30日(日)、ソチ・オートドロームを舞台に2017年
FIA F1世界選手権第4戦ロシアGP決勝が開催さ
れ、1周目に先頭に踊り出たメルセデスのボッタス
がF1初優勝を遂げた。
これまでのソチのコースではメルセデスが優位を
誇ってきたが、この週末を通してフェラーリがス
ピードを示しており、前日の予選ではベッテルが
ポールタイムをたたき出し、チームメイトのライコ
ネンが0.059秒差の2番手につけ、フェラーリがフ
ロントロー独占を果たしている。メルセデスはボッ
タスが3番手、ハミルトンが4番手に収まった。
今週末にグリッドペナルティを受けたドライバーは
2人。前戦で発生したインシデントの責任を問わ
れていたトロ・ロッソのサインツは予選順位から3
グリッド降格した14番手スタートとなり、5基目のエ
ンジンコンポーネント搭載により合計15グリッド降
格処分を受けたマクラーレンのバンド―ルンは最
後尾に並んだ。
全長5.848㎞のソチ・オートドロームにて予定より
1周少ない52周で争われた決勝レースは清々し
い青空の下、気温25℃、路面温度41℃、湿度
32%のドライコンディションでスタート時刻を迎え
る。
ピットレーンオープン前にはレッドブルのフェルス
タッペンを水漏れが襲うも、無事に20台がフォー
メーションラップをスタートさせる。しかしながら、
スターティンググリッドに着く前にマクラーレンの
アロンソがストップしてしまい、他の19台にはもう
一周のフォーメーションラップが指示された。結果
53周が予定されていたレースは52周で争われる
ことになった。
シグナル消灯と同時に全車がクリーンに発信し
たものの、やや出遅れたライコネンを追い抜き、
ストレートで伸びが良かったボッタスがターン2で
ベッテルをもオーバーテイクして先頭に躍り出る。
ただ、後方でハースF1のグロージャンとルノーの
パーマーが接触し、2台ともリタイヤを喫するイン
シデントが発生。どちらもマシンにダメージを負っ
ており、コース上にはデブリが散らばったため、
セーフティカーが出動した。
3周目の終わりにセーフティカーが解除となった後、
レッドブルのリカルドがトラブルに見舞われて
スローダウン。何とかピットにたどり着いたものの、
右リアのブレーキに問題が起きたと見られ、
そのままガレージにマシンを収めている。
リスタートで先頭の座をキープしたボッタスはリズ
ムに乗ってペースを上げ、ベッテルとライコネンの
フェラーリ勢に対してコンマ数秒速いラップタイム
で引き離しにかかった。マシンの「何かが変」と訴
えたハミルトンは4番手のポジションをキープしな
がらも、思うように走れず。懸命にパフォーマンス
を引き出そうとプッシュに努めた結果、18周目に
はファステストラップを刻み、上位3台と変わらぬ
ペースに戻したハミルトンだが、すでに開いた差
を詰めきれずにがまんのレースを強いられる。
22周目に入ったタイミングでウィリアムズのマッサ
が最初のピットストップを完了。新しいスーパーソ
フトのタイヤセットを履いて隊列に加わった。ホー
ムグランプリに挑むトロ・ロッソのクビアトとハース
F1のマグヌッセンもタイヤ交換を済ませている。
先頭集団ではラップリーダーのボッタスが最初に
動き、28周目にタイヤをスーパーソフトに履き替
えた。他の3台はしばらく動かず、フェラーリが
先行するベッテルより先にライコネンをピットに呼び
入れたのは2周後だ。さらにハミルトンがスーパー
ソフトに交換したが、ベッテルは第1スティントを継
続。33周目の終わりに一度はピットインの指示が
出るも、すぐにステイアウトに訂正され、もう1周を
挟んでようやくピットストップを終えている。
第1スティントを最も長くしたのはルノーのヒュルケ
ンベルグで、41周目になってスーパーソフトタイヤ
に交換。しばらくヒュルケンベルグの後方にいた
マッサが1周後に2回目のピットストップを行って
いる。
ベッテルが第2スティントを始めた時点で先頭の
ボッタスとは4.7秒差、3番手のライコネンには2.5
秒差まで迫られていたが、スタートで奪われたポ
ジションを取り戻したいベッテルは自己ベストを連
発しながらボッタスとの差を縮めていき、ボッタス
がバックマーカーに対処する間にも一気にギャッ
プを短縮する。残り2周をきって、ついにベッテル
が1秒差以内に接近し、チェッカーが振られる瞬
間まで2人のバトルが続いた。
初勝利がかかるボッタスは周回遅れのマシンを
料理しながら必死にゴールを目指し、ベッテルに
0.6秒差まで近づかれながらも何とかトップチェ
ッカーを受けて悲願の優勝を飾った。1列目スタート
だったフェラーリはベッテルが2位、ライコネンが3
位でフィニッシュしてダブル表彰台を達成。
ハミルトンは4位入賞、他にフェルスタッペン、ぺレ
スとオコンのフォース・インディア勢、ヒュルケンベ
ルグ、マッサ、サインツがポイントを獲得してい
る。
マクラーレン・ホンダのアロンソは1周も出来ずに
リタイヤ、バンド―ルンも16台完走中の14位と良
いところがなかったですが、2018年にはザウバーに
エンジン供給するということです。
出来るだけ早く強いHondaを見てみたいですね!
FIA F1世界選手権第4戦ロシアGP決勝が開催さ
れ、1周目に先頭に踊り出たメルセデスのボッタス
がF1初優勝を遂げた。
これまでのソチのコースではメルセデスが優位を
誇ってきたが、この週末を通してフェラーリがス
ピードを示しており、前日の予選ではベッテルが
ポールタイムをたたき出し、チームメイトのライコ
ネンが0.059秒差の2番手につけ、フェラーリがフ
ロントロー独占を果たしている。メルセデスはボッ
タスが3番手、ハミルトンが4番手に収まった。
今週末にグリッドペナルティを受けたドライバーは
2人。前戦で発生したインシデントの責任を問わ
れていたトロ・ロッソのサインツは予選順位から3
グリッド降格した14番手スタートとなり、5基目のエ
ンジンコンポーネント搭載により合計15グリッド降
格処分を受けたマクラーレンのバンド―ルンは最
後尾に並んだ。
全長5.848㎞のソチ・オートドロームにて予定より
1周少ない52周で争われた決勝レースは清々し
い青空の下、気温25℃、路面温度41℃、湿度
32%のドライコンディションでスタート時刻を迎え
る。
ピットレーンオープン前にはレッドブルのフェルス
タッペンを水漏れが襲うも、無事に20台がフォー
メーションラップをスタートさせる。しかしながら、
スターティンググリッドに着く前にマクラーレンの
アロンソがストップしてしまい、他の19台にはもう
一周のフォーメーションラップが指示された。結果
53周が予定されていたレースは52周で争われる
ことになった。
シグナル消灯と同時に全車がクリーンに発信し
たものの、やや出遅れたライコネンを追い抜き、
ストレートで伸びが良かったボッタスがターン2で
ベッテルをもオーバーテイクして先頭に躍り出る。
ただ、後方でハースF1のグロージャンとルノーの
パーマーが接触し、2台ともリタイヤを喫するイン
シデントが発生。どちらもマシンにダメージを負っ
ており、コース上にはデブリが散らばったため、
セーフティカーが出動した。
3周目の終わりにセーフティカーが解除となった後、
レッドブルのリカルドがトラブルに見舞われて
スローダウン。何とかピットにたどり着いたものの、
右リアのブレーキに問題が起きたと見られ、
そのままガレージにマシンを収めている。
リスタートで先頭の座をキープしたボッタスはリズ
ムに乗ってペースを上げ、ベッテルとライコネンの
フェラーリ勢に対してコンマ数秒速いラップタイム
で引き離しにかかった。マシンの「何かが変」と訴
えたハミルトンは4番手のポジションをキープしな
がらも、思うように走れず。懸命にパフォーマンス
を引き出そうとプッシュに努めた結果、18周目に
はファステストラップを刻み、上位3台と変わらぬ
ペースに戻したハミルトンだが、すでに開いた差
を詰めきれずにがまんのレースを強いられる。
22周目に入ったタイミングでウィリアムズのマッサ
が最初のピットストップを完了。新しいスーパーソ
フトのタイヤセットを履いて隊列に加わった。ホー
ムグランプリに挑むトロ・ロッソのクビアトとハース
F1のマグヌッセンもタイヤ交換を済ませている。
先頭集団ではラップリーダーのボッタスが最初に
動き、28周目にタイヤをスーパーソフトに履き替
えた。他の3台はしばらく動かず、フェラーリが
先行するベッテルより先にライコネンをピットに呼び
入れたのは2周後だ。さらにハミルトンがスーパー
ソフトに交換したが、ベッテルは第1スティントを継
続。33周目の終わりに一度はピットインの指示が
出るも、すぐにステイアウトに訂正され、もう1周を
挟んでようやくピットストップを終えている。
第1スティントを最も長くしたのはルノーのヒュルケ
ンベルグで、41周目になってスーパーソフトタイヤ
に交換。しばらくヒュルケンベルグの後方にいた
マッサが1周後に2回目のピットストップを行って
いる。
ベッテルが第2スティントを始めた時点で先頭の
ボッタスとは4.7秒差、3番手のライコネンには2.5
秒差まで迫られていたが、スタートで奪われたポ
ジションを取り戻したいベッテルは自己ベストを連
発しながらボッタスとの差を縮めていき、ボッタス
がバックマーカーに対処する間にも一気にギャッ
プを短縮する。残り2周をきって、ついにベッテル
が1秒差以内に接近し、チェッカーが振られる瞬
間まで2人のバトルが続いた。
初勝利がかかるボッタスは周回遅れのマシンを
料理しながら必死にゴールを目指し、ベッテルに
0.6秒差まで近づかれながらも何とかトップチェ
ッカーを受けて悲願の優勝を飾った。1列目スタート
だったフェラーリはベッテルが2位、ライコネンが3
位でフィニッシュしてダブル表彰台を達成。
ハミルトンは4位入賞、他にフェルスタッペン、ぺレ
スとオコンのフォース・インディア勢、ヒュルケンベ
ルグ、マッサ、サインツがポイントを獲得してい
る。
マクラーレン・ホンダのアロンソは1周も出来ずに
リタイヤ、バンド―ルンも16台完走中の14位と良
いところがなかったですが、2018年にはザウバーに
エンジン供給するということです。
出来るだけ早く強いHondaを見てみたいですね!