荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

サイタ質店の解体

2016年01月28日 | 散文
故杉山八郎画伯の画集に「サイタ質店」の絵があります。

10数年前に画集を手にしてから、根津へ行くと時々この店を訪ねて、その風情を楽しんでいました。

その頃に撮った写真です。


サイタ質店は数年前から営業をしていませんでした。


故杉山八郎先生から旦那さんが亡くなったと聞かされており、


また、この家を貸す旨の張り紙が出ていた事もあったので、この建物の存続が難しいとの覚悟はできていました。


今日、久し振りにサイタ質店を訪ねたら、質店の玄関の向こうが在りません(今日の写真)。


解体されています(今日の写真)。


シートが空いていたので覗いてみると、既に建物がありません(今日の写真)。
この辺りに、子供の頃の八郎先生も使った井戸がありました。

目を凝らして探しましたが、跡形もありません。

工事の位置と古い写真を比べてみると、サイタ質店の隣りの家と一緒に解体しているようです(古い写真)。


サイタ質店は、こちら側半分が残っています(今日の写真)。
工事状況からして、恐らく今回の工事はここまでだと思います。


サイタ質店は土蔵とアパートも所有しています(今日の写真)。


今回はこの2棟を残すようです(今日の写真)。

根津の路地には、バブルの頃に随分頑張って、古い建物が多く残っています。
傍観者及び散策者の利己的意見だけど、引き続き頑張って、この景観を残して貰いたい。

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さぼうるとラドリオとミロンガと、

2016年01月28日 | 散文
神田古書店街の近くに、レトロで有名な路地があります。


この「さぼうる」を中心とした一角です。


「さぼうる」から裏道を抜けて、三省堂の裏口へ入る道もレトロです。
ここには「ラドリオ」と「ミロンガ」が在ります。


「ラドリオ」を過ぎると「ミロンガ」が現れます。


路地の突き当りが三省堂の裏口です。


ミロンガの佇まいです。


ミロンガから路地を振り返ります。

ここへ来ると、毎回学生時代を思い出して、ちょっとセンチになります。
コメント (2)
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