黒海を臨むロシアのソチ・オートドロームにて、5月1日(日)
日本時間21時から2016年FIA F1世界選手権第4戦ロシア
GP決勝が開催された。
前日に実施された予選ではQ2でパワーユニットのトラブル
に見舞われたメルセデスのハミルトン不在のQ3で、その
チームメイトであるロズベルグがポールポジションを獲得
した。予選2番手のベッテル(フェラーリ)はギアボックス交
換によって7番グリッドに降格され、フロントローにはロズ
ベルグとボッタス(ウィリアムズ)、2列目にライコネン(フェ
ラーリ)とマッサ(ウィリアムズ)が並んだ。
Q3ノータイムで10番グリッドに着くハミルトンは開幕戦で
使用したエンジンに乗せ替えた他、複数のエンジンコンポ
ーネントを新しいものに交換した。
2014年冬季五輪の会場を前身とするサーキットは、カレン
ダーでも長い部類に入る全長5.848Km。決勝レースは53
周で争われる。セッション開始時の天候は晴れ、気温17
℃、路面温度41℃、湿度62%のドライコンディションだっ
た。
シグナルオフと同時にレースがスタートすると、頭一つ抜
け出したロズベルグについでボッタスが2番手でターン1
へ。しかし、次の長いストレートでライコネンがその後ろに
迫り、ターン2でボッタスの前に出た。
その後ろでは激しいポジション争いが発生。ベッテルが地
元ロシア出身のクビアト(レッドブル)に2度にわたって追
突されたスピンを喫し、ノーズからバリアに衝突して早くも
レースを終えたほか、後方ではヒュルケンベルグとマノー
のハリアントもマシンを止めた。フォースインディアのペレ
スは右リアタイヤをパンクしていた。
この混乱を受けてセーフティカーが出動し、クビアト、リカ
ルド(レッドブル)、エリクソン、ペレス、グティエレスがピッ
トレーンへ向かう。
トップ10はロズベルグ、ライコネン、ボッタス、マッサ、ハミ
ルトン、フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、アロンソ(マクラー
レン)、グロージャン(ハースF1)、マグヌッセン(ルノー)と
いう並びに変わり、4周目にレースが再開された。
ハミルトンは7周目にライコネンをオーバーテイク。
上位勢では17周目に2番手ボッタスがタイヤ交換を行い、
ボッタスの翌周にハミルトンもソフトに履き替える。
ボッタスとハミルトンの前にいたのが暫定5番手のアロン
ソで、ボッタスがアロンソの後ろに着いた隙にハミルトン
がボッタスをオーバーテイク。ハミルトンは続いてアロン
ソもパスし、21周目にライコンネンがピットインした際にそ
の前に出た。
ラップリーダーのロズベルグが22周目に初回タイヤ交換
を終え、ロズベルグ、ハミルトン、ライコネン、ボッタス、マ
ッサ、ペレス、フェルスタッペン、エリクソン、アロンソ、リ
カルドがポイント圏内を走る形でレースは後半へ。
中盤は10番手付近で数台が連なる接戦が繰り広げられ
る。マグヌッセンが8番手に上がっており、30周目にリカ
ルドが2回目のタイヤ交換へ向かった段階でマグヌッセン
からグロージャン、ペレス、サインツ、バトン、パーマーが
わずかな差で並んでいた。
着実にロズベルグとの差を縮めていたハミルトンに、チー
ムから水圧に問題が生じているとの連絡が飛ぶ。10秒
以上開いていたロズベルグとの差を一時は7秒台まで縮
めていたハミルトンだが、以降はややペースを落としてレ
ースを続けた。
先頭を行くロズベルグは一度もそのポジションを危機に
さらすことなくトップチェッカーを受け、今季4連勝を決めた。
25秒遅れてハミルトンがフィニッシュし、3位ライコネンとと
もに表彰台に上っている。
4位ボッタスと5位マッサが同一周回でチェッカーを受け、
以下アロンソ、マグヌッセン、グロージャン、ペレス、バトン
がポイントを獲得した。
11位でゴールしたサインツは10秒のタイム加算を受け、
リカルドの後ろに下がって12位に。上記に加え、13位パ
ーマーからエリクソン、クビアト、ナッサー、グティエレス、
ウェーレインまでの計18名が完走を果たしている。
マクラーレン・ホンダ、いよいよ競争力がついて来まし
た。
今月は、スペインGPとモナコGPがありますが、特にモ
ナコGPが楽しみです。
日本時間21時から2016年FIA F1世界選手権第4戦ロシア
GP決勝が開催された。
前日に実施された予選ではQ2でパワーユニットのトラブル
に見舞われたメルセデスのハミルトン不在のQ3で、その
チームメイトであるロズベルグがポールポジションを獲得
した。予選2番手のベッテル(フェラーリ)はギアボックス交
換によって7番グリッドに降格され、フロントローにはロズ
ベルグとボッタス(ウィリアムズ)、2列目にライコネン(フェ
ラーリ)とマッサ(ウィリアムズ)が並んだ。
Q3ノータイムで10番グリッドに着くハミルトンは開幕戦で
使用したエンジンに乗せ替えた他、複数のエンジンコンポ
ーネントを新しいものに交換した。
2014年冬季五輪の会場を前身とするサーキットは、カレン
ダーでも長い部類に入る全長5.848Km。決勝レースは53
周で争われる。セッション開始時の天候は晴れ、気温17
℃、路面温度41℃、湿度62%のドライコンディションだっ
た。
シグナルオフと同時にレースがスタートすると、頭一つ抜
け出したロズベルグについでボッタスが2番手でターン1
へ。しかし、次の長いストレートでライコネンがその後ろに
迫り、ターン2でボッタスの前に出た。
その後ろでは激しいポジション争いが発生。ベッテルが地
元ロシア出身のクビアト(レッドブル)に2度にわたって追
突されたスピンを喫し、ノーズからバリアに衝突して早くも
レースを終えたほか、後方ではヒュルケンベルグとマノー
のハリアントもマシンを止めた。フォースインディアのペレ
スは右リアタイヤをパンクしていた。
この混乱を受けてセーフティカーが出動し、クビアト、リカ
ルド(レッドブル)、エリクソン、ペレス、グティエレスがピッ
トレーンへ向かう。
トップ10はロズベルグ、ライコネン、ボッタス、マッサ、ハミ
ルトン、フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、アロンソ(マクラー
レン)、グロージャン(ハースF1)、マグヌッセン(ルノー)と
いう並びに変わり、4周目にレースが再開された。
ハミルトンは7周目にライコネンをオーバーテイク。
上位勢では17周目に2番手ボッタスがタイヤ交換を行い、
ボッタスの翌周にハミルトンもソフトに履き替える。
ボッタスとハミルトンの前にいたのが暫定5番手のアロン
ソで、ボッタスがアロンソの後ろに着いた隙にハミルトン
がボッタスをオーバーテイク。ハミルトンは続いてアロン
ソもパスし、21周目にライコンネンがピットインした際にそ
の前に出た。
ラップリーダーのロズベルグが22周目に初回タイヤ交換
を終え、ロズベルグ、ハミルトン、ライコネン、ボッタス、マ
ッサ、ペレス、フェルスタッペン、エリクソン、アロンソ、リ
カルドがポイント圏内を走る形でレースは後半へ。
中盤は10番手付近で数台が連なる接戦が繰り広げられ
る。マグヌッセンが8番手に上がっており、30周目にリカ
ルドが2回目のタイヤ交換へ向かった段階でマグヌッセン
からグロージャン、ペレス、サインツ、バトン、パーマーが
わずかな差で並んでいた。
着実にロズベルグとの差を縮めていたハミルトンに、チー
ムから水圧に問題が生じているとの連絡が飛ぶ。10秒
以上開いていたロズベルグとの差を一時は7秒台まで縮
めていたハミルトンだが、以降はややペースを落としてレ
ースを続けた。
先頭を行くロズベルグは一度もそのポジションを危機に
さらすことなくトップチェッカーを受け、今季4連勝を決めた。
25秒遅れてハミルトンがフィニッシュし、3位ライコネンとと
もに表彰台に上っている。
4位ボッタスと5位マッサが同一周回でチェッカーを受け、
以下アロンソ、マグヌッセン、グロージャン、ペレス、バトン
がポイントを獲得した。
11位でゴールしたサインツは10秒のタイム加算を受け、
リカルドの後ろに下がって12位に。上記に加え、13位パ
ーマーからエリクソン、クビアト、ナッサー、グティエレス、
ウェーレインまでの計18名が完走を果たしている。
マクラーレン・ホンダ、いよいよ競争力がついて来まし
た。
今月は、スペインGPとモナコGPがありますが、特にモ
ナコGPが楽しみです。