子規庵に来ました。
今日は糸瓜忌です。
いつものように部屋の中は大勢の俳諧師で混雑しています。今日は表のポスターにあるように「糸瓜忌特別イベント」があって尚更の混雑です。庭にも見学者が沢山居ますが、室内よりましです。
毎年藪蚊に対する配慮が嬉しいです。
残暑の光溢れる庭に出ます。
いつものように手水鉢に花を浮かべています。
今年は夏が長かったせいで、毎年咲いているこの彼岸花がまだ咲きません。
ごてごてと植えられた庭から子規庵を見ます。
子規は朱い花が好きで沢山植えました。写生も腕に覚えがありました。
まだ糸瓜の花が咲いています。学芸員も「季節の巡りが遅いです」と言っていました。
子規の病室の縁側に残暑の木漏れ日が強く射します。
糸瓜もまだまだ元気です。
葛の花です。
芙蓉です。
陽に透けます。
姫柘榴です。
演劇「糸瓜咲け」講演本読み稽古が始まりました。
聴くとはなしに聴いています。
出演者は「糸瓜咲け」出演俳優です。病床の子規と律のやり取りです。「羽二重だんごが食べたいと言うたに何んで買うてないぞな」という子規に対して、「食べたいとは聞いたけど、買うておけとは聞いていないぞな」と反論する律の会話から始まりました。
入館時に貰ったこれですね。
今年も投句しました。
表題に記しました「子規も来て 朱花咲きおり 糸瓜忌に」