さて、新年明けまして、そろそろ仕事始めですなあ~。
あ~!! 働きたくないっ、働きたくないっ!!(爆笑)
さて、それはともかく、ブルースマンへの道ですよっ!
前回は、ギタリストのラリー・カールトンが、
ブルースを理解したいなら、BB・キングを聞きなさい。
そしてさらにもう1枚アルバムを買うなら、
アルバート・コリンズを買いなさい。
と言っていた、というお話までだったはず。
んで、年末年始の間に情報源を調べてみましたよ。
そしたら、正確には、やっぱりこの本の、
アルバート・コリンズの紹介の欄に、こう書いてあったのですよ。
ジャズ・フュージョン畑のギタリスト、ラリー・カールトンが、ギタリストとしてブルースのことを知りたければ、BB・キングのレコードを1枚聴けばいい。さらに深く理解したかったら、アルバート・キングとアルバート・コリンズを1枚ずつ加えなさい、とインタヴューで語っていた。
なるほど、
アルバート・キングと、
アルバート・コリンズの2人でしたか!!
で、ここがブルースの面白さなんですよね~。
この2人は、例えばジャズとかロックの世界だったら、第一人者として認識されたかどうか・・・
ちなみにBB・キングはギタリストとしては、わりとスタンダードな弾き方をします。
もちろん、一度聞いただけで「あ、BBキングだ!」とわかるような独特な音色と節回しですけども。
レギュラー・チューニングで、ピックを使ってギターを弾く、オーソドックスなスタイルです。
ところが、この2人、アルバート・キングとアルバート・コリンズは、そもそものギターの弾き方、持ち方からして、異様です(爆笑)
この写真を1枚見ただけで分かるとおり、
アルバート・キングは左利きなので、フライングVを、左右逆に構えています。
それだけじゃなくて、写真じゃわかりづらいですけども、1弦から6弦までの並びが上下逆です。
つまり、普通のギタリストだと、構えた時に、細い弦が下にあって、太い弦が上になるんですけども。
全く逆なんですね。
これはたぶん、当時は左利きのギタリストが少なかったから、右利き用のギターを、そのまま左右逆にして練習しちゃったからでしょうね(笑)
この時代のギタリストでは、こういう人は結構います。
日本の有名どころとしては、
松崎しげるさんですよねっ!!
もう、この写真を見るだけで、弦の並びが上下逆になっているのが分かるはずです。
というか、松崎しげるは本当に黒いから、
見た目だけなら、完全にブルースマンです(爆笑)
そして、アルバート・コリンズも、
この写真を見るだけで、明らかに異様ですよね。
いや、顔じゃないですよ(笑)
顔も、ものすごいインパクトですけども。
まず、ストラップのつけ方が普通とは違う!
普通なら首まで通すはずなのに、右肩だけに、ちょこんとストラップをひっかけている感じ。
さらに、カポタストが、かなりハイフレットにつけられていますよね。
ふつう、カポタストはコード・バッキングをするときに、使われることが多いのですが。
この人は、リード・ギターをバリバリ弾くときに、カポタストをハイフレットにつけるのです。
これはおそらく、解放弦を絡めた指癖があって、やる曲のキーに合わせて、カポタストの位置を調整して対応しているのでしょうね。
つまり、フレーズは、ほとんど同じようなのの、使いまわしですわ(笑)
そして2人とも、右手はピックを使わずに、指で弦を弾いている。
ちなみにおいらもピックを捨てて、指で弾いていますけども。
指で弾くと、ピックを使うよりも、速いフレーズが弾きにくくなるのは仕方ないこと。
(もちろん、フラメンコやクラシックのような、凄まじい技を会得すれば別ですが)
だからこの2人とも、速弾きはしません、というか必要ありません(笑)
そう、この必要ないというのがポイント。
これがブルースを理解するための第一歩なんです。
うちのバンドの店長が崇拝するギタリスト、
イングヴェイ・マルムスティーンの音楽とは対極に位置するわけですよ。
それにしてもなんだろ、この写真、面白すぎる(笑)
ロレックスの時計を、じゃらじゃらとギターにつけているところといい、日焼けしている感じといい、
松崎しげるの雰囲気そのものじゃん(爆笑)
イングヴェイと松崎しげるが同じ枠に入るとは、発見だぜ(笑)
まあ、それはともかく、ブルースという音楽は、速弾きが無くても成立するというところが、今回最も言いたかったこと。
だから、ラリー・カールトンはこの2人の名前を出してオススメしたんでしょうな。
では、なぜブルースには速弾きが必要ないのか、それは次回へと持ち越しましょうか。
以下次号じゃ!!
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