荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

亀戸七福神巡り-2

2016年01月08日 | 散文
「布袋尊」
龍眼寺の境内にある布袋尊です。
この写真を撮るのに随分待ちました。

団塊の世代の男女の一団が来ていましが、彼らは参拝を終えてもお堂の前に屯したままです。
写真を撮ろうとする私に気付いていながら、場所を空けようとしません。

更に彼らは、竹の柵に座って記念写真を撮ります。

竹がしなって折れそうになっていますが、気にしません。

暖冬のせいでしょうか、ボケの花が咲いていました。


近づいて撮ろうと座ってカメラを構えているのに、団塊の彼らはこの僅かなスペースを横切ります。


「弁財天」
東覚寺に来ました。

ここに弁財天が祀られています。

ここも団塊の世代で混み合っています。

彼らも仲間同士で来ています。

「弁財天の足元しか見えない、いやお顔が見える」との話が始まって、次から次にお堂を覗き込んで離れません。
お互いに感想を言い合っては覗き込みます。

彼らの他に遠巻きで待っている人達が大勢います。

随分待ってお参りしました。


「寿老人」
常光寺に来ました。

七福神の最後の寿老人にお参りします。

墓地の前に大仏が鎮座している大きなお寺です。


大仏の脇の質素なお堂に寿老人が祀られていました。


幸い誰もお参りしていません。
落ち着いてお参りしていたら、複数の若者が来ました。
彼らは静かに私の参拝と撮影を待ってくれました。

団塊の世代よ、あなた達が良く言う「今時の若者」の方が、よっぽどマナーをわきまえているぞ!
見習え!!

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亀戸七福神巡り-1

2016年01月08日 | 散文
亀戸七福神巡りは場所が分かり難くて大変です。
深川のように路上に幟が立っている事が少なく、寺社の前のみに幟が出ている場合が多いのです。
迷いながら巡ります。

「大黒神・恵比寿神」
香取神社へ行きます。


ここの一社に大黒神と恵比寿神が同時に祀られています。

七福神の一番目は効率が良いです。

近くの亀戸天神へも行きます。

これはついでです。

ここは藤と梅の名所ですが、このとおり冬の風情です。


と思ったら、梅が綻んでいました。


更にロウバイが満開です。
葉っぱを紅葉させたままで・・・。

季節がヘンです。

浮世絵にも描かれた太鼓橋を渡って、七福神巡りを続けます。


「毘沙門天」
普門院に来ました。
境内の隅、墓地の入り口に毘沙門堂がありました。

ここは初めてではありません。
何度も何度も訪れている場所です。
それでも七福神があるお寺だとは思っていませんでした。
ワイワイと賑やかに、団塊の世代の一団が七福神巡りをしています。
彼等(ここ居る人達とは違う団体)には、後程不愉快な想いにさせられます。

ここには伊藤左千夫のお墓があってよく訪れています。

彼の代表作は「野菊の墓」です。
彼はこの界隈で小説を書きながら、乳牛を育成して牛乳販売を生業としていました。

こうして七福神巡りで訪れるとは思ってもみませんでした。

相変らず彼は木立の下の日当たりの良い場所に眠っています。

お墓の脇には、今も彼に対して報告・気持ちの整理・決意等々を綴ったであろう(中を見ていません)ノートが置いてあります。


「福禄寿」
亀戸の街を次の七福神に向かって走ります。
路地に福禄寿の幟がありました。


正面が天祖神社です。


ここへは時々訪れていますが、前述と同様に、七福神が祀られているとの意識がありませんでした。


鳥居をくぐると右手に福禄寿の幟がありますが、そこはお水舎です。


その奥にありました。
福禄寿をお祀りしています。


北十間川近くにあって敷地は広くないですが、本堂の他に福禄寿とこの太郎稲荷神社等々が祀られている神社です。


次回に続きます。









コメント (3)
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