20代のころの『男の魅力』をもう一度呼び覚まそう

1997年に心筋梗塞を患い、2006年までEDだった私。
2007年にある漢方に出会い、37歳差の彼女をゲット。

アメリカGP-決勝

2017-10-23 20:12:15 | F1レース
テキサス州オースティンにあるサーキット・オブ・
ジ・アメリカズ(COTA)で日本時間23日(月)早朝4
時から2017年FIA F1世界選手権第17戦US GP決
勝レースが開催され、メルセデスのハミルトンが
ポール・トゥ・ウインを達成した。
 

 
オースティンのフリー走行を通してトップタイムを
刻み続けたハミルトンは予選でも圧巻のパフォー
マンスを披露してポールポジションを獲得。ライバ
ルのベッテル(フェラーリ)がラストアタックで猛追
を見せるも2番手にとどまり、僚友ボッタスが3番グ
リッドに並んだ。
 
US GPに先だってグリッドペナルティを受けたドラ
イバーが多数おり、エンジンコンポーネントの交換
で処分を受けたのはハートリー(トロ・ロッソ、25グ
リッド)、ヒュルケンベルグ(ルノー、20グリッド)、
フェルスタッペン(レッドブル、15グリッド)。マクラー
レンのバンドールンは最新型の内燃機関(ICE)を
投入して5グリッド降格となる予定だったが、決勝
当日にMGU-Hに問題が見つかり、マクラーレンは
パワーユニットの総交換を決断したため、合計30
グリッド降格処分となった。他に、予選セッション中
に他車の走行を妨害したとしてハースF1のマグ
ヌッセンとウィリアムズのストロールにそれぞれ3
グリッド降格処分が下っている。
 
処分を受けたドライバーの中で予選順位が最も上位
だったのは6番手タイムを残したフェルスタッペンで、
7番手以降のドライバーはスターティンググリッドが
ひとつもしくはそれ以上繰り上がってレースに臨んだ。
 
反時計回りのサーキット・オブ・ジ・アメリカズは
全長5.513kmを誇り、56周で争われた決勝レースは
快晴の下、気温25℃、路面温度35℃、湿度52%
のドライコンディションでスタート時刻を迎える。
 
ピレリはソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトのド
ライタイヤを持ち込んでおり、決勝レースでは少な
くともソフトもしくはスーパーソフトのいずれか1セッ
トを使用することが義務付けられている。レッドブ
ルとフェルスタッペンはグリッド降格を踏まえて予
選Q2をスーパーソフトで切り抜けており、第1ス
ティントでの巻き返しを狙った。
 
シグナル消灯と同時に好発進を決めた各車が
COTA名物の急な上り坂を駆け上がり、ターン1ま
でにハミルトンの前に出たベッテルがリードを奪
取。さらにオープニングラップ終盤にかけてレッド
ブルのリカルドがボッタスに接近し、ターン1のイン
サイドを取ってオーバーテイクを成功させるが、
コース外に押し出されながらもターン2までに盛り
返したボッタスが再び前に出ている。ターン1での
一件がスチュワードの審議対象になったが、おと
がめなしとの裁定だ。
 
何とかポジションをキープしたボッタスだが思うよう
にペースが上がらないようで、リカルドに加えて
フェラーリのライコネンも合流し、ビッグ3の直接対
決が展開された。一方、前方ではファステストラッ
プを連発したハミルトンが6周目にサイド・バイ・サ
イドに持ち込み、コーナリングでベッテルのインを
突いてオーバーテイクを成功させる。リードを取り
戻したハミルトンは本来のペースを発揮してベッテ
ルとのギャップを広げていった。
 
上位勢ではレッドブルが最初に動き、ハミルトンが
13周目に入るタイミングで最初のピットストップを
実行。リカルドは新品のスーパーソフトタイヤを履
いて隊列に戻った。フレッシュタイヤの利点を生か
してペースアップしていたリカルドは16周目に入っ
てセクター1のファステストを刻むも、突然エンジン
が停止してしまい、コース脇にマシンを止めること
に。好パフォーマンスを見せていたものの、信頼
性の問題で無念のリタイアを喫した。
 
ベッテルがソフトタイヤに履き替えた次のラップ、
19周目にメルセデスはボッタスのピットストップを
完了。ライバルと同じくソフトタイヤを選んでいる。
ハミルトンは翌周にタイヤ交換を終え、新しいタイ
ヤセットを生かしたベッテルが好タイムを刻んで猛
プッシュするも、ハミルトンが前でコースに復帰し
た。ハミルトンは後方スタートで第1スティントを長く
走ったフェルスタッペンをかわして再び先頭に躍り
出ている。
 
フォース・インディア勢とバトルを繰り広げながらポ
イント圏内を順調に走っていたマクラーレンのアロ
ンソをまたも悪夢が襲ったのは25周目。エンジント
ラブルでスローダウンし、ピットに戻ってマシンをガ
レージに入れた。
 
新品のスーパーソフトタイヤでスタートしたウィリア
ムズのマッサは30周目にようやくピットストップを
行い、ウルトラソフトタイヤに履き替えた。直前に
は6番手を走り、後方からはフォース・インディア勢
にプレッシャーを受けたものの、巧みに防御してポ
ジションを死守したが、タイヤ交換後は12番手で
隊列に加わっている。
 
チームメイト対決を繰り広げていたフォース・イン
ディアの2台に、ルノーと共に初めてのグランプリ
に挑むサインツが接近し、さらにシンガポールGP
以来のコックピット復帰を果たしたトロ・ロッソのク
ビアトが合流。サインツがペレスを追い抜いて7番
手に上がったが、すぐにはオコンを抜けず、4台の
攻防戦はしばらく継続されることになった。
 
第1スティントを長く取ったレッドブル陣営が第2ス
ティントでは早めに動き、38周目にフェルスタッペ
ンをピットに呼び入れる。ライバルのタイヤ交換を
想定してアンダーカットを狙ったようだ。次のラップ
ではベッテルも2回目のピットストップを行ってい
る。ベッテルはユーズド、フェルスタッペンは新品
のスーパーソフトタイヤを装着してチェッカーを目
指した。
 
ライバルチームの動きに対し、ハミルトンは「タイ
ヤの状態はいい」と報告しており、メルセデスのス
トラテジストは難しい判断を迫られる。結局、2台と
もステイアウトを続けたが、終盤になってライコネ
ンに追い抜かれたボッタスの後方に2回のタイヤ
交換を実施したベッテルとフェルスタッペンが接近
する。必死にポジションを守ろうとしたものの、ボッ
タスは2台ともに抜かれてしまい、5番手に下がっ
た53周目にピットインしてタイヤをウルトラソフトに
履き替えた。
 
2番手以下に13秒以上のリードを築いていたハミ
ルトンはタイヤとマシンをいたわりながらペースを
コントロールしてファイナルラップを迎える。
 
ライコネンのリアをとらえたフェルスタッペンはター
ン17でオーバーテイクを成功させ、そのままポジ
ションをキープしてチェッカーを受けたが、コースを
飛び出してアドバンテージを得ていたとしてレース
終了直後に審議が行われ、結果、フェルスタッペ
ンには5秒のタイムペナルティが科された。ポー
ル・トゥ・ウインを達成したハミルトンと2位でゴール
したベッテルと共に、表彰台にはライコネンが上っ
ている。
 
4位にフェルスタッペンとなり、5位以下、ボッタス、
オコン、サインツ、ペレス、マッサ、クビアトが入賞
を果たした。マクラーレンのバンドールンは12位完
走だ。
 
また、メルセデスがコンストラクターズ選手権制覇
を決めている。ドライバーズ選手権はハミルトンが
ベッテルに66点差をつけて残り3レースに挑むこと
になる。
 
マクラーレン・ホンダのアロンソは、7番手を走行し
ていたのですが、MGU-Hのトラブルでリタイヤ。
中々結果がでませんが、次週メキシコGPで頑張っ
て欲しいですね!
 
 
 

アメリカGP-予選

2017-10-22 07:25:16 | F1レース
現地時間21日(土)、アメリカ・テキサス州オース
ティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで2017年
FIA F1世界選手権第17戦US GP予選が実施さ
れ、メルセデスのハミルトンがポールポジションを
獲得した。
 

 
3回のフリー走行もすべてハミルトンがトップタイム
を刻み、フェラーリとレッドブルが追いかける格好
となったが、土曜フリー走行ではフェラーリの2台も
メルセデスと同じく1分34秒台に入れており、予選
では僅差のバトルになると予想された。
 
ソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトのドライタイ
ヤ3種類が用意されたオースティンではウルトラソ
フトタイヤのライン色がいつもの紫ではなくピンク
色で彩られている。これは乳がんの知識啓発運
動"ピンクリボン"活動を支援したもの。予選Q3用
タイヤとしてウルトラソフトの1セットを確保するよう
義務付けられている。
 
予選を前に、エンジンペナルティを受けたドライ
バーが複数おり、今週末がグランプリデビューと
なったトロ・ロッソのブレンドン・ハートリーは25グ
リッド降格、ルノーのヒュルケンベルグが20グリッド
降格、今季8基目のICEを投入したマクラーレンの
バンドールンは5グリッド降格、さらにレッドブルの
フェルスタッペンが15グリッド降格の処分を科せら
れた。
 
土曜フリー走行終了から、いつものスケジュール
よりも2時間遅く始まった予選は気温31℃、路面温
度38℃、湿度47%のドライコンディション。ピット
レーンの信号が青に変わると、マレーシアと日本
のレースを欠場し、久々の予選セッションに臨むト
ロ・ロッソのクビアトが真っ先にコースに入り、ザウ
バー勢が後に続いた。
 
メルセデスとフェラーリの4台はスーパーソフトを使
い、レッドブル勢はウルトラソフトを投入。トラフィッ
クにはまってうまくスペースを見いだせないドライ
バーが多かったが、ハミルトンが1分34秒822を
マークしてトップに立ち、0.077秒の僅差でフェルス
タッペンが2番手に並ぶ。序盤のアタックではウィリ
アムズのマッサやマクラーレンのアロンソらがトッ
プ10に名を連ね、レッドブルのリカルドは10番にと
どまっている。
 
Q1終盤のアタックには11番手以下のドライバーの
みが参加し、最後にルノーのサインツが5番手タイ
ムを刻んで大きくポジションを上げた。
 
Q2進出のボーダーラインである15番手と16番手に
はグロージャン(ハースF1)とエリクソン(ザウ
バー)が並び、2人のギャップはわずかに0.007秒し
かなかったが、エリクソンはQ1敗退となり、他にス
トロール(ウィリアムズ)、ハートリー、ウェーレイン
(ザウバー)、マグヌッセン(ハースF1)がQ1で予選
順位を確定させている。
 
15分間で争われたQ2はメルセデスコンビが最初
にガレージを出発。Q1をスーパーソフトで乗り切っ
たハミルトンとボッタスはここでウルトラソフトを投
入した。少し遅れてレッドブルやフェラーリ陣営も
動き出し、グリッド降格が確定しているフェルスタッ
ペンはQ2のアタックにスーパーソフトを使ってい
る。
 
序盤はエンジンペナルティを受けるヒュルケンベ
ルグ以外がタイムを刻み、ハミルトンが1分33秒
560をたたき出してタイムシート最上位につける
と、ボッタスも1分33秒台に乗せてメルセデスが
1-2体勢を築いた。3番手に食い込んだベッテルは
ハミルトンに0.8秒以上の差をつけられている。
 
ルノーはグリッド降格が決まっているヒュルケンベ
ルグのタイヤを温存するため、Q2への参加を見
送った。レッドブル勢は終盤のアタックに加わら
ず、リカルドとフェルスタッペン共にガレージで戦
況を見守っている。
 
ハミルトンが1分33秒437をたたき出したQ2で予選
を終えることになったのは11番手だったマッサほ
か、クビアト、バンドールン(マクラーレン)、グロー
ジャン、タイムを残していないヒュルケンベルグ
だ。
 
ポールシッターの決するQ3はオコンを先頭にメル
セデス勢が続いてコースイン。ルノーのサインツ以
外、9名がタイムを刻み、1分33秒108をたたき出し
たハミルトンがまたもトップに立ち、ボッタスが2番
手、ライコネンが3番手につけた。ハミルトンは僚
友ボッタスにさえ0.460秒のギャップを築いており、
盤石の状態でファイナルアタックへと臨んでいる。
 
フェラーリを駆るベッテルが1分33秒347を刻むも、
ハミルトンには届かず2番手にとどまる。ハミルトン
自身はベストタイムを更新できなかったが、3番手
のボッタスも自己ベストを塗り替えられず、ハミル
トンがポールポジション獲得を決めた。
 
4番手にリカルドが食い込み、5番手にライコネン、
フェルスタッペン、オコン、サインツ、アロンソ、
フォース・インディアのペレスが10番手につけてい
る。フェルスタッペンはエンジンペナルティで降格
するため、オコン以下のドライバーはスタート位置
が繰り上げる見込みだ。
 
マクラーレン・ホンダ、2台ともQ3進出は行きませ
んでしたが、アロンソが9番手、フェルスタッペンが
15グリッド降格のため、8番手スタート。
決勝が楽しみですね!
 
 
 

アメリカGP‐金曜フリー走行

2017-10-21 09:26:31 | F1レース
現地時間20日(金)、オースティンのサーキット・オ
ブ・ジ・アメリカズで2017年FIA F1世界選手権第17
戦US GP金曜フリー走行2回目のセッションが行わ
れ、メルセデスのハミルトンがトップタイムをマーク
した。
 

 
今週末はピレリがソフト、スーパーソフト、ウルトラ
ソフトのドライタイヤ3種類を持ち込んでいるが、フ
リー走行1回目はウエット路面で始まり、序盤はイ
ンターミディエイトタイヤの走行が続いた。後半か
らはドライタイヤが登場し、ハミルトンがトップタイ
ムを記録している。また、オースティンで乳がんの
知識啓発運動"ピンクリボン"活動に精を出すF1
サーカスは通常の紫色ではなくピンク色のライン
が描かれたウルトラソフトタイヤを使用している。
 
午後に入って晴れ間が広がったオースティンは気
温25℃、路面温度30℃、湿度73%のドライコン
ディションで2回目のフリー走行が始まり、トロ・ロッ
ソのクビアトが真っ先にコースに入り、久々の愛車
の感触を確かめた。初回セッションはクビアトのマ
シンにショーン・ゲラエルが乗っており、US GPで3
戦ぶりのコックピット復帰を果たすクビアトはこの
セッションが今週末初登場だ。
 
クビアトに続いて他のドライバーたちも始動し、イ
ンストレーションラップを終えた順にタイム計測を
スタートさせている。マクラーレンのアロンソがソフ
トタイヤで1分39秒023のトップタイムを刻んだ頃、
ハースF1のマグヌッセンがスピンを喫してランオフ
エリアに飛び出し、一時的に黄旗が振られたもの
の、マグヌッセンが無事にコースに戻って解除され
た。
 
フェラーリのライコネンとメルセデスのボッタスは初
回セッションと同じくスーパーソフトを試したが、ハ
ミルトンはソフトタイヤのプログラムに着手。タイヤ
は硬いコンパウンドながら、ハミルトンはライコネン
に0.3秒差の3番手に食い込むも、直後にスーパー
ソフトでクイックラップを走ったレッドブルのリカルド
が最速タイムを塗り替えた。レッドブルもメルセデ
ス同様、2人のドライバーが別々のコンパウンドを
装着しており、フェルスタッペンはソフトタイヤを履
いたものの、最初のタイム計測で誰よりも速くラッ
プをまとめてタイムシート最上位に名を刻んでい
る。
 
リカルドが再び最速タイムを更新した頃、ソフトタイ
ヤでフェラーリのガレージを出発したベッテルはア
ウトラップを終えてタイム計測をスタートさせるも、
ターン19でスピンを喫してコースオフし、ラップを断
念してピットに引き上げた。
 
ベッテルだけがノータイムの状態で序盤20分が経
過し、その時点でトップに立っていたのは1分36秒
116をマークしたリカルドだ。0.212秒差でフェルス
タッペンが続き、ハミルトン、ライコネン、ボッタスが
トップ5に名を連ねていた。
 
開始から30分、ボッタスがウルトラソフトに履き替
えてガレージを離れると、トロ・ロッソを駆るブレン
ドン・ハートリーも一番柔らかいコンパウンドのタイ
ヤセットに交換してコースイン。クビアトやハミルト
ンも加わって予選シミュレーションがスタートする。
まずはボッタスが1分35秒596をマークし、ハミルト
ンが1分34秒台に入れて最速タイムを塗り替えた。
ボッタスがハミルトンとのギャップを0.6秒に縮めた
後、ライコネンがトップから0.8秒遅れの3番手タイ
ムを刻む。この時点でまだベッテルはタイムを記
録していない。
 
90分のセッション前半が終わろうかというタイミン
グでウルトラソフトを装着し、コースに向かったベッ
テルは1分35秒192を刻んで3番手に飛び込む。序
盤にソフトタイヤでロングランを走り、最後までコー
スにとどまっていたルノーのヒュルケンベルグだけ
がウルトラソフトを試していない状態でトップ5には
ハミルトン、フェルスタッペン、ベッテル、ボッタス、
リカルドが並んだ。
 
残り30分はウルトラソフトタイヤを用いたロングラ
ンに励む陣営が多く、タイムシートに目立った変化
は見られない。ヒュルケンベルグは終了まで25分
を切ってウルトラソフトに切り替え、1分36秒台の
12番手タイムを残している。
 
ウルトラソフトでレースを想定したプログラムに取
り組むメルセデス勢が1分41秒台で周回する一
方、レッドブルは2人とも1分40秒前半から半ばの
タイムをキープし、フェラーリのライコネンも1分40
秒前半のペースを発揮していた。ベッテルはロン
グランに取り掛かった様子をうかがわせたが、「フ
ロントアクスルに違和感がある」と訴えてピットに
戻り、エンジニアと共にマシンをチェックしている。
 
マクラーレンのアロンソは最速だったハミルトンに
1.6秒遅れながらトップ3チームに次ぐ7番手に食い
込み、ストフェル・バンドールンは15番手タイムを
残している。
 
マクラーレン・ホンダは、明日の予選では2台揃って
Q3進出して欲しいですね!
 
 
 

日本GP-決勝

2017-10-08 17:11:12 | F1レース
少し雲が多かったものの、秋晴れの鈴鹿サー

キットで8日(日)、2017年FIA F1世界選手権第16

戦日本GP決勝レースが開催され、メルセデスの

ハミルトンがポール・トゥ・ウインを飾った。





前日の予選で他者を寄せ付けず、1分27秒319の

スーパーラップでポールポジションを獲得したハミ

ルトン。僚友ボッタスが2番手に続いたが、予定外

のギアボックス交換でグリッドペナルティを科せら

れたため、フロントローにはハミルトンのライバル

であるベッテル(フェラーリ)が並んだ。



ボッタス以外ではフェラーリのライコネンが同じく

ギアボックス交換で降格処分を受け、マクラーレ

ンのアロンソ、トロ・ロッソのサインツ、ルノーの

パーマーがエンジン交換に伴う大量のグリッドペ

ナルティを科せられた。そのため、ポールシッター

のハミルトン以外は予選順位からスターティング

グリッドが変更となっている。



全長5.807kmの鈴鹿サーキットを舞台に53周で争

われた決勝は気温25℃、路面温度42℃、湿度

59%のドライコンディションでスタート時刻を迎え

る。鈴鹿にミディアム、ソフト、スーパーソフトのド

ライタイヤを持ち込んだピレリはレース中にミディ

アムまたはソフトのいずれか1セットを使用するよ

う義務付けた。



シグナル消灯と共に好発進を決めたハミルトンは

隣のベッテルをカバーしながらターン1に飛び込

み、後方ではバンドールンがコースを飛び出して

大きく順位を落としてしまう。さらに、トロ・ロッソと

最後のレースに挑んだサインツが混戦のさなか

にスピンを喫してグラベルにはまり、コースに戻

れぬままマシンを降りることになった。サインツは

無線を通して「こんな最後になっちゃってごめん」

とチームに謝罪している。



黄旗が振られる中、ペースが上がらないベッテル

を後続ドライバーが次々に追い抜き、ベッテルが

6番手に後退した状態で2周目に入ると、サインツ

のトロ・ロッソマシン撤去のため、セーフティカー

が導入される。3周目の終わりにセーフティカーが

解除されると、ホームストレートでベッテルがペレ

ス(フォース・インディア)にオーバーテイクを許

し、結局、チームからピットインの指示が出てマシ

ンをガレージに収めた。しばらくコックピットに座っ

たままだったベッテルだが、最終的にリタイアが

確定している。



ハミルトンが少しずつペースを上げていく中、ザ

ウバーのエリクソンがデグナーの1つ目を通過し

た後、グラベルにはまってタイヤウオールに突っ

込んだことでバーチャルセーフティカーが発令さ

れたが、2周ほどで解除されると、ホームストレー

トでフォース・インディアのオコンにリカルドが襲い

かかり、リカルドが3番手に上がった後、次のラッ

プでボッタスもオコンのオーバーテイクを成功させ

た。



中団では片翼を欠くフェラーリのライコネンがウィ

リアムズのマッサをかわして7番手に浮上。さらに

ライコネンはその先にいたフォース・インディア勢

を追いかけ、20周目のホームストレートでペレス

を料理した。



上位勢で最初に動いたのはレッドブル。フェルス

タッペンを22周目にピットに呼び入れ、新しいソフ

トタイヤを履かせてコースへと送り出した。フェル

スタッペンは戦略が異なるライコネンの目前で隊

列復帰し、前を抑えられることなく好タイムを連発

していく。フェルスタッペンの翌周にはメルセデス

もハミルトンのタイヤ交換を済ませている。その

間、先頭に立っていたリカルドは25周を走りきっ

て新しいタイヤに履き替え、ユーズドのスーパー

ソフトで第1スティントを走っていた中では最も遅

いピットストップとなった。



グリッドペナルティを踏まえて予選Q2のベストタイ

ムをソフトタイヤで刻んでいたライコネンは28周目

に入るタイミングでスーパーソフトタイヤに交換。

ボッタスはさらに3周引っ張ってピットストップを完

了した。ライコネンが新品セットを持っていた一方

でボッタスはユーズドしか残っておらず、少しでも

長くソフトで周回を稼いだようだ。



新品のソフトタイヤでスタートしたルノー勢はヒュ

ルケンベルグが39周目にピットストップを終える

も、その後、DRSが閉じないトラブルに見舞われ

て緊急ピットインを強いられ、結局、コースには戻

れずにマシンをガレージに入れている。パーマー

は41周目にスーパーソフトのニューセットに履き

替えた。



終盤の47周目、ウィリアムズのストロールがマシ

ントラブルでコースオフを喫し、右フロントタイヤに

パンクチャーを抱えてストップしてしまう。ストロー

ルはコースに戻ろうともがいたが、マシンが動か

ずコース脇に停車。これでバーチャルセーフティ

カーが発令された。



同じ頃、ポイント圏内では多くのバトルが繰り広

げられ、バーチャルセーフティカーが解除された

直後には先頭を走っていたハミルトンがバイブ

レーションを訴えて2番手のフェルスタッペンに接

近を許したほか、フォース・インディア勢が6番手

を競い、8番手はマグヌッセンとグロージャンの

ハースF1対決、ペースに苦戦しながら10番手を

キープしていたマッサには大好きな鈴鹿で気を吐

くアロンソが猛チャージをかけた。



どの攻防戦も1秒とない差で激しい競争となった

ものの、結局、ポジションは入れ替わらず、ハミル

トンがトップチェッカーを受け、フェルスタッペンと

リカルドのレッドブルコンビが2-3で表彰台に上っ

ている。



スタート直後に後退したマクラーレンのバンドール

ンは14位で完走した。



最後部スタートとなったマクラーレン・ホンダの

アロンソは、11位とわずかにポイント圏内には

届かなかったですが、頑張りましたね。






日本GP-予選

2017-10-07 21:48:04 | F1レース
鈴鹿サーキットにて7日(土)、2017年FIA F1世界

選手権第16戦日本GP予選が実施され、メルセデスの

ハミルトンがポールポジションを獲得した。






今週末に実施された3回のフリー走行はいずれも

赤旗や雨天の影響を受け、とりわけ一発の速さ

は各チームのペースが読みづらい状況だ。予選

を前に行われた土曜フリー走行ではスーパーソフ

トタイヤで予選シミュレーションに臨もうとしたボッ

タス(メルセデス)がガードレールにぶつかり、赤

旗要因となってしまったが、このセッションの最速

タイムはボッタスがソフトタイヤで刻んだ1分29秒

055だった。僚友ハミルトンもスーパーソフトではク

イックラップを走れていないものの、ボッタス同様

にソフトタイヤで0.014秒差のベストタイムをマーク

して2番手に続いた。



ボッタスは鈴鹿で予定外のギアボックス交換を

行っており、すでに5グリッド降格処分を受けるこ

とが決まっている。加えて、土曜フリー走行でボッ

タスのインシデント後にクラッシュを喫したフェラー

リのライコネンもギアボックスを交換し、ペナル

ティを科せられることになった。



また、予選に先だって2人がペナルティを伴うエン

ジン交換を強いられている。先のマレーシアGPで

トラブルに見舞われたトロ・ロッソのサインツは問

題があるなしにかかわらず鈴鹿で新たなコンポー

ネントを投入する予定だったといい、6基目の

MGU-Hを載せたほか、内燃機関とターボチャー

ジャーが5基目に達し、合計20グリッド降格とな

る。



さらに、マクラーレンのアロンソが初日セッション

後にハイドロリック系に問題が見つかり、マシン

再建の作業に伴ってパワーユニットをフル交換す

ることになり、合計35グリッド降格ペナルティを受

けている。



ピレリはファンやドライバーからの人気が高いこと

で知られる鈴鹿サーキットにミディアム、ソフト、

スーパーソフトのドライタイヤを持ち込んでおり、

予選Q3用タイヤとしてスーパーソフトが指定され

た。



予選Q1は曇り空の下、気温23℃、路面温度27

℃、湿度73%のドライコンディションでスタート時

刻を迎え、ピットレーンの信号が青に変わると、ザ

ウバーのウェーレインがスーパーソフトタイヤを履

いてコースに向かう。ハミルトンとベッテルはソフ

トタイヤでガレージを離れたが、それ以外のドライ

バーはスーパーソフトでアタックラップに挑んでい

る。



最後にガレージを離れたルノー勢とサインツがア

タックラップを完了した時点でノックアウトゾーン

の16番手以下にはグロージャン(ハースF1)、ト

ロ・ロッソのガスリー、ウィリアムズのストロール。

ザウバーのエリクソンとウェーレインだった



Q2進出をかけた最後のアタックには8番手につけ

ていたフォース・インディアのオコン以下のドライ

バーが参加するはずだったが、アウトラップでグ

ロージャンがクラッシュを喫して赤旗が振られ、残

り1分18秒で時計が止まったものの、セッションは

再開されぬまま終了となった。結果、タイム更新

できたドライバーはおらず、グロージャン、ガス

リー、ストロール、エリクソン、ウェーレインの予選

順位が決している。



15分間で争われたQ2はスーパーソフトタイヤに

切り替えたハミルトンが先頭でコースに入り、ペナ

ルティで降格が決まっているライコネンとボッタス

はソフトタイヤに交換、ベッテルはスーパーソフト

を投入した。さらにエンジンペナルティを受けるサ

インツとアロンソがユーズドのスーパーソフトタイ

ヤを使って最初のアタックに臨んでいる。



今週末で一番柔らかいコンパウンドでハミルトン

がたたき出したタイムは1分27秒819。鈴鹿サー

キットのコースレコードを更新した。ベッテルが2

番手につけるも、その差は0.6秒以上ある。ソフト

でアタックしたボッタスがハミルトンに0.7秒差の3

番手に控えた。



一発で最高のラップをまとめたハミルトンだが、新

品セットに交換して再度アタックに挑む。4番手か

ら6番手につけていたレッドブルの2台とライコネ

ンがガレージでの待機を選択しており、ライコネン

はソフトタイヤでベストタイムを刻んだため、決勝

レースはソフトのタイヤセットでスタートすることに

なる。



最終的に11番手以下でノックアウトされたのはバ

ンドールン(マクラーレン)、ヒュルケンベルグ(ル

ノー)、マグヌッセン(ハースF1)、パーマー(ル

ノー)、サインツだ。サインツはユーズドセットでア

タックを続け、レースに新品タイヤを温存してい

る。



ポールシッターが決するQ3はボッタスが先にコー

スインし、ハミルトンが続いた。アロンソだけがガ

レージで待機しており、ユーズドのスーパーソフト

を装着したフォース・インディアのエステバン・オコ

ンとウィリアムズのフェリペ・マッサを含めた9名が

序盤のアタックラップに臨んでいる。



1分27秒345をたたき出したハミルトンがトップにた

ち、ベッテルも1分27秒台に入れたが0.452秒の

リードを許している。ライコネンはデグナーの2つ

目でややつまずいてしまい、ラップを断念してピッ

トに引き上げた。



注目のラストアタックは10名すべてが新しいスー

パーソフトを履き、ハミルトンはセクター1のファス

テストを更新するも、残りのセクターはベストタイ

ムに届かなかったが、それでも1分27秒319を刻

んで最速タイムを塗り替え、鈴鹿での初ポールポ

ジション獲得を達成した。



2番手には最後にベストタイムをマークしたボッタス

が入り、ベッテルが3番手に並ぶ。4番手以下はリカ

ルド、フェルスタッペン、ライコネン、オコン、

ペレス、マッサ、アロンソが10番手だ。



なお、ボッタス、ライコネン、アロンソ、サインツは

グリッド降格処分を科せられるため、スタート位置

は全体的に変更される予定。



マクラーレン・ホンダのバンド―ルンは9番手、アロンソはグリッド降格処分のため、最後尾スタート

ですが、頑張って欲しいですね。