日本記念特殊切手、外国切手...と何でもかんでも集めている私に一つの変革期が訪れました。正月に地元・奈良のデパートで切手の即売会が開催されていました。従兄弟と二人で顔を出し、私は日本風景社が出していた"1973年日本初日カバーカタログ"を購入したのでした。当時の毎月の小遣いが500円で、このカタログは400円もしましたから、いくらお年玉を貰っているとはいえ、この値段はかなり高価でしたが、何を思ったのか購入したのです。家に帰ってからは一つのカバーに多くの消印が押されているのに非常に興味を抱きました。そして、カタログ内に記述してあった『肉筆』と云う言葉の意味が分からず、一緒に行った同い年の従兄弟に意味を教えてもらい、ますます初日カバーに興味を持つようになったのでした。有名私立中学校受験前の小学校6年生の正月でした。
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