猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2013/02/02 オリオン大星雲とアンドロメダ銀河とスバル

2013-02-03 16:34:19 | 天体観測


前回は、満月でした。
月が出る前にオリオン大星雲を写したらどのように写るか。
気になって仕方がありませんでした。
それを試すチャンスがやっと巡ってきました。

それと、アンドロメダ銀河を見てみたい。
スバルも写してみたい。
あとはLV 2.5mmで木星を写してみたい。

やりたいことてんこ盛りで、撮影に向かいました。

今回はそのほか、いろいろと確認したいことがありました。

極軸合わせは、極軸望遠鏡を用いた方法でだいたい合わせたあと、引き続きIterative Method(反復法)で微調整を行っています。
前回それで星をうまく追尾できていたのですら、極軸合わせ自体はうまく行っていたと思います。
しかし、これだけ極軸合わせが問題になっているEQ6proの極軸望遠鏡です。
Iterative Method(反復法)を行ったあとに、極軸望遠鏡を覗いてみたら、北極星がどこにあるか。
極軸望遠鏡の北極星マーク内に本当に北極星が入っているのかどうか、気になるところです。

今回はIterative Method(反復法)3回でだいたいいいところにまとまりました。
極軸望遠鏡を覗いてみました。
北極星は、確かに北極星マークの中にありました。
ホッとしました。

3 star alignmentを行ったあと、アンドロメダ銀河を導入させました。
一発で画面の中に入ってきました。
ちょっとモヤッとした感じに見えました。
オリオン大星雲と同様に、カメラで長時間露出すればきれいに見えるに違いない。

撮ってみました。



うーむ。
望遠鏡での見え方と大して変わらない。
Wikipediaによると「M31は肉眼で見ることができ、大きさは満月の約5倍である。双眼鏡では、長い楕円形のはっきりした光芒に映る。大口径の望遠鏡でも意外に見え方は良くならず中心部分の明るいところしか見えない。条件の良い場所で口径20cmの望遠鏡でやっと渦巻き構造が見え始める。」
満月の5倍?!
そんなにでかく見えるはずのものなの?!
うーむ。。。
それに、口径20cmからやっと渦巻き構造が見え始める?
それじゃ、もっと大きな望遠鏡を買うべき?!
でも、25cm望遠鏡だと重すぎて、EQ6proではノータッチガイドができないかも・・・。


続いて、スバル。
アルキネオで導入してみた。
が、視野内に星は見えるがスバルらしきが見えない。。。
外した?
視野を回転させたりしてよくよく観察すると、スバルが姿を現しました。
ISO 1600、20秒で撮影してみました。



焦点距離1000mm(EOS 60DaはAPS-Cなので、1600mm相当)では画面にギリギリ治まる感じです。
そうか、1000mmの視野はスバルの大きさくらいなんだな。
かなり狭い領域を見ているんだな。

で、肝心の写りはというと・・・これまた残念。
スバルの散光星雲は口径10cm以上の望遠鏡から見え始め、通常は20cm以上必要なのだそうだ。
残念すぎる。
口径8cmではできることが限定されるんだな。


さてさて、またしてもオリオン大星雲。




満月の前回よりは淡い部分がよく写っています。
しかし・・・ネットで見かけるオリオン大星雲と比較すると・・・・。


今回改めて思ったのは、毎度毎度のことなのですが、「空が明るい」ということです。
都市部の埼玉県南部にしては、天体観測にいい場所を見つけました。
しかし、その場所でさえ、北極星を見つけるのに目を凝らさないといけない。
カシオペアや北斗七星に至っては、地平の低い位置にあるときは、どんなに目を凝らしても見えない。
それどころか・・・スバルがどこにあるか、知識がないとわからない。
埼玉県北部の実家では、スバルがどこにあるかを知らなくても、空を見上げれば「あっ、スバルだ!」となったものです。
それなのに、スバルを見慣れていた僕が、スバルをよほど意識しない限り、見ることができないし、見えていても「たぶん、あれがスバルだよな。位置的にそのはずだ・・・。」というレベルの見え方なのです。
天の川が見えないとかいうレベルではないのです。
ISO 1600で2分も露出すれば画面が真っ白になることでしょう。

次の日、ネットで勉強しました。
やはりこういう都市部では光害カットフィルターが必須のようです。
購入することにしましょう。

次に、望遠鏡の口径による限界というものがあるということです。
僕の望遠鏡SD-80ALは8cm屈折です。
アンドロメダ銀河の腕はどんなに背伸びしても見えない望遠鏡だということです。
いずれ、もっと大きな口径の望遠鏡を購入することになるでしょう。


この夜も初体験がありました。
それは・・・望遠鏡のレンズが結露してしまったことです。
この夜は温かかったので、白金カイロは家においてきました。
慌てて家に戻り、白金カイロを二つとも望遠鏡のレンズの周りに取り付けました。
結露が解除されました。
一つ一つ経験を重ねています。

<追記>
LV2.5mmで木星をとらえました。
しかし、画像がかつて見たことのないほど揺れすぎて、まともに写りませんでした。
霧が出ていたので、大気の揺らぎがひどかったのでしょう。
なので、その画像は載せません。
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