おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

伊雑宮のオミタ(御神田) 竹取りの神事

2014年07月17日 00時00分00秒 | 民俗

写真1 裸男たちがふざけ合う 海上安全・大漁祈願の漁業者などが参加


写真2 忌竹が切り倒される


写真3 切り倒された忌竹を奪い合う裸男たち


写真4 忌竹についていた笹、ミタケ・御竹を手に入れ持ち帰る女性 願う御利益は何?

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 伊雑宮のオミタ、御田植祭
 サオトメ・早乙女とタチド・田道人の早苗採りが終わると竹取りの神事

 裸男たちが御料田でふざけ合う(写真1)。
 そのうちに、忌竹が切り倒される(写真2)。
 漁業者を主とする裸男たちは忌竹を奪い合う(写真3)。

 忌竹や枝葉は野川で洗浄される。
 その竹や葉はミタケ・御竹として持ち帰られる(写真4)。
 大漁、海上安全、無病息災、豊穣などの御利益がある。

 忌竹の団扇・サシバに描かれた宝珠は、
 青峰山正福寺(あおのみねさんしょうふくじ)の金の珠・魂。
 正福寺の本尊は十一面観音。
 この観音は相差町白浜の海から鯨の背に乗り現れた黄金仏。
 それゆえ、正福寺は海上安全、大漁を祈願する漁業者の信仰を集める。
 

 引用・参考文献等:弊ブログ2014年07月11日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2014年06月14日 撮影地:志摩市磯部町

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