30日(土)、2017年FIA F1世界選手権第15戦マ
レーシアGP予選が実施され、ライバルがエンジン
トラブルに泣く中、メルセデスのハミルトンがポー
ルポジションを獲得した。
ウエットだった初日のフリー走行1回目はレッドブ
ルが速さを示し、ドライコンディションになるとフェ
ラーリが好パフォーマンスを発揮。ライバルに後
れを取ったメルセデスの苦戦が目立つも、予選と
レースに向けて徐々に改善の兆しを見せていた。
フェラーリのベッテルは土曜フリー走行中にエン
ジントラブルに見舞われ、予選を前に別のパワー
ユニットに載せ替えている。ただし、4基目のコン
ポーネントであるため、ペナルティの対処には
なっていない。
また、ピレリはセパン・インターナショナル・サー
キットにミディアム、ソフト、スーパーソフトのドライ
タイヤ3種類を持ち込んでおり、各ドライバーとも
予選Q3用にスーパーソフトを1セット確保するよう
義務付けられた。
太陽が顔を出し、ドライコンディションに恵まれた
予選は気温31℃、路面温度46℃、湿度61%でス
タートする。ザウバーのウェーレインがスーパーソ
フトタイヤを履いて出陣すると、ハースF1のグ
ロージャンやもう一台のザウバーを駆るエリクソ
ンもガレージを出発。メルセデスのハミルトンと
フェラーリのライコネンはソフトタイヤを選んでコー
スに向かった。
大急ぎでエンジン交換を終えたフェラーリクルー
に見送られ、ソフトタイヤを履いてコースに向かっ
たベッテルだったが、新しく載せたエンジンに不具
合が生じたようでタイムを残さないままピットに引
き上げる。
その間、レッドブル勢もタイムを刻み、ソフトタイヤ
を履いたハミルトン、フェルスタッペン、ボッタス、
ライコネンがトップ4に並び、スーパーソフトを履い
たリカルドが5番手に続いた。
フェラーリのガレージでは懸命の作業が続けら
れ、いったんは出陣の準備が整ったようにも見ら
れたが、結局、ベッテルはコースに出られず、ノー
タイムでQ1を終えている。予選でタイムを残せな
かったため、レースへの出走可否はスチュワード
に委ねられるものの、フリー走行のペースを踏ま
えれば問題なくレースには参加できると考えられ
る。
序盤のアタックでトップ7に並んだドライバーたち
がガレージで待機する中、ベッテルを除く13名が
Q2進出をかけて最後のアタックに臨み、16番手
以下で予選順位を確定させたのはグロージャンと
マグヌッセンのハースF1勢に加えてウェーレイン
とエリクソンのザウバー勢、ノータイムだったベッ
テルだ。
15分間のQ2はスーパーソフトタイヤに履き替えた
メルセデス勢が真っ先に動き、フォース・インディ
ア勢が後に続いた。ベッテル不在のQ2で気を吐く
ハミルトンが1分31秒フラットを刻むも、相棒の代
わりとばかりにライコネンが1分30秒台に乗せ、
フェルスタッペンが0.005秒差の2番手に飛び込
み、ハミルトンは0.083秒のギャップながら3番手
につける。
トップ3が100分の1秒、1,000分の1秒を争う僅差
のバトルを繰り広げる一方、Q3進出をかけた競
争も激しく、暫定7番手のヒュルケンベルグ(ル
ノー)から13番手にいたトロ・ロッソのサインツ
まで0.2秒しかない超混戦の展開を見せた。
トップ2に並んでいたライコネンとフェルスタッペン
はガレージで他車の走行を見守り、3番手のハミ
ルトンを含めて13台がQ2突破をかけて最後のア
タックに臨んでいる。新しいスーパーソフトを投入
したボッタスが1分30秒803をたたき出してトップに
浮上した一方で、ハミルトンは自己ベストを更新し
たものの、ライコネンやフェルスタッペンを上回る
ことはできずに4番手にとどまった。
最終的にQ2で予選を終えたのは0.024秒足りず
に11番手となったウィリアムズのマッサをはじめ、
ルノーのパーマー、ウィリアムズのストロール、ト
ロ・ロッソのカルロス・サインツとガスリーだ。
メルセデス、フェラーリの1台、レッドブル、フォー
ス・インディア、ルノーの1台、マクラーレンが顔を
揃えたQ3はヒュルケンベルグを除く9名が序盤の
アタックに参加。マクラーレン勢はユーズドのスー
パーソフトを使っている。
1分30秒076を刻んだハミルトンがトップに立ち、
0.232秒差でライコネンが2番手、リカルドが3番手
につけた。フェルスタッペンとボッタスも1分30秒
台に乗せているが、トップのハミルトンからは0.5
秒以上遅れている。
10台が出揃ったQ3終盤のアタックはリカルドが先
陣を切り、ヒュルケンベルグとフェルスタッペンが
続いた後、残りのドライバーも合流した。レッドブ
ル勢のタイムが伸び悩む中、ハミルトンが1分30
秒076を刻んで優位に立つ。最後に好ペースを見
せたライコネンだが、ハミルトンに0.045秒届かな
かった。
結果、ハミルトンがポールポジションを獲得し、ラ
イコネンがフロントロー、フェルスタッペンが3番手
に並んでいる。4番手以下、リカルド、ボッタス、オ
コン、バンドールン、ヒュルケンベルグ、ペレス、ア
ロンソが10番手で予選を終えた。
今シーズンで、提携解消するマクラーレン・ホンダ
は、皮肉にも競争力が出てきたようで、アロンソは、
フリー走行1回目では3位を獲得しています。
予選でも、バンド―ルンが7位、アロンソが10位と
決勝でも好成績が期待されますね。
レーシアGP予選が実施され、ライバルがエンジン
トラブルに泣く中、メルセデスのハミルトンがポー
ルポジションを獲得した。
ウエットだった初日のフリー走行1回目はレッドブ
ルが速さを示し、ドライコンディションになるとフェ
ラーリが好パフォーマンスを発揮。ライバルに後
れを取ったメルセデスの苦戦が目立つも、予選と
レースに向けて徐々に改善の兆しを見せていた。
フェラーリのベッテルは土曜フリー走行中にエン
ジントラブルに見舞われ、予選を前に別のパワー
ユニットに載せ替えている。ただし、4基目のコン
ポーネントであるため、ペナルティの対処には
なっていない。
また、ピレリはセパン・インターナショナル・サー
キットにミディアム、ソフト、スーパーソフトのドライ
タイヤ3種類を持ち込んでおり、各ドライバーとも
予選Q3用にスーパーソフトを1セット確保するよう
義務付けられた。
太陽が顔を出し、ドライコンディションに恵まれた
予選は気温31℃、路面温度46℃、湿度61%でス
タートする。ザウバーのウェーレインがスーパーソ
フトタイヤを履いて出陣すると、ハースF1のグ
ロージャンやもう一台のザウバーを駆るエリクソ
ンもガレージを出発。メルセデスのハミルトンと
フェラーリのライコネンはソフトタイヤを選んでコー
スに向かった。
大急ぎでエンジン交換を終えたフェラーリクルー
に見送られ、ソフトタイヤを履いてコースに向かっ
たベッテルだったが、新しく載せたエンジンに不具
合が生じたようでタイムを残さないままピットに引
き上げる。
その間、レッドブル勢もタイムを刻み、ソフトタイヤ
を履いたハミルトン、フェルスタッペン、ボッタス、
ライコネンがトップ4に並び、スーパーソフトを履い
たリカルドが5番手に続いた。
フェラーリのガレージでは懸命の作業が続けら
れ、いったんは出陣の準備が整ったようにも見ら
れたが、結局、ベッテルはコースに出られず、ノー
タイムでQ1を終えている。予選でタイムを残せな
かったため、レースへの出走可否はスチュワード
に委ねられるものの、フリー走行のペースを踏ま
えれば問題なくレースには参加できると考えられ
る。
序盤のアタックでトップ7に並んだドライバーたち
がガレージで待機する中、ベッテルを除く13名が
Q2進出をかけて最後のアタックに臨み、16番手
以下で予選順位を確定させたのはグロージャンと
マグヌッセンのハースF1勢に加えてウェーレイン
とエリクソンのザウバー勢、ノータイムだったベッ
テルだ。
15分間のQ2はスーパーソフトタイヤに履き替えた
メルセデス勢が真っ先に動き、フォース・インディ
ア勢が後に続いた。ベッテル不在のQ2で気を吐く
ハミルトンが1分31秒フラットを刻むも、相棒の代
わりとばかりにライコネンが1分30秒台に乗せ、
フェルスタッペンが0.005秒差の2番手に飛び込
み、ハミルトンは0.083秒のギャップながら3番手
につける。
トップ3が100分の1秒、1,000分の1秒を争う僅差
のバトルを繰り広げる一方、Q3進出をかけた競
争も激しく、暫定7番手のヒュルケンベルグ(ル
ノー)から13番手にいたトロ・ロッソのサインツ
まで0.2秒しかない超混戦の展開を見せた。
トップ2に並んでいたライコネンとフェルスタッペン
はガレージで他車の走行を見守り、3番手のハミ
ルトンを含めて13台がQ2突破をかけて最後のア
タックに臨んでいる。新しいスーパーソフトを投入
したボッタスが1分30秒803をたたき出してトップに
浮上した一方で、ハミルトンは自己ベストを更新し
たものの、ライコネンやフェルスタッペンを上回る
ことはできずに4番手にとどまった。
最終的にQ2で予選を終えたのは0.024秒足りず
に11番手となったウィリアムズのマッサをはじめ、
ルノーのパーマー、ウィリアムズのストロール、ト
ロ・ロッソのカルロス・サインツとガスリーだ。
メルセデス、フェラーリの1台、レッドブル、フォー
ス・インディア、ルノーの1台、マクラーレンが顔を
揃えたQ3はヒュルケンベルグを除く9名が序盤の
アタックに参加。マクラーレン勢はユーズドのスー
パーソフトを使っている。
1分30秒076を刻んだハミルトンがトップに立ち、
0.232秒差でライコネンが2番手、リカルドが3番手
につけた。フェルスタッペンとボッタスも1分30秒
台に乗せているが、トップのハミルトンからは0.5
秒以上遅れている。
10台が出揃ったQ3終盤のアタックはリカルドが先
陣を切り、ヒュルケンベルグとフェルスタッペンが
続いた後、残りのドライバーも合流した。レッドブ
ル勢のタイムが伸び悩む中、ハミルトンが1分30
秒076を刻んで優位に立つ。最後に好ペースを見
せたライコネンだが、ハミルトンに0.045秒届かな
かった。
結果、ハミルトンがポールポジションを獲得し、ラ
イコネンがフロントロー、フェルスタッペンが3番手
に並んでいる。4番手以下、リカルド、ボッタス、オ
コン、バンドールン、ヒュルケンベルグ、ペレス、ア
ロンソが10番手で予選を終えた。
今シーズンで、提携解消するマクラーレン・ホンダ
は、皮肉にも競争力が出てきたようで、アロンソは、
フリー走行1回目では3位を獲得しています。
予選でも、バンド―ルンが7位、アロンソが10位と
決勝でも好成績が期待されますね。