おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

青空の下 夫妻でタマネギ収穫

2014年06月11日 00時00分00秒 | 農業

写真1 タマネギの葉を切るTさんの奥様

写真2 写真3

写真2 タマネギをTさんが掘り上げ、葉を奥様が切る 夫妻組み作業のタマネギ収穫
写真3 釣針型犂(犂轅+犂先)を歩行型耕耘機で牽くタマネギ掘り上げ


写真4 釣針型犂の犂先に付着した耕土を剥ぎ落すTさん

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 05月18日、晴天、タマネギ収穫には絶好。
 Tさん夫妻が午前、午後の1日、タマネギを収穫。
 お二人に次のように教えていただく。
1.タマネギ収穫
 Tさんが釣針型犂(犂轅+犂先)を歩行型耕耘機で牽きタマネギを掘り上げる。
 奥様が葉を切り、コンテナに入れる。
 コンテナを、Tさんが軽4輪トラックに載せて自宅近くのビニールハウスへ搬入。
 そこで、根を切り、規格に選別する。
 根切り機と選別機はともに15万円ほど。
 若い衆(子ども)はタマネギ収穫を手伝わない。
 出荷先はJA。
 タマネギの玉は、茎が倒れても大きくなる。

2.カンピョウ・干瓢流通の一端
 Tさんが知る干瓢の産地仲買人はOさんとSさん2名。
 HM集落のOさんは既に亡く、M集落のSさん(80歳代)は現役。
 JAが干瓢公開入札を行う、石橋の問屋さんたちが参加して。
 その価格は、産地仲買人の購入価格のモノサシとなる。
 産地仲買人が干瓢生産者から購入し、石橋の問屋さんに売る。
 ヒトコオリ(1梱)・約37kgで7万円~10万円。
 問屋や産地仲買人には在庫がある、今の人は食べないので。

3.カンピョウ・干瓢は止めた
 Tさんは、母上が働けなくなったのでユウガオ栽培、干瓢作りを止めた。
 奥様と2人での干瓢作りは無理。
 ユウガオの実を剥くさい、剥いたものはほどなく干さねばならない。
 そうでないと、くっつき、離すのに苦労し、品質も悪くなる。
 Tさんが作っていた頃、ヒトコオリ(1梱)は4.5万円ほどだった。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2014年05月18日 撮影地:栃木県下野市










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