荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

タカラ湯が昼間も営業?

2022年01月22日 | 散文

いつも陽だまりのタカラ湯です。銭湯が減少する状況のなか、私が知っている限りで、一番(と言うか、唯一)活気がある銭湯です。今日はまだ日が高いのに玄関が開いていて、誰かが入って行きます。

 

暖簾も出ていますが、「ぬ板」です。

 

この湯屋はドラマやコマーシャル等に度々登場するだけでなく、各種イベントを実施している銭湯です。

 

眺めていたら、女性が二人出て行きました。さっき入っていった男性が「湯冷めしないようにね」と声を掛けています。普通の小母ちゃんなのでドラマの撮影ではありません。

 

推察するに、例えば一昨年行っていた、弁当を食べながら観劇やカラオケを楽しんで入浴する、等のイベントを行ったのではないでしょうか?「ぬ板」の表示と経営者らしい人の声掛けは、それが終わったのではないでしょうか?  小粋で鮮やかな暖簾です。

 

何かが起こりそうで去り難く、振り返りつつ去って行きます。

タカラ湯から目が離せません。


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