おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

牛糞堆肥を散らして土つくり

2015年03月16日 00時57分54秒 | 農業

写真1 ヤマトイモを植える畑に牛糞堆肥を散らす 2015/03/11


写真2 ヤマトイモを植える畑に牛糞堆肥を散らす 写真1の続き 2015/03/11


写真3 牛糞堆肥置き場の作業 2015/03/11


写真4 牛糞堆肥置き場の作業 2015/03/11


写真5 上の牛糞堆肥置き場の1月下旬 2015/01/25


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 2015年03月11日、牛糞堆肥散布機付きトラクターを観光自転車で追う(弊ブログ2015年03月12日
 約300m前方のコーナーで振り切られる
 しかし臭気漂う、いや筆者には芳香
 鼻を頼りに散布畑に着く(写真1・写真2)、時計の針は11:31

 散布現場を辞し、下野薬師寺跡(注1)、傾斜畑での作土戻し(注2)などを見聞撮
 その後、件のトラクターを牛糞堆肥置き場で待つ
 13:54、トラクターが戻って来る(写真3~写真5)
 
 ご迷惑だろうと躊躇するも、作業中のAさんに声をかける
 堆肥搬出作業を中断して教えてくださる、次のよう
    Aさんは1941年(昭和16)生まれ、73歳
    自家の稲わらと牛糞堆肥を交換
    ウシヤサン・和牛肥育農家が、ここに運んで来る
   
    主な作物は米とヤマトイモ
    今日はヤマトイモを植える畑に牛糞堆肥を散らしている
    土の上の野菜は、シン・収穫適期が短い
    収穫期の天候変化に伸びぐあいが左右され、忙しい
    ヤマトイモは土中に伸びるので天候変化にさほど左右されない

    牛糞堆肥は重要、しかし化学肥料は不可欠
    牛糞堆肥は窒素だけ、燐酸とカリは化学肥料に頼らざるを得ない
    牛糞堆肥が多いと茎葉だけ伸びる

    農業は儲けが少ない、たいへん
    機械と化学肥料にカネがかかる
    フォークリフトは乗用車2台分、トラクターも同じよう

    農業にワカイテ・若者はいないので、自分に田や畑を作ってくれと話が来る
    しかし、かあちゃん・妻と2人では限界、引き受けられない
 
 すなわち、農産物輸出とは無縁の次のような高齢農業、高齢農村を見聞撮
  耕畜連携の実践
  高齢者が高齢者に田畑を頼む老々受委託の限界
  収穫期の天候変化に左右されない根茎作物・ヤマトイモの選択
  経営費増加(農業機械費・化学肥料費)
  
 注1:弊ブログ2015年03月13日 注2:弊ブログ2015年03月14日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:写真に記す 撮影地:栃木県下野市

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