待ちに待った夏休みです。
今年は、沖縄に行かずに尾瀬にしました。
尾瀬というと、沼田経由の南からのアプローチを思い浮かべますが、今回は北側、福島県檜枝岐村からアプローチしました。
天体撮影をするためです。
空が暗く、標高1500mにある御池ロッジの駐車場が広くて、天体撮影に向いている。
そもそも、8/23~8/28という日程は、新月を狙ったものです。
子どもがまだ小さいので、尾瀬ヶ原は歩けないだろうと踏みました。
昼間は適当に家族でハイキングして過ごし、夜は徹夜で天体撮影、という目論見です。
ところが、行く前の予報は全日程曇りと雨 (;_;)
またしても。。。
今年は新月になると晴れない。。。
今さら夏休みの日程を変更するわけにも行かず、決行しました。
現地に到着した8/23、夜の予報は曇り、そしてその予報どおりの空でした。
家族を乗せて6時間運転したので、疲れていたこともあり、あっさり寝てしまいました。
AM1時過ぎ、たまたまトイレに起きたついでに空を見上げたら、見事な天の川でした。
天の川は天の川でも、ほんのりうっすら見える天の川ではなく、迫力のある天の川でした。
撮影適地を物色しに、外に出ました。
御池ロッジの駐車場は狭く、低い位置にあり、また、御池ロッジ自体が邪魔でよろしくない。
広~い一般駐車場は、有料駐車場で、無人ゲートが設けられている。
駐車料金は一回千円らしい。
ただし、桧枝岐村村内に宿泊している人は、領収書を宿に持ってゆけば払い戻しが受けられるらしい。
有料駐車場を利用することをあらかじめ宿の人に言っておけば、専用のコインをくれるらしい。
駐車場は大型バス多数を含む、数100台が入れて、とても広い。
夜は少数の車中泊組みがいるだけで、スカスカに空いている。
天体撮影にはもってこいです。
ただ、駐車場入口の看板がものすごく明るい。。。
御池ロッジなどの建物から漏れる光を除くと、周辺唯一の光源なのですが、非常に明るい。
せっかくこんな奥地に来たのに、人工光カットフィルターが必要になるくらい明るい。
誰もいない深夜だけ、一時的に駐車場に向いた面だけでも、ダンボールかなにかでカバーしたいものだ。。。
見回っているうちに、AM2時を回ってしまいました。
今からセットアップしても、天文薄明まであと一時間ちょっとしかない。
セットアップに2時間弱かかる現状ではあきらめざるを得ません。
それにしても、この見事な天の川だけでも撮れないだろうか。
EQ6proにカメラを乗せて、ポタ赤(ポータブル赤道儀)のように使えないだろうか?
カメラだけだと軽すぎてダメかもしれない。。。
見事な天の川を堪能してから、再び床に就きました。
しっかり寝たので、翌日は気持ちよく家族とハイキングに。
御池ロッジからは主に3つのハイキングコースがあります。
(1) バスに乗って沼山峠にゆき、尾瀬沼にいくコース。
(2) 燧ヶ岳山麓に飛石状にある田代と呼ばれる小さな湿原を繋いで三条の滝経由で尾瀬ヶ原に抜けるコース(燧裏林道)
(3) 燧ヶ岳登山道
とりあえず、一番楽そうな(2)のコースを選びました。
ダケカンバやブナの森を歩きます。
青空がのぞいてます(^^)
アキアカネがたくさん飛んでます。
トリカブトがキレイに咲いてました。
すぐに最初の湿原、御池田代に出ます。
ピークシーズンではないと思いますが、花には事欠きませんでした。
サワギキョウ。
ノアザミにウラギンヒョウモンがとまってました。
姫田代ではカエルが鳴いてました。
奥さんがヤマアカガエルを見つけてくれました(^^)
標高1500mでアカガエルに出会えるとは思ってませんでした。
記念撮影。
上田代。
なかなか広いです。
イワショウブ。
ミズギク。
松?
子どもが小満悦ですたすた歩いてくれました。
毎週プールで泳がせているためか、思った以上に歩けます。
この写真は横田代だったかな?
湿原の中に池がありました。
天神田代に至り、空模様が少し怪しくなってきました。
時折パラパラ降ってきました。
子どもも疲れ始めたので、引き返すことにしました。
天神田代のナガバノモウセンゴケ。
アキアカネが湿原にもたくさん飛んでました。
肝心な夜ですが、予報通り雨で、天体撮影はできませんでした。
お嬢様も元気に歩いてくれて良かったですよね。
尾瀬は私も2年越しで、鳩待峠と大清水から行きました。
ゴールデンウィークでは大清水からのトライでは残雪が深くまいりました。
鳩待峠入口のスキー場駐車場は暗く広いので、スキーのオフシーズンは良い場所ですよ。
望遠鏡の選定がまだ進んでません。
次の例会で相談に乗ってください。
今、三峯神社に来てます。
なかなかよい星空ですが、尾瀬には負けます。
カメラレンズによる星野撮影を試みましたが、失敗しました。
マニュアルで無限遠に合わせるのに手こずっているうちに、広角レンズが曇ってしまいました(>人<;)
広角レンズじゃ、フードを即席で作るわけにもいかず、諦めました。
あえなくGINJIの出陣と相成りました。
オートガイドを導入したことで、今までできなかった長時間露出が可能になりました。
今までより星が丸く写ります。
が、人間、贅沢なもので、もっと精度よくオートガイドできないものかという願望が頭をもたげてます(^_^;)