さてさて、西表島最終日です。
今日の15時の便で石垣島に渡り、友だちに会って、明日朝9:00の便で帰ります。
今回の西表滞在でまだ海亀を見てません。
見たい。
中野海岸に行きました。
この日は日が射してました。
うつくしい。
クラゲが漂ってました。
クラゲを撮影するのは初めてのような気がします。
なんという名前のクラゲなんでしょうね?
ヒダの縞々模様が動いてました。
こいつの脇をハブクラゲの小さな個体が漂っていたのですが、半透明な被写体をXZ-1が得意とするはずもなく、撮影できませんでした。
またしてもイラブーの吸気。
イラブーは高級食材です。
一度食べてみたい気もします。
捕まえるのは簡単なんですが、調理の仕方も分からんしなぁ。
すばらしい珊瑚です。
昨日のツアーで案内されたポイントに到着しました。
しかし・・・やはりというか・・・海亀一匹いませんでした。
三度フラれました。
今回は諦めろということなのでしょう。
で、くやしいなぁと思いながら流れに身を任せたところ…深みに流されました。
そしたら、こんな光景が現れました。
水深は20mくらいでしょうか。
もう水底はみえません。
海の中に日の光が射し込む様子が見えます。
適度に水の透明度が悪いことが、転じてこのように光の筋を映えさせているのでしょう。
海亀には会えませんでしたが、海がくれたプレゼントでした。
中野海岸。
また訪れることもあるでしょう。
さて、最後のターゲットは船浦の干潟のミナミコメツキガニです。
干潟一面を覆うミナミコメツキガニを撮影したい!
というわけで、やって参りました、船浦。
船浦の干潟にはたくさんのヤエヤマヒルギが茂ってます。
汽水域に生えるヒルギは余分な塩分を葉に運んで濃縮し、その葉を落とすことで体内の余分な塩分を排出しているそうです。
ヒナイサーラの滝が見えます。
やはりヒナイサーラの滝を日が当たっている状態でみたいなら13時までに滝にたどり着いていないといけない。
それ以降は崖の影になってしまい、日が当たりません。
EOS kiss X3 + EF-S 55-250mm ISで撮影。
焦点距離250mm。
滝上に人が写ってます。
今思えば、三脚もあることだし、PENTAX Q + EF-S 55-250mm ISで撮影してみればよかった。
焦点距離1300mmだったら、下手したら人の顔まで見えたかも?
ミナミコメツキガニ。
干潟の泥の中の有機物をひたすら食べます。
群れるのが好きみたいです。
ジッとしていると、一面ミナミコメツキガニになります。
全部僕に背を向けているのは、まだ僕が警戒されているからです。
警戒心を解いて、こちらを向いてくれるまでひたすらジッと待ち続けます。
ひたすら泥を食べ続けるミナミコメツキガニたち。
立ち尽くすこと1時間、やっとこちらを向いてくれる個体が目立ち始めました。
こんな感じで、一面ミナミコメツキガニです。
このようなマングローブのある干潟の食物連鎖は、デトリタス食物連鎖と呼ばれるみたいです。
デトリタスとは、落ち葉や動物の死骸などがバクテリアによって分解されて粒状化した有機物のことだそうです。
このデトリタスを主にコメツキガニやシオマネキなどのカニ類が食べることから始まる食物連鎖だそうです。
もぐもぐ。
もぐもぐ。
もぐもぐ。
ミナミコメツキガニは隠れるのがものすごく早いです。
わずか10秒ほどで姿が完全に見えなくなります。
上のカニの写真はすべてEOS kiss X3で撮影しました。
本当はもっとアップで撮るつもりでPENTAX Qを準備していたのですが、コメツキガニはせわしなく動き回ってジッとしていることがないので、やはりマニュアルフォーカスは厳しかったです。
数枚とりましたが、いい絵は撮れませんでした。
下の写真がそれです。
もし、PENTAX Q + EF-S 55-250mm ISで撮るなら、じっくり撮るために三脚だけでなく、椅子も準備すべきでしょう。
今回は、撮影直前に三脚の足の一本のネジが行方不明となり、さらに、撮影中に三脚のゴム足を1個無くしました。
(泥の中に三脚の足を突っ込むので、引き抜くときにゴム足が外れて無くなりました。)
PENTAX Qでの撮影はさんざんの結果に終わりました。
次回、PENTAX Qで臨むときは、三脚の足にビニール袋を巻いて、椅子を持って臨みたいです。
思ったようなコメツキガニの写真を撮れずに終わってしまいました。
準備不足とシュミレーション不足でした。
それにしても日差しがきつかった。
初日と最終日しか日差しがなかったことが何とも残念ですが、日差しがあったらあったで大変なことなんです。
本土とは日差しの質が全く違います。
強烈なんです。
日傘なしじゃやってられない。
日差しがあった場合、最悪なのがテントの中です。
それは重々知っていたので、今回おこなった新たな試みがありました。
それは、テントに人工的に日陰を設けることです。
太陽光の80%を反射するという防水断熱シートを購入して、太陽光からテントを守ろうという試みでした。
ところがそのシートが思ったより小さくて、太陽を全方向からシャットアウトするというわけには行きませんでした。
で、時刻に応じて太陽光が当たる方向にシートを張り直す手間がありました。
張り直す手間が面倒でしたが、効果は実感しました。
これは使えます。
ただ、いかんせんシートが小さい。
シートを二枚にするか、もっと大きなシートを手に入れるべきでしょう。
あと、うまい具合にシートを張るための樹がないので、次回はタープポールを使用しようかと思ってます。
荷物が増える一方ですが、それでも安眠の質と時間を増やすためならがんばれます。
あまりにも早い6日間でした。
やっとエンジンが温まってきたところで、終了のベルが鳴ってしまいました。
やはり、ホームではない、アウェーでの行動は何かと効率が悪かったです。
どこに行けば何が見れるという見当があまりないので、仕方がないのですが。
次回こそはイリオモテヤマネコの足跡探しをしてみたいと思ってます。
しかし、次回って・・・来年のこと?
それとも再来年?
社会人はつらいよ。