魅惑の街モンテカルロを舞台に開催中の2017年
FIA F1世界選手権第6戦モナコGPは27日(土)に
予選セッションは行われ、フェラーリのライコネン
が大接戦を制して2008年フランスGP以来となる
ポールポジションを獲得した。
予選を前に行われた土曜フリー走行ではフェラー
リのベッテルがコースレコードを更新してタイム
シート最上位に立ち、メルセデス勢は本調子を発
揮できず苦戦を強いられていた。
週末を通して好天に恵まれるモナコはセッション
開始時の気温が25℃、路面温度52℃、湿度39%
のドライコンディション。Q1スタート前にピットレー
ン出口に並んだフェラーリの2台がオープンと同
時にコースへと飛び出していった。トロ・ロッソと
レッドブルはライバルと始動のタイミングをずらし
ている。
土曜フリー走行終盤にクラッシュを喫してマシン
にダメージを負ったフォース・インディアのオコン
は予選が始まっても修復作業が完了しておらず、
時間との勝負が続いたが、開始から8分ほどで無
事にコースインした。
序盤のアタックが完了してトップに立ったのはレッ
ドブルのフェルスタッペン。1分13秒078をマークし
た。2番手にベッテルが続き、ライコネンが3番手、
4番手のリカルド(レッドブル)までが0.141秒差と
混戦の様相を呈している。
上位勢は終盤のアタックに参加せず、下位グー
プを中心にタイム更新に臨み、最終的に16番手
以下でQ1敗退を喫したのはオコン、パーマー(ル
ノー)、ストロール(ウィリアムズ)、ウェーレイン、
エリクソン(共にザウバー)だ。エリクソンはペース
を上げながらラストアタックに挑んでいたところ、
ヌーベルシケイン手前で左リアタイヤをガードレー
ルにぶつけてしまい、エスケープロードに逃げ込
んでマシンを止めている。
レッドブルとフェラーリが好スペースを発揮する中、
メルセデスがいまだ本調子を取り戻せない。
ボッタスが何とか5番手に食い込むも、ハミルトン
はQ1で10番手どまりだ。
15分間で争われたQ2もピットレーンオープン前か
ら行列ができ、ボッタスが真っ先にコースイン。ラ
イバルたちも続いて順次、アタックを開始していっ
た。フェラーリコンビが速さを示し、まずはライコネ
ンが1分12秒780を刻んでトップに立ち、0.008秒差
でフェルスタッペンが2番手、3番手につけたベッ
テルと4番手のボッタスもライコネンからは0.1秒程
度しか遅れていない。
Q2終盤のアタックではライコネンが1分12秒231を
たたき出してライバルを引き離しにかかる。ベッテ
ルも好ペースでラップをまとめるが、ライコネンに
は及ばず2番手につけ、フェルスタッペンが3番手
に食い込んだ。
マシンの感触が向上しない様子のハミルトンはラ
ストアタックにすべてをかけるが、目前を走ってい
たマクラーレンのバンド―ルンがスィミングプール
区間でクラッシュを喫したために減速を余儀なくさ
れた結果、ハミルトンはラップを完了せずピットに
引き上げた。バンド―ルンは土曜フリー走行でオ
コンがクラッシュをした時と同様、シケイン手前の
ガードレールに右フロントタイヤをこすってしま
い、マシンにダメージを負った状態で縁石に乗り
上げ、その勢いのままガードレールに突進、黄旗
が振られた結果、ハミルトン以外にも複数のドラ
イバーがアタック断念を強いられている。
バンド―ルン自身は7番手でQ2を突破したが、以
降のセッションには参加できない。
Q2敗退を喫したのは11番手以下、クビアト(トロ・
ロッソ)、ヒュルケンベルグ(ルノー)、マグヌッセン
(ハースF1)、ハミルトン、マッサ(ウィリアムズ)
だ。
ポールポジションが決するQ3はトロ・ロッソのサイ
ンツを先頭に各車が始動し、バンド―ルンと予選
トップ10入りを決めたバトンのマクラーレン勢を除
く8名がコースに向かった。Q3序盤はライコネンが
1分12秒296をマークしてトップに立ち、リカルドと
ベッテルが07秒差で続いている。
バトンも加わった最終ラインではライコネンがさら
にペースアップを成功させて1分12秒178をたたき
出し、ポールポジションに一歩近づく。その後、
ベッテルとボッタスも自己ベストを更新するが、そ
れぞれライコネンに100分の4秒届かず、結果、ラ
イコネンが一番時計を達成した。0.043秒差だった
ベッテルが2番手に入り、フェラーリがフロントロー
を独占。0.045秒差ながら3番手となったのがボッ
タスだ。
4番手にフェルスタッペン、以下、リカルド、サイン
ツ、ペレス(フォース・インディア)、グロージャン
(ハースF1)、バトンが9番手タイムを残している。
Q2でクラッシュしたバンド―ルンは予選10番手で
あるが、前戦でインシデントを起こした責任を問わ
れて3グリッド降格処分を受けており、スターティ
ンググリッドは3つ後退する。また、バトンもエンジ
ンペナルティにより15グリッド降格処分を科せら
れているため、最後尾から久々のF1レースに挑む
ことになる。
マクラーレン・ホンダは、バトンとバンド―ルンが
揃ってトップ10入りを果たしました。2人とも降格処
分を受けており、決勝レースは厳しい戦いを強い
られますが、頑張ってほしいですね!
FIA F1世界選手権第6戦モナコGPは27日(土)に
予選セッションは行われ、フェラーリのライコネン
が大接戦を制して2008年フランスGP以来となる
ポールポジションを獲得した。
予選を前に行われた土曜フリー走行ではフェラー
リのベッテルがコースレコードを更新してタイム
シート最上位に立ち、メルセデス勢は本調子を発
揮できず苦戦を強いられていた。
週末を通して好天に恵まれるモナコはセッション
開始時の気温が25℃、路面温度52℃、湿度39%
のドライコンディション。Q1スタート前にピットレー
ン出口に並んだフェラーリの2台がオープンと同
時にコースへと飛び出していった。トロ・ロッソと
レッドブルはライバルと始動のタイミングをずらし
ている。
土曜フリー走行終盤にクラッシュを喫してマシン
にダメージを負ったフォース・インディアのオコン
は予選が始まっても修復作業が完了しておらず、
時間との勝負が続いたが、開始から8分ほどで無
事にコースインした。
序盤のアタックが完了してトップに立ったのはレッ
ドブルのフェルスタッペン。1分13秒078をマークし
た。2番手にベッテルが続き、ライコネンが3番手、
4番手のリカルド(レッドブル)までが0.141秒差と
混戦の様相を呈している。
上位勢は終盤のアタックに参加せず、下位グー
プを中心にタイム更新に臨み、最終的に16番手
以下でQ1敗退を喫したのはオコン、パーマー(ル
ノー)、ストロール(ウィリアムズ)、ウェーレイン、
エリクソン(共にザウバー)だ。エリクソンはペース
を上げながらラストアタックに挑んでいたところ、
ヌーベルシケイン手前で左リアタイヤをガードレー
ルにぶつけてしまい、エスケープロードに逃げ込
んでマシンを止めている。
レッドブルとフェラーリが好スペースを発揮する中、
メルセデスがいまだ本調子を取り戻せない。
ボッタスが何とか5番手に食い込むも、ハミルトン
はQ1で10番手どまりだ。
15分間で争われたQ2もピットレーンオープン前か
ら行列ができ、ボッタスが真っ先にコースイン。ラ
イバルたちも続いて順次、アタックを開始していっ
た。フェラーリコンビが速さを示し、まずはライコネ
ンが1分12秒780を刻んでトップに立ち、0.008秒差
でフェルスタッペンが2番手、3番手につけたベッ
テルと4番手のボッタスもライコネンからは0.1秒程
度しか遅れていない。
Q2終盤のアタックではライコネンが1分12秒231を
たたき出してライバルを引き離しにかかる。ベッテ
ルも好ペースでラップをまとめるが、ライコネンに
は及ばず2番手につけ、フェルスタッペンが3番手
に食い込んだ。
マシンの感触が向上しない様子のハミルトンはラ
ストアタックにすべてをかけるが、目前を走ってい
たマクラーレンのバンド―ルンがスィミングプール
区間でクラッシュを喫したために減速を余儀なくさ
れた結果、ハミルトンはラップを完了せずピットに
引き上げた。バンド―ルンは土曜フリー走行でオ
コンがクラッシュをした時と同様、シケイン手前の
ガードレールに右フロントタイヤをこすってしま
い、マシンにダメージを負った状態で縁石に乗り
上げ、その勢いのままガードレールに突進、黄旗
が振られた結果、ハミルトン以外にも複数のドラ
イバーがアタック断念を強いられている。
バンド―ルン自身は7番手でQ2を突破したが、以
降のセッションには参加できない。
Q2敗退を喫したのは11番手以下、クビアト(トロ・
ロッソ)、ヒュルケンベルグ(ルノー)、マグヌッセン
(ハースF1)、ハミルトン、マッサ(ウィリアムズ)
だ。
ポールポジションが決するQ3はトロ・ロッソのサイ
ンツを先頭に各車が始動し、バンド―ルンと予選
トップ10入りを決めたバトンのマクラーレン勢を除
く8名がコースに向かった。Q3序盤はライコネンが
1分12秒296をマークしてトップに立ち、リカルドと
ベッテルが07秒差で続いている。
バトンも加わった最終ラインではライコネンがさら
にペースアップを成功させて1分12秒178をたたき
出し、ポールポジションに一歩近づく。その後、
ベッテルとボッタスも自己ベストを更新するが、そ
れぞれライコネンに100分の4秒届かず、結果、ラ
イコネンが一番時計を達成した。0.043秒差だった
ベッテルが2番手に入り、フェラーリがフロントロー
を独占。0.045秒差ながら3番手となったのがボッ
タスだ。
4番手にフェルスタッペン、以下、リカルド、サイン
ツ、ペレス(フォース・インディア)、グロージャン
(ハースF1)、バトンが9番手タイムを残している。
Q2でクラッシュしたバンド―ルンは予選10番手で
あるが、前戦でインシデントを起こした責任を問わ
れて3グリッド降格処分を受けており、スターティ
ンググリッドは3つ後退する。また、バトンもエンジ
ンペナルティにより15グリッド降格処分を科せら
れているため、最後尾から久々のF1レースに挑む
ことになる。
マクラーレン・ホンダは、バトンとバンド―ルンが
揃ってトップ10入りを果たしました。2人とも降格処
分を受けており、決勝レースは厳しい戦いを強い
られますが、頑張ってほしいですね!