安倍首相の施政方針演説を読んでみた。防災に地方創生と女性活用など、成る程という内容だが、どこか実感とそぐわないものも感じる。
成長が難しいあるいは人口減少が予測されるという指摘は悲観してなされているわけではない。そうした指摘を悲観論でけしからんと叩くのは、冷静客観的な判断を遠ざけてしまうのではと危惧する。中国や韓国がなぜ安倍政権と敵対するのだろうか、それはこうした施政方針演説では見えにくい内心の政治姿勢を嗅ぎ取るからだと思う。中国や韓国にはお国の事情があり、為にする批判も多いようだが、それだけではないと思われる。
地球儀を俯瞰する外交を展開すると書いてある。確かに空飛ぶ首相とばかりに、世界各国を歴訪し数多い首脳会談をされたのは有意義だったのだろうと推測する。しかし相手あっての外交、したたかな国も多いので、本当の評価はこれからだ。
いつも施政方針演説は与党から賞賛され野党からぼろくそに言われる。それはさておいて、中学高校の国語の教師に、作文としての評価をして貰いたい。