夏休み。
ここ3年以上、沖縄に行っていないので、沖縄を考えていました。
しかし、子どもが小学生になり、ピークシーズンにしか旅行に行けなくなりました。
で、調べてみると、家族3人の往復の航空券だけで20万円越え。
宿泊施設の予約も大変。
これは。。。ダメだ。
諦めました。
航空機代だけで20万越えは許容しがたいです。
父親の定年退職祝いが那須であったので、そこから直接行ける尾瀬にしました。
子どもも大きくなったし、起伏の少ない尾瀬なら家族で行っても問題ないでしょう。
でも、尾瀬を歩くとなると、EQ6とGINJI-250FNを連れて天体撮影というわけには行きません。
久々に自然を満喫したい。
家族サービスもしたい。
なおかつ、天体撮影は欠かせない。
というわけで、ポータブル赤道儀デビューです。
スカイメモSを購入しました。
本体以外にも微動雲台、微動台座+アリガタプレート、カウンターウェイトなどなど。
三脚は手持ちの安物ですが、総重量7kgほどになるでしょうか。
尾瀬は湿原です。
レンズヒーターは必須と友人よりアドバイスされました。
というわけで、ひーたーのよこたより☆タイプ6MSPを入手。
ヒーターの電源をどうするか。
山小屋なので、スマホの充電もできないでしょう。
モバイルバッテリーをもっていかなければならない。
MBP-52800やスゴイバッテリーではかさばりすぎますし、これらを使ってしまうと、下山したあとすぐにEQ6で撮影できなくなります。
というわけで、MPB-32000を追加購入。
これで3日間、レンズヒーターを稼働させた上、自分と奥さんのスマホの充電をしても、まだお釣りが来るでしょう。
お金持ちになっちまったなぁ。
でも、沖縄に行くこと考えたら安いもんだよなぁ。
ストレスたまってるんだろうなぁ。
次々とモノが増えて行きます。
天体撮影をしたいので、アプローチは御池ロッジからとしました。
荷が重いのはイヤなので、頑張って絞りました。
山小屋を利用するので登山用品は主に着替えで、削る余地がありません。
問題は撮影機材です。
ポタ赤機材は削る余地なし。
カメラは、
一眼レフが、EOS 6D+SIGMA 24mm F1.8 EX DGと、EF 50mm F1.8 Ⅱ
コンデジは、マクロ専用にPENTAX Q7 + Kマウントアダプター+ TAMRON 90mm macro Model 272E
本当は汎用性に優れるコンデジ、OLYMPUS XZ-2 + Kenko close-up lens No.3 and No.10も持って行きたかったのですが、諦めました。
重量オーバーというのもありましたが、カメラへのアクセスが悪いということで、最終的に落ちました。
カメラって、カメラへのアクセスが決定的に大事だと思っています。
特に重量物をしょっている場合、カメラへのアクセスが悪いと、撮影の気力・集中力・モチベーションが下がります。
EOS 6Dは、PaaGo Worksのチェストバッグ、FOCUSに納めました。
PENTAX Q7 + Kマウントアダプター+ TAMRON 90mm macro Model 272Eは、ウェストバッグに。
重量があるため、ウェストバッグはズボンのサスペンダーで支える工夫をしました。
XZ-2はいつもPaaGo Worksのチェストバッグ、PASSFINDERに入れて持ち歩いています。
EOS 6Dを入れたFOCUSとかぶるんです。
XZ-2とEOS 6Dのどちらを選ぶかと言われると、迷う余地がありません。
というわけで、今回の撮影機材は、焦点距離24mm、50mm、(換算で)414mmの3つの単焦点のみという、極端な選択となりました。
それでも荷物の重量は計24kgになりました。
しょってみて、「これを背負って3日間歩くことができるだろうか?」という一抹の不安を覚えました。
あと削れるとしたら、熊対策のナタくらいです。
でも、夜中に一人で撮影に行く以上、まったくの丸腰というのは不安です。
ナタは削りませんでした。
沼山峠までバスで行き、ちょこっとだけ山歩きをして大江湿原に入りました。
歩いてみて、リュックが半端なく重い。
肩が虚血で悲鳴を上げます。
仕方がないので、休み休みの山歩きとなりました。
台風の影響で少し雨がパラつく感じの曇りでした。
晴天だったら大変だったと思います。
大江湿原到着。
最初に出迎えてくれたのがこいつ。
体調5cm強。
ヤンバルヤマナメクジより一回り小さいくらいの大きさです。
大江湿原
EOS 6D+EF 50mm F1.8 Ⅱ。
JPEGのリサイズのみの、ほぼ撮って出しです。
この組み合わせで風景をまだあまり撮ったことがないんですが、正直、残念な写りです。
曇天で、コントラストが得にくいというのがあるのですが、コンデジの写りと大して変わらない印象。
それとも、iMac 2010のモニタがイケてないのか?!
尾瀬沼の三本カラマツ。
13時頃、ヒュッテ到着。
でも、ヒュッテは15時に開くとのこと。
辺りをうろうろして過ごします。
花の時期ではありませんが、それでもチラホラいろんな花が咲いてます。
シシウド
ヤナギラン
オオヤマオダマキ
毎度毎度のトリカブト
オゼアザミ?それともただのアザミ?
ミヤマアキノキリンソウ
深山秋の麒麟草
マクロ撮影も試みましたが、風で揺れて全滅でした。
タヌキが出てきました。
が、まともな写真を撮らせてくれず。。。
三本カラマツから見た大江湿原。
三本カラマツ手前の小川。
夜、三本カラマツ手前の小川の端の上でポタ赤をセットアップしました。
で、レリーズを車においてきたことを思い出しました。。。
というわけで、せっかく24kgも背負って標高1500mにきたのに、露出時間が30秒までしかできないことになりました。
ウーム、やはりいきなり本番というのはリスクが伴いますね。
一度、ウチのアパート前でよいので練習できたらよかったのですが、その余裕すらなく。。。
でもめげている場合ではありません。
やれることをやろう。
ISO 12800, 露出時間10秒
おぉ、初 天の川!
アンドロメダ銀河も写っているではないか。
でも、やはりノッペリした画像になったなぁ。
ISOを下げて、120秒くらい露出したかった。。。
スカイメモとは名門ポタ赤を入手です。
デザインが代を重ねる度に洗練されて行き、垢抜けしてます。
それと装備も万全で、ヒータは必需品、バッテリーもイイナ(^0^v
24kgになったのは仕方ないとも思え、3日間の遠征では少ない位です。
(^0^)も30kg背負って富士登山でしたが、今では懐かしくもあり、良く行けたなぁ。。と思ふ。
とても真似できそうにありません (^_^;)
すごいなぁ。
機材、まだまだ足りません。
屈折が本命ですが、冷却CCDも欲しいし。
スライディングルーフ付きのマイホームも欲しいし、雪山を登る高性能な4WD車も欲しい。
でも、一番欲しいのは、遊びに行く時間ですね (ー。ー;)
これがないことには、何も始まりません。