林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
火曜に店長、木曜にVROOOM、土曜につぁんが投稿します。

バッキングの問題だとぉ!! その7

2018年02月05日 06時19分20秒 | バンド内のあれこれ



さて、みなさま、恵方巻を食べて、をまきましたか?

おいらたちのバンドは、今年はたまたま節分の日にバンド練習があったので、みんなで恵方巻を食べましたよ~。


そしてその時にもいろいろ話したのですが、バッキングの問題ですよ~。


まあ、そもそものきっかけは、うちのバンドのカホニストVROOOMが、


つぁんのバッキングは変化があって楽しいが、店長のバッキングはわりと単調だぞ~。

と言ったところから始まっているわけですけれども。


それについて考えてきて、思ったことがいくつかあるのですが。


今回の問題の根本には、店長とおいらの音楽に対する考え方の違いがあったわけですね。


んで、それはもしかしたら、おいらと店長が聞いてきた、音楽の違いに始まっているのではないかなと。
そう、2人の音楽的背景の違いですね~。




おいらの背骨にある音楽は、基本的にはブルースフォーク!!

若いころから、枯れているしみじみとした音楽が好きだったのですよ。

ニール・ヤングから始まって、ブルースに流れていったという感じですな~。

このタイプの音楽は、バッキングは歌の添え物ヴォーカルを引き立たせることに価値があるのです。
だから、歌の緩急に合わせて、寄り添うようにバッキングして、歌が止まったところに小粋な合の手を入れるわけですわ。


おいらにとってのバッキングというのは、こういう存在だったわけですね。





それに対して、店長の背景にある音楽は、ハードロックやヘヴィ・メタル!!

特に、イングヴェイ・マルムスティーンの影響が大きい!!!

まあ、言わずと知れた、偉大なギターヒーローですよね。

彼の速くて流麗なギター演奏は、物凄いの一言ですわ。


だから当然のごとく、彼のライブは、彼がずーーーーーっと主役です。


たとえヴォーカルが入っている曲で、彼がバッキングしているとしても、基本的には彼が主役なのです(爆笑)

ヴォーカルが熱唱している脇で、縦横無尽に暴れまわりながらイングヴェイが弾きまくるのを、観客は楽しんでいるわけですわ。

いや、これはイングヴェイを批判しているんじゃなくて、観客のみんなが求めているものはそれなんだから、当然のことなのです。

観客のみんなは、基本的には、イングヴェイのギター演奏を楽しみに来ているのです。


そう店長は、イングヴェイほどあからさまじゃないにしても、バッキングもギターソロと同じ、常に最高のパフォーマンスがしたいのです。

ギターを奇麗に鳴らして、最高の演奏をしたいわけですよ。


これはとっても素晴らしいことだと思うし、おいらは店長のそういうギターの修道僧のようなところが、大好きですわ。



でも!!!


おいらが考えるバッキング、おいらがうちのバンドで求めるバッキングは、

メインの旋律を引き立たせるもの

なのですよ。



メインの旋律とは、歌がある時は歌、誰かがソロを弾いているときは、そのソロ


その旋律をいかに美しく歌い上げさせるか、それこそがおいらが求めるバッキングの道なのですよ。
旋律が盛り上がる時は、バッキングはそれを煽るし、旋律がむせび泣くときは、バッキングもそれに寄り添うのだ。

そのために、バッキングは、一本調子でもいかんし、メインの旋律よりも目立ってはいかんのだ。


もちろん店長が、他の音楽ジャンルを演奏したり、他のバンドで演奏したり、他の楽器で演奏するときは、この限りではないわけです。

それぞれ、求められるバッキングの形は変わって当然なんですから!



やっと、おいらがここ20年くらい店長とバンドを組んできて、考えてきたことがまとまったって感じ。

VROOOMの何気ない一言をきっかけにして、ちょいと音楽に関する考え方が深まったぜ。


しかも、それをこのブログにずっと書いてきて、バンドの飲み会の時にも話したから、うちのバンドで共有もできたし。


いやあ、バンド活動って奥が深いですなあ~。


さて、以下次号ですぞっ!!