日本古来の武道は礼に始まり礼におわる。 どんなに憎いい相手だっ
て・どんなに激しい戦いをしたってもです。 どんなに強い選手だってい
つかは負ける日が来る。 だから敗者の心中を慮って戦いに勝ってもガッ
ツポーなどしないものです。
そういうことは相手に対して失礼だし、観客に対しても非礼でもある。
でも最近はそうでもなくなってきた感じがする。
勝者は恥じらいもなくガッツポーズを取り、飛び上がって大げさに喜びを表
している。
かつて白鵬が優勝した時に、観客に337拍子と万歳を求めたことなど記憶
に新しい。 武道の端くれを嗜んだ者としはいささか不満であった。
人生だって、商売だってそう。 調子に乗って喜んで居ると、きっといつか
は泣き面になる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます