
写真1 麦(写真2の後作物)をトラクターで耕しながら切り倒して作土の中に混ぜ込む。地力維持増進の肥料となる。いわゆる緑肥。2016年05月20日

写真2 ブロッコリー(写真1の前作物)収穫。筆者の影あり。2015年12月05日。その後、ブロッコリーの茎葉等をトラクターで作土の中に混ぜ込む
さらに、雑草繁茂防止などのために1~2回耕し、次作物・麦の播種まで空けておいた(耕耘休閑)。その麦は写真1の如し

写真3 緑肥としてソルゴー(写真4の後作物)をトラクターで耕しながら切り倒して作土の中に混ぜ込む。2016年07月17日

写真4 収穫期のブロッコリー(写真3の前作物)。2015年12月05日。その後、写真2と同じようにブロッコリーの茎葉等を
トラクターで作土の中に混ぜ込み、耕耘休閑を経てソルゴーを播種。そのソルゴーは写真3の如し

写真5 緑肥として夏ソバ(写真6の後作物)をトラクターで耕しながら切り倒して作土の中に混ぜ込む。2016年07月17日

写真6 生長中の秋ソバ(写真5の前作物)。2015年10月28日。その後、耕耘休閑を経て夏ソバを播種。そのソバは写真5の如し

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田や畑の地力を維持増進する方法は様々
その一つに立毛(収穫前の農作物)を切り倒して作土に混ぜる、いわゆる緑肥がある
具体的には麦とソルゴー、夏ソバの緑肥を見撮
麦とソルゴーはブロッコリー収穫後の耕耘休閑畑に播かれ、茎葉が柔らかい時期に緑肥となる(注1)
麦は5月に、ソルゴーは7月に作土に混ぜ込まれた(写真1・写真3)
夏ソバは秋ソバ跡の耕耘休閑畑に播かれ、結実の前、茎葉が柔らかい時期に緑肥となる(写真5)
耕しながら立毛を切り倒して作土に混ぜ込む作業はウナイコミ(うない込み)あるいはスキコミ(犂き込み)と云われる
現在、ウナイコミは少なくなり、化学肥料施肥が主流になっている
注1 耕耘休閑畑:収穫後、雑草繁茂、病害虫駆除、作土への酸素吸入などのために1~2回耕し、次作物の播種まで空けておく畑
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:上記 撮影地:栃木県下野市