カレンダー最高のスピードと最多グランプリ開催の歴史を
誇るイタリアのモンツァ・サーキットで、6日(日)日本時間
21時から2015年FIA F1世界選手権第12戦イタリアGP決
勝が開催された。
前日に行われた予選ではトークンをすべて投入してエンジ
ンをアップグレードしたメルセデスのハミルトンが7連続ポー
ルポジションを決める一方、チームのホームグランプリに挑
むフェラーリのライコネンとベッテルが予選トップ3に続いた。
ハミルトンのチームメイトであるロズベルグはクーリングシ
ステムの不備が原因で新しいエンジンに問題が生じ、旧ス
ペックに戻して戦った予選で4番手に入っている。
今週末はレッドブル、トロ・ロッソ、マクラーレンの各陣営が
エンジンを行った上、ザウバーのエリクソンは他車の進路
妨害で3グリッド、レッドブルのクビアトはギアボックス交換
でも5グリッド降格されている。
全てのグリッド降格分を論理上のエンドレスグリッドを適用
して反映した結果、エリクソンが12番グリッドに、マノー・マ
ルシャのスティーブンスとメルヒが7列目に並び、その後ろ
にアロンソとバトンのマクラーレンコンビがつける。以降は
ルノーエンジン勢がサインツ(トロ・ロッソ)、リカルド(レッド
ブル)、クビアト(同)、フェルスタッペン(トロ・ロッソ)のオー
ダーで並んだ。
サーキットは1周5.792㎞。レースは53周で行われる。セッシ
ョン開始時の気温は22℃、路面温度37℃、湿度36%という
コンディションだった。
シグナルオフと同時に各車が一斉にターン1を目指すも、2
番グリッドのライコネンがわずかな間動けず、隊列の後方
に下がってしまう。4番グリッドのロズベルグもスタートでポ
ジションを下げた。ロータスのマルドナドはピットに戻って
早々にレースを終えている。相棒のグロージャンもコース
脇に止めたマシンから降りてしまった。
オープニングラップを終えた時点で隊列はハミルトン、ベッ
テル、マッサ(ウィリアムズ)、ボッタス(同)、ペレス(フォー
ス・インディア)、ロズベルグ、ヒュルケンベルグ(フォース・
インディア)、エリクソン、バトン、サインツと続き、ライコネン
は12番手だった。
スタートで大きく順位を上げたバトンだが、パワーがものを
言うこのサーキットでは厳しい戦いを強いられ、じりじりと
隊列を下がっていく。一方、レッドブルとトロ・ロッソの各マ
シンは最後方を脱出し、少しでも前に行こうとプッシュして
いた。ライコネンも7周目に9番手までポジションを取り戻し
ている。
先頭をひた走るハミルトンは27周目にタイヤを交換。同じく
タイヤ交換済みの2番手ベッテルの後方に、スタート時の
ソフトで走り続けるライコネンが並ぶ。ロズベルグ、マッサ、
ボッタスと続いてミディアムスタートでピットインのタイミング
をひっぱったリカルドが7番手まで浮上し、ペレスの後ろに
リカルドの相棒クビアトがつけていた。
フロントスタートから一転、中団をかけ上がるバトルに身を
投じていたライコネンは、ヒュルケンベルグを追い抜いて
さらに前のペレスとの差を詰めていく。
一方、敵なしでトップを快走していたハミルトンだが、チーム
からは質問無用でペースアップするよう要請が飛ぶ。しかし
ハミルトンが指示通りペースアップする間に、トラブルが生
じたのは何と僚友ロズベルグの方だった。カナダGPから使
用しているパワーユニットで走行していたロズベルグだが、
あと1周と少しでチェッカーフラッグという52周目、ついにエン
ジンが火を噴いている。
これで表彰台のチャンスが転がり込んできたのがウィリア
ムズ。ファイナルラップで後輩ボッタスがマッサの前に出かか
たが、結局はマッサが前をキープした。
ウィリアムズコンビが争っている間にハミルトンがトップチェ
ッカーを受け、2位フィニッシュを果たしたbベッテルがチーム
にイタリア語で謝辞を送った。元フェラーリドライバーのマッ
サがモンツァの3位表彰台に上っている。
4位ボッタスに続いてペレスをパスしたライコネンが5位。ペレ
ス以降、ヒュルケンベルグ、リカルド、エリクソン、クビアトま
でが得点を手にした。
11位サインツからフェルスタッペン、ナッサー、バトン、スティ
ーブンス、メルヒが完走を果たし、ストップしたロズベルグが
完走扱いロズベルグが止まる直前にリタイアを強いられた
アロンソも完走扱いとなっている。
モンツァで今季のヨーロッパラウンドは閉幕し、F1サーカス
は世界を転戦する旅に出る。
次回は、シーズン第13戦シンガポールGP、マクラーレン・
ホンダがどの位置にくるか楽しみです。
誇るイタリアのモンツァ・サーキットで、6日(日)日本時間
21時から2015年FIA F1世界選手権第12戦イタリアGP決
勝が開催された。
前日に行われた予選ではトークンをすべて投入してエンジ
ンをアップグレードしたメルセデスのハミルトンが7連続ポー
ルポジションを決める一方、チームのホームグランプリに挑
むフェラーリのライコネンとベッテルが予選トップ3に続いた。
ハミルトンのチームメイトであるロズベルグはクーリングシ
ステムの不備が原因で新しいエンジンに問題が生じ、旧ス
ペックに戻して戦った予選で4番手に入っている。
今週末はレッドブル、トロ・ロッソ、マクラーレンの各陣営が
エンジンを行った上、ザウバーのエリクソンは他車の進路
妨害で3グリッド、レッドブルのクビアトはギアボックス交換
でも5グリッド降格されている。
全てのグリッド降格分を論理上のエンドレスグリッドを適用
して反映した結果、エリクソンが12番グリッドに、マノー・マ
ルシャのスティーブンスとメルヒが7列目に並び、その後ろ
にアロンソとバトンのマクラーレンコンビがつける。以降は
ルノーエンジン勢がサインツ(トロ・ロッソ)、リカルド(レッド
ブル)、クビアト(同)、フェルスタッペン(トロ・ロッソ)のオー
ダーで並んだ。
サーキットは1周5.792㎞。レースは53周で行われる。セッシ
ョン開始時の気温は22℃、路面温度37℃、湿度36%という
コンディションだった。
シグナルオフと同時に各車が一斉にターン1を目指すも、2
番グリッドのライコネンがわずかな間動けず、隊列の後方
に下がってしまう。4番グリッドのロズベルグもスタートでポ
ジションを下げた。ロータスのマルドナドはピットに戻って
早々にレースを終えている。相棒のグロージャンもコース
脇に止めたマシンから降りてしまった。
オープニングラップを終えた時点で隊列はハミルトン、ベッ
テル、マッサ(ウィリアムズ)、ボッタス(同)、ペレス(フォー
ス・インディア)、ロズベルグ、ヒュルケンベルグ(フォース・
インディア)、エリクソン、バトン、サインツと続き、ライコネン
は12番手だった。
スタートで大きく順位を上げたバトンだが、パワーがものを
言うこのサーキットでは厳しい戦いを強いられ、じりじりと
隊列を下がっていく。一方、レッドブルとトロ・ロッソの各マ
シンは最後方を脱出し、少しでも前に行こうとプッシュして
いた。ライコネンも7周目に9番手までポジションを取り戻し
ている。
先頭をひた走るハミルトンは27周目にタイヤを交換。同じく
タイヤ交換済みの2番手ベッテルの後方に、スタート時の
ソフトで走り続けるライコネンが並ぶ。ロズベルグ、マッサ、
ボッタスと続いてミディアムスタートでピットインのタイミング
をひっぱったリカルドが7番手まで浮上し、ペレスの後ろに
リカルドの相棒クビアトがつけていた。
フロントスタートから一転、中団をかけ上がるバトルに身を
投じていたライコネンは、ヒュルケンベルグを追い抜いて
さらに前のペレスとの差を詰めていく。
一方、敵なしでトップを快走していたハミルトンだが、チーム
からは質問無用でペースアップするよう要請が飛ぶ。しかし
ハミルトンが指示通りペースアップする間に、トラブルが生
じたのは何と僚友ロズベルグの方だった。カナダGPから使
用しているパワーユニットで走行していたロズベルグだが、
あと1周と少しでチェッカーフラッグという52周目、ついにエン
ジンが火を噴いている。
これで表彰台のチャンスが転がり込んできたのがウィリア
ムズ。ファイナルラップで後輩ボッタスがマッサの前に出かか
たが、結局はマッサが前をキープした。
ウィリアムズコンビが争っている間にハミルトンがトップチェ
ッカーを受け、2位フィニッシュを果たしたbベッテルがチーム
にイタリア語で謝辞を送った。元フェラーリドライバーのマッ
サがモンツァの3位表彰台に上っている。
4位ボッタスに続いてペレスをパスしたライコネンが5位。ペレ
ス以降、ヒュルケンベルグ、リカルド、エリクソン、クビアトま
でが得点を手にした。
11位サインツからフェルスタッペン、ナッサー、バトン、スティ
ーブンス、メルヒが完走を果たし、ストップしたロズベルグが
完走扱いロズベルグが止まる直前にリタイアを強いられた
アロンソも完走扱いとなっている。
モンツァで今季のヨーロッパラウンドは閉幕し、F1サーカス
は世界を転戦する旅に出る。
次回は、シーズン第13戦シンガポールGP、マクラーレン・
ホンダがどの位置にくるか楽しみです。