林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
火曜に店長、木曜にVROOOM、土曜につぁんが投稿します。

与作

2015年02月05日 12時15分00秒 | VROOOM

こんばんわ。
アップルビデオ高津店 木こり担当ブルームです。

度々このブログで俺のメイン楽器として紹介される“与作”。
♪ヘイヘイホ~の後にカーーーーーーーーーーーーッっていうアレ。
もう御馴染みのビブラスラップという打楽器ですね。
ところが当の名曲「与作」オリジナル音源には
このビブラスラップは使用されておりません。

ではあの音は一体何なのか?
その答えは「キハーダ」という名の打楽器。
ビブラスラップとほぼ同じ音のパーカッション。

実はビブスラはキハーダの代用品なのです。
代用品といっても、実物キハーダよりも生産性・耐久性・音質等、
あらゆる点で実物以上のパフォーマンスを誇っておりまして
今やこのカーーーーーーーーーーーーッ!!ていう通称「与作音」は、
ほぼ全てビブスラによる演奏では無いでしょうか。

しかし!!ビブスラでは本物の足元にも及ばない点があります。
それはこの形状。そしてそのインパクト。

どうですかこの野性味あふれるデザイン。ていうか骨そのものですね。

これはロバの下顎の骨(歯付き)を乾燥させたものです。
この顎の先端部分を掴んで、もう片方の手で頬の部分を叩く。
干からびて歯肉のなくなったゆるゆるの歯がカタカタと震え、
あのカーーーーーーーーーーーーッ!!って音が出るのです。

ちょうど前歯と臼歯の間にグリップ部分があって頬も大きく、
まさに打楽器になるために生まれてきた動物のように思えます。

あと、細い棒を使って「ギロ」的な奏法も可能です。
これはビブスラでは不可能な芸当。

剥き出しで持ち歩いてると職質される楽器ナンバーワンですが
与作奏者の端くれとしては、いつの日か本物を手に入れたいと思っております。