今季の戦いは残り2戦。その一つである2014年FIA F1
世界選手権第18戦ブラジルGP決勝が、9日(日)日本時
間深夜25時からインテルラゴス・サーキットにて実施され
た。
前日に行われた予選では、24ポイントリードする僚友ハ
ミルトンとの差をつめるべく、ロズベルグが今年10回目
のポールポジションを獲得した。ハミルトンはその隣、2
番グリッドにつけている。今季のチャンピオン候補はこの
2人に絞られた。
サーキットは1周4.309km、決勝レースは71周で行われ
る。雨の天気予報は外れ、スタート時の天候は曇り、気
温23℃、路面温度45℃のドライコンディションだった。
シグナルが消えるとロズベルグがしっかりと蹴り出しを決
め、ハミルトンがやや遅れてそれに続く。
オープニングラップが終えた段階で、ロズベルグ、ハミルト
ン、マッサ、ボッタス(共にウィリアムズ)、バトン、マグヌッ
セン(共にマクラーレン)、アロンソ、ベッテル、リカルド(共
にレッドブル)グティエレスがトップ10に並んだ。
新しい舗装と高い路面温度がタイヤを痛めつけ、全車が
多かれ少なかれタイヤ管理に手を焼きながらレースは進
行していく。
ひたひたとロズベルグとの差を削り続けたハミルトンは、
50周目までにロズベルグの2秒後方の位置に。
2人は50周目と51周目にロズベルグ、ハミルトンの順で
最後のピットストップを完了し、あとはコース上でのバトル
に勝負を懸ける。
優勝争いの行方は最終ラップにもつれ込む。チームメイト
からのプレッシャーを受けながらもリードを守り続けたロズ
ベルグは、全セッションを制覇する形でブラジルGPのウィ
ナーとなった。
ハミルトンに次いでマッサが3番手に入り、故郷ブラジルの
ファンに表彰台をプレゼント。4位からはバトン、ベッテル、
アロンソ、ライコネン、ヒュルケンベルグ、マグヌッセン、ボ
ッタスまでがポイントを獲得している。
先月破産を申請したケータハムは、アブダビGPを走る為
にクラウドソース・ファンディングで、100万ポンド(約1億8
千万)以上を集めたと言う事ですが、果たして可夢偉も帰
ってくるでしょうか、走れると良いですね。