順反り(じゅんぞり)と書いて、いったいどれだけの人が、何のことかわかるでしょうか(笑)
いや、わからなくて当然です。
これはギター関係の用語でして。
ギターのネックの部分が曲がってしまうことを「反る(そる)」というのですが。
その反り方の方向によって、順反りと、逆反りがあるわけですね。
これが分かりやすい図ですね。
ちなみに、ギターのネックには、弦の張力がずっとかかっているわけですから、順反りになるのが正しい。
いや、正しいというか、そうなりがちってことですね。
で、順反りになっちゃったら、ネックの中に入っているトラスロッドという鉄の棒を回すと、元に戻ります。
これ、つい最近、店長の12弦ギターをスキャロップド加工した後に、VROOOM宅で行なった修理ですね。
スキャロップド加工というのは、ネックの指板を削る加工なわけで、必然的にネックの力が弱まって、順反りになりやすくなります。
だから、トラスロッドを回して、元に戻したわけですね。
んで、なんらかの理由で、トラスロッドが回りすぎちゃったりしてると、逆反りになっちゃうわけですね。
でも、おいら、長い時間ギターを弾いているけど、逆反りのギターなんて、見たことないです。
ただネックも、もとをただせば木なわけですから、予想外に曲がったりもしちゃうらしいですわ。
おいらが20年くらい前に購入したマーチンのD28は、20年間、弦を張りっぱなしだけど、まったく反ってないっすよ!!
やはり、高級ギターは違うな!!(自慢)
と思って、改めて今見直してみると、ほんのきもーちだけ、順反ってました(笑)
それはともかく、おいらが新しく購入したミニ・ギター。
この一番左のギターですね。
これをスライド・ギター用に太い弦に張り替えた、という記事を前に書きましたけども・・・
張り替えて、数ヶ月も経たないうちに、順反りましたよっ!!
そりゃあ、そうか、18900円のミニ・ギターにミディアム・ゲージは荷が重いよなあ・・・
しかも、おいらはこんな不精な性格なので、弦は当然のごとく、張りっぱなし!!
店長なんかは、ギターを弾き終えると弦をゆるめる、なんてことを、こまめにやっていますけれども。
もちろん、ギタリストとして、当然の行いなのでしょうけども。
もちろん、おいらにも、「弦をゆるめたほうが良いよ」なんて言ってきますけども。
やってられっか、そんなまどろっこしいことぉ!!(いきなり江戸っ子)
おいらにしてみれば、ギターという楽器の魅力は、身近に置いておいて、気が向いたらすぐに弾けるところ!!
それをいちいち弾く前に、ゆるめた弦を元に戻すなんて、やってられませんわ!!
なもんで、これから先も、弦は張りっぱなしですよ!!
未来永劫、弦は張りっぱなしなのだ!!
さらに、おいらはスライドギターをやっているので、ネックが順反りになるぶんには、あんまり影響がありません。
なぜなら、弦を押さえてフレッドにくっつけて、音程を変える必要はないわけですから。
順反りになって、弦とネックの間が広がっても、ほとんど関係ないのですよ。
むしろ、弦高は高いほうが、スライドギターは弾きやすいのです。
でも、やっぱり気になる(笑)
直したい~!!(爆笑)
というわけで~。
我がバンドが誇る、職人VROOOMに見せます。
もちろん、おいらにだってトラスロッドの調整ぐらいできるんだけども。
昨日はVROOOM宅でのミーティング&飲み会だったので、イベントとして、持っていったわけです。
まあ、おいらたちにとっては、ギターの調整も、酒の肴なのさ~。
んで、VROOOMが慣れた手つき(今月2回目)で、トラスロッドを回します。
六角レンチにスパナを引っかけて力を加えるところなんか、職人っぽいですなあ~。
そして完成した、おいらのミニ・ギター!!
さっそく今日、職場に持っていって弾いてみたのだが、快適~(な気がする・笑)
さて、つべこべ言わずに練習しよっと(爆笑)
というわけで、続きは次号ですよっ!!