鈴鹿サーキットにて7日(土)、2017年FIA F1世界
選手権第16戦日本GP予選が実施され、メルセデスの
ハミルトンがポールポジションを獲得した。
今週末に実施された3回のフリー走行はいずれも
赤旗や雨天の影響を受け、とりわけ一発の速さ
は各チームのペースが読みづらい状況だ。予選
を前に行われた土曜フリー走行ではスーパーソフ
トタイヤで予選シミュレーションに臨もうとしたボッ
タス(メルセデス)がガードレールにぶつかり、赤
旗要因となってしまったが、このセッションの最速
タイムはボッタスがソフトタイヤで刻んだ1分29秒
055だった。僚友ハミルトンもスーパーソフトではク
イックラップを走れていないものの、ボッタス同様
にソフトタイヤで0.014秒差のベストタイムをマーク
して2番手に続いた。
ボッタスは鈴鹿で予定外のギアボックス交換を
行っており、すでに5グリッド降格処分を受けるこ
とが決まっている。加えて、土曜フリー走行でボッ
タスのインシデント後にクラッシュを喫したフェラー
リのライコネンもギアボックスを交換し、ペナル
ティを科せられることになった。
また、予選に先だって2人がペナルティを伴うエン
ジン交換を強いられている。先のマレーシアGPで
トラブルに見舞われたトロ・ロッソのサインツは問
題があるなしにかかわらず鈴鹿で新たなコンポー
ネントを投入する予定だったといい、6基目の
MGU-Hを載せたほか、内燃機関とターボチャー
ジャーが5基目に達し、合計20グリッド降格とな
る。
さらに、マクラーレンのアロンソが初日セッション
後にハイドロリック系に問題が見つかり、マシン
再建の作業に伴ってパワーユニットをフル交換す
ることになり、合計35グリッド降格ペナルティを受
けている。
ピレリはファンやドライバーからの人気が高いこと
で知られる鈴鹿サーキットにミディアム、ソフト、
スーパーソフトのドライタイヤを持ち込んでおり、
予選Q3用タイヤとしてスーパーソフトが指定され
た。
予選Q1は曇り空の下、気温23℃、路面温度27
℃、湿度73%のドライコンディションでスタート時
刻を迎え、ピットレーンの信号が青に変わると、ザ
ウバーのウェーレインがスーパーソフトタイヤを履
いてコースに向かう。ハミルトンとベッテルはソフ
トタイヤでガレージを離れたが、それ以外のドライ
バーはスーパーソフトでアタックラップに挑んでい
る。
最後にガレージを離れたルノー勢とサインツがア
タックラップを完了した時点でノックアウトゾーン
の16番手以下にはグロージャン(ハースF1)、ト
ロ・ロッソのガスリー、ウィリアムズのストロール。
ザウバーのエリクソンとウェーレインだった
Q2進出をかけた最後のアタックには8番手につけ
ていたフォース・インディアのオコン以下のドライ
バーが参加するはずだったが、アウトラップでグ
ロージャンがクラッシュを喫して赤旗が振られ、残
り1分18秒で時計が止まったものの、セッションは
再開されぬまま終了となった。結果、タイム更新
できたドライバーはおらず、グロージャン、ガス
リー、ストロール、エリクソン、ウェーレインの予選
順位が決している。
15分間で争われたQ2はスーパーソフトタイヤに
切り替えたハミルトンが先頭でコースに入り、ペナ
ルティで降格が決まっているライコネンとボッタス
はソフトタイヤに交換、ベッテルはスーパーソフト
を投入した。さらにエンジンペナルティを受けるサ
インツとアロンソがユーズドのスーパーソフトタイ
ヤを使って最初のアタックに臨んでいる。
今週末で一番柔らかいコンパウンドでハミルトン
がたたき出したタイムは1分27秒819。鈴鹿サー
キットのコースレコードを更新した。ベッテルが2
番手につけるも、その差は0.6秒以上ある。ソフト
でアタックしたボッタスがハミルトンに0.7秒差の3
番手に控えた。
一発で最高のラップをまとめたハミルトンだが、新
品セットに交換して再度アタックに挑む。4番手か
ら6番手につけていたレッドブルの2台とライコネ
ンがガレージでの待機を選択しており、ライコネン
はソフトタイヤでベストタイムを刻んだため、決勝
レースはソフトのタイヤセットでスタートすることに
なる。
最終的に11番手以下でノックアウトされたのはバ
ンドールン(マクラーレン)、ヒュルケンベルグ(ル
ノー)、マグヌッセン(ハースF1)、パーマー(ル
ノー)、サインツだ。サインツはユーズドセットでア
タックを続け、レースに新品タイヤを温存してい
る。
ポールシッターが決するQ3はボッタスが先にコー
スインし、ハミルトンが続いた。アロンソだけがガ
レージで待機しており、ユーズドのスーパーソフト
を装着したフォース・インディアのエステバン・オコ
ンとウィリアムズのフェリペ・マッサを含めた9名が
序盤のアタックラップに臨んでいる。
1分27秒345をたたき出したハミルトンがトップにた
ち、ベッテルも1分27秒台に入れたが0.452秒の
リードを許している。ライコネンはデグナーの2つ
目でややつまずいてしまい、ラップを断念してピッ
トに引き上げた。
注目のラストアタックは10名すべてが新しいスー
パーソフトを履き、ハミルトンはセクター1のファス
テストを更新するも、残りのセクターはベストタイ
ムに届かなかったが、それでも1分27秒319を刻
んで最速タイムを塗り替え、鈴鹿での初ポールポ
ジション獲得を達成した。
2番手には最後にベストタイムをマークしたボッタス
が入り、ベッテルが3番手に並ぶ。4番手以下はリカ
ルド、フェルスタッペン、ライコネン、オコン、
ペレス、マッサ、アロンソが10番手だ。
なお、ボッタス、ライコネン、アロンソ、サインツは
グリッド降格処分を科せられるため、スタート位置
は全体的に変更される予定。
マクラーレン・ホンダのバンド―ルンは9番手、アロンソはグリッド降格処分のため、最後尾スタート
ですが、頑張って欲しいですね。
選手権第16戦日本GP予選が実施され、メルセデスの
ハミルトンがポールポジションを獲得した。
今週末に実施された3回のフリー走行はいずれも
赤旗や雨天の影響を受け、とりわけ一発の速さ
は各チームのペースが読みづらい状況だ。予選
を前に行われた土曜フリー走行ではスーパーソフ
トタイヤで予選シミュレーションに臨もうとしたボッ
タス(メルセデス)がガードレールにぶつかり、赤
旗要因となってしまったが、このセッションの最速
タイムはボッタスがソフトタイヤで刻んだ1分29秒
055だった。僚友ハミルトンもスーパーソフトではク
イックラップを走れていないものの、ボッタス同様
にソフトタイヤで0.014秒差のベストタイムをマーク
して2番手に続いた。
ボッタスは鈴鹿で予定外のギアボックス交換を
行っており、すでに5グリッド降格処分を受けるこ
とが決まっている。加えて、土曜フリー走行でボッ
タスのインシデント後にクラッシュを喫したフェラー
リのライコネンもギアボックスを交換し、ペナル
ティを科せられることになった。
また、予選に先だって2人がペナルティを伴うエン
ジン交換を強いられている。先のマレーシアGPで
トラブルに見舞われたトロ・ロッソのサインツは問
題があるなしにかかわらず鈴鹿で新たなコンポー
ネントを投入する予定だったといい、6基目の
MGU-Hを載せたほか、内燃機関とターボチャー
ジャーが5基目に達し、合計20グリッド降格とな
る。
さらに、マクラーレンのアロンソが初日セッション
後にハイドロリック系に問題が見つかり、マシン
再建の作業に伴ってパワーユニットをフル交換す
ることになり、合計35グリッド降格ペナルティを受
けている。
ピレリはファンやドライバーからの人気が高いこと
で知られる鈴鹿サーキットにミディアム、ソフト、
スーパーソフトのドライタイヤを持ち込んでおり、
予選Q3用タイヤとしてスーパーソフトが指定され
た。
予選Q1は曇り空の下、気温23℃、路面温度27
℃、湿度73%のドライコンディションでスタート時
刻を迎え、ピットレーンの信号が青に変わると、ザ
ウバーのウェーレインがスーパーソフトタイヤを履
いてコースに向かう。ハミルトンとベッテルはソフ
トタイヤでガレージを離れたが、それ以外のドライ
バーはスーパーソフトでアタックラップに挑んでい
る。
最後にガレージを離れたルノー勢とサインツがア
タックラップを完了した時点でノックアウトゾーン
の16番手以下にはグロージャン(ハースF1)、ト
ロ・ロッソのガスリー、ウィリアムズのストロール。
ザウバーのエリクソンとウェーレインだった
Q2進出をかけた最後のアタックには8番手につけ
ていたフォース・インディアのオコン以下のドライ
バーが参加するはずだったが、アウトラップでグ
ロージャンがクラッシュを喫して赤旗が振られ、残
り1分18秒で時計が止まったものの、セッションは
再開されぬまま終了となった。結果、タイム更新
できたドライバーはおらず、グロージャン、ガス
リー、ストロール、エリクソン、ウェーレインの予選
順位が決している。
15分間で争われたQ2はスーパーソフトタイヤに
切り替えたハミルトンが先頭でコースに入り、ペナ
ルティで降格が決まっているライコネンとボッタス
はソフトタイヤに交換、ベッテルはスーパーソフト
を投入した。さらにエンジンペナルティを受けるサ
インツとアロンソがユーズドのスーパーソフトタイ
ヤを使って最初のアタックに臨んでいる。
今週末で一番柔らかいコンパウンドでハミルトン
がたたき出したタイムは1分27秒819。鈴鹿サー
キットのコースレコードを更新した。ベッテルが2
番手につけるも、その差は0.6秒以上ある。ソフト
でアタックしたボッタスがハミルトンに0.7秒差の3
番手に控えた。
一発で最高のラップをまとめたハミルトンだが、新
品セットに交換して再度アタックに挑む。4番手か
ら6番手につけていたレッドブルの2台とライコネ
ンがガレージでの待機を選択しており、ライコネン
はソフトタイヤでベストタイムを刻んだため、決勝
レースはソフトのタイヤセットでスタートすることに
なる。
最終的に11番手以下でノックアウトされたのはバ
ンドールン(マクラーレン)、ヒュルケンベルグ(ル
ノー)、マグヌッセン(ハースF1)、パーマー(ル
ノー)、サインツだ。サインツはユーズドセットでア
タックを続け、レースに新品タイヤを温存してい
る。
ポールシッターが決するQ3はボッタスが先にコー
スインし、ハミルトンが続いた。アロンソだけがガ
レージで待機しており、ユーズドのスーパーソフト
を装着したフォース・インディアのエステバン・オコ
ンとウィリアムズのフェリペ・マッサを含めた9名が
序盤のアタックラップに臨んでいる。
1分27秒345をたたき出したハミルトンがトップにた
ち、ベッテルも1分27秒台に入れたが0.452秒の
リードを許している。ライコネンはデグナーの2つ
目でややつまずいてしまい、ラップを断念してピッ
トに引き上げた。
注目のラストアタックは10名すべてが新しいスー
パーソフトを履き、ハミルトンはセクター1のファス
テストを更新するも、残りのセクターはベストタイ
ムに届かなかったが、それでも1分27秒319を刻
んで最速タイムを塗り替え、鈴鹿での初ポールポ
ジション獲得を達成した。
2番手には最後にベストタイムをマークしたボッタス
が入り、ベッテルが3番手に並ぶ。4番手以下はリカ
ルド、フェルスタッペン、ライコネン、オコン、
ペレス、マッサ、アロンソが10番手だ。
なお、ボッタス、ライコネン、アロンソ、サインツは
グリッド降格処分を科せられるため、スタート位置
は全体的に変更される予定。
マクラーレン・ホンダのバンド―ルンは9番手、アロンソはグリッド降格処分のため、最後尾スタート
ですが、頑張って欲しいですね。