アギーレジャパンの緒戦はかみ合わない試合運びで、実力の差が出た結果だった。随所に希望を抱かせる動きはあったが、正直面白くない試合で、本田岡崎長友などのモチベーションが下がりはしないかと懸念している。
強い相手なので相変わらずの欠点が浮き彫りになった。判断が遅くチャンスを生かせない、、僅かな隙きを突かれて守備が崩れる。アギーレは事前に日本ティームを研究していたはずで、日本の欠点が分かっていたはずだが、是正されていなかった。実戦、しかも緒戦なので、高望みは酷だが、明らかになった欠点をどう是正してゆくか注目している。
できれば半年、最長一年以内に手応えのある改善を示す必要がある。面白くなければ結果が出なければ、サッカー協会はともかくファンが離れてしまうからだ。
キャプテンは非常に重要、特に日本代表ではと強調したい。長谷部は得がたい人材、長谷部に変わるキャプテンシーをもつ人材を見いだす必要がある。本田長友吉田は、長谷部に及ばない。役職が人を作ることはあるが、さてどうだろうか。
錦織が大躍進している。私が応援するとどうも良くない結果が出そうで怖いのだが、相手がジョコビッチならどんなに応援しても大丈夫だろう。ジョコビッチの強さはバランスと恐るべき粘りにある。多少有利な展開になってもとどめを刺すまで絶対に気を抜かないことが、一番重要と思う。尤もマイケルチャンが付いているから、私が付け加えることは何もない。真のハングリー精神がいくらかでも乗り移ればチャンスはある。