20代のころの『男の魅力』をもう一度呼び覚まそう

1997年に心筋梗塞を患い、2006年までEDだった私。
2007年にある漢方に出会い、37歳差の彼女をゲット。

中国GP-決勝

2018-04-15 16:58:27 | F1レース
15日(日)、上海インターナショナル・サーキットで2018年FIA F1世界選手権第3戦中国GP決勝レースが開催され、セーフティカー導入による予定外の展開でレッドブルのリカルドが大逆転勝利を遂げた。



風が強く、前日よりも気温が下がった土曜日の予選ではフェラーリのベッテルがチームメイトとの接戦を制してポールポジションを獲得。0.087秒差で惜しくもポールを逃したものの、相棒のライコネンがフロントローに入り、フェラーリが1列目を独占している。メルセデスが2列目につけ、レッドブルが3列目に並んだ。

上海の"上"の字をかたどったデザインが特徴の上海インターナショナル・サーキットは全長5,451km、レースは全56周で争われ、気温18℃、路面温度39℃、湿度21%のドライコンディションでスタート時刻を迎えた。11番グリッドに並んだハースF1のマグヌッセンがユーズドのソフトタイヤを選び、トロ・ロッソは15番手のハートレーに新品のウルトラソフト、17番手のガスリーには新しいミディアムタイヤを履かせて決戦に挑んでおり、トロ・ロッソ以外、12番グリッド以降のドライバーはソフトタイヤのニューセットを選択している。

シグナル消灯と同時に好発進を決めたベッテルが先頭をキープしたが、ターン1にかけてはチームメイトを抑えてしまい、その間にメルセデスのボッタスがライコネンを追い抜いた。さらにライコネンはレッドブルのフェルスタッペンにもポジションを奪われたものの、後方のハミルトン(メルセデス)のプレッシャーには何とか耐えている。8番手スタートだったフォース・インディアのペレスが14番手まで後退しており、リプレー映像ではマクラーレンのアロンソとわずかに接触してコース外に飛び出していたシーンが確認された。

ベッテルとボッタスが少しずつペースを上げる中、3番手のフェルスタッペンが遅れ始め、10周目を終える頃には4.9秒の差が開いていた。その後ろをライコネンとハミルトンが追いかける。

最初にピットストップに動いたのはトロ・ロッソ。後方集団に埋もれていたハートレーを呼び入れ、ミディアムタイヤを履かせてコースに送り出した。この時点で残り周回数は45周あり、"失うものはない"状況を踏まえて1ストップに挑戦したと思われる。その後、フォース・インディアとルノーも最初のピットストップを実施し、ルノーはミディアムタイヤを選択したが、フォース・インディアはソフトタイヤを履かせており、この時点では2ストップ戦略を予定していたようだ。

上位勢で最初にピットストップを行ったレッドブルはフェルスタッペンとリカルドのダブルピットストップを敢行し、18周目に無事に2台のタイヤをミディアムに交換した。ベッテルが19周目に入った頃、今度はメルセデスがハミルトンを呼び入れ、翌周にはボッタスもピットストップを完了。どちらもタイヤはミディアムコンパウンドを選んだ。

フェラーリはメルセデスの動きを見てもステイアウトを続け、ベッテルがピットに向かったのは21周目。今週末のタイヤで一番硬いミディアムに履き替えて隊列に戻っている。

しかし、ライコネンはその後もしばらくステイアウトを続け、すでにタイヤ交換を終えたボッタスとベッテルの接近を許した結果、28周目にはラップリーダーの座を譲り、そこでようやくピットに向かった。

そこから2周ほど経過した後、ヘアピンでトロ・ロッソ勢が同士討ちを喫してしまう。前を走っていたハートレーの後ろにガスリーが突っ込み、ハートレーはスピンを強いられてコース上にはデブリが散らばった。ガスリーはハートレーがドアを閉じたと訴えたが、前のウィリアムズマシンを追いかけていたハートレーはレーシングラインを守ってターンインしたように見え、ガスリーのブレーキングが遅すぎた可能性もある。

デブリの清掃のためにセーフティカーが導入され、その合図を見てレッドブルが再びダブルピットストップを敢行。他にも中団グループの一部が同様に2回目のタイヤ交換を済ませたが、フェラーリとメルセデスはタイミングが合わずにコースにとどまった。

35周目の終わりにセーフティカーが解除され、リスタートではボッタスがリードを維持する。フレッシュタイヤを履くリカルドがライコネンへのオーバーテイクを成功させてポジションを上げ、ハミルトンを追いかけていたフェルスタッペンも追い抜きに挑むが、サイド・バイ・サイドの状態から接触を回避するためコースを飛び出さなければならず、コース復帰を果たしたものの、リカルドに先行されて5番手に後退してしまった。

快調に飛ばすリカルドはまたもヘアピンで、今度はハミルトンをオーバーテイク。表彰台圏内に入ったリカルドに、レッドブルは「次はベッテルだ」と檄(げき)を飛ばした。当然と言わんばかりにリカルドはベッテルも追い抜いて2番手に上がると、1.7秒前を走っていたボッタスを最後のターゲットにする。

その頃、ハミルトンをかわして4番手にポジションアップしていたフェルスタッペンがヘアピンでベッテルを追い抜こうとして接触し、2台がスピンを喫してしまう。接近していたハミルトンとライコネンはギリギリのところで回避したが、ハミルトンはオーバーランを強いられ、インサイドを通過したライコネンが3番手の座を手に入れる。フェルスタッペンには接触を引き起こしたとして後に10秒のタイムペナルティが科されている。

この時点でまだ先頭はボッタスが守っていたが、0.4秒後方にリカルドが迫り、ライコネンがその5秒後ろ、ハミルトン、フェルスタッペン、ヒュルケンベルグが6番手、ベッテルは7番手に後退していた。

しかし、45周目が終わる前にはリカルドがボッタスを料理してラップリーダーに躍り出ており、残り5周を迎えて2番手以降に5秒以上のリードを築く。ペースに苦しんだボッタスはライコネンと、ハミルトンを追い抜いて4番手に浮上したフェルスタッペンを真後ろに抱えた状態で防御の走りに集中することになった。

それでも、ボッタスは何とかポジションを死守し、トップチェッカーを受けたリカルドに8.9秒遅れて2位でゴール。ライコネンが3位表彰台に上っている。

フェルスタッペンは4番手の位置でゴールするも、10秒のタイムペナルティが加算された結果、4位ハミルトン、以下、フェルスタッペン、ヒュルケンベルグ、アロンソ、ベッテル、サインツ、マグヌッセンが入賞を果たした。ベッテルは残り2周でアロンソにオーバーテイクを許し、ファイナルラップではサインツからもプレッシャーを受けたが、8位でフィニッシュしている。

トロ・ロッソのハートレーは結局、終盤にマシンをガレージに入れてリタイアを喫し、ガスリーは18位で完走となった。

トロ・ロッソ・ホンダ、決勝も良い方向にならなかったようで、はたまた、ハートレーとガスリーは同士討ちしてしまいました。
次戦アゼルバイジャンGPでは頑張って欲しいですね!


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華発新城美食街「壱丁工房」、今週の日替わり定食㉚

2018-04-15 16:40:36 | グルメ
一丁工房、今日の日替わり定食は、「刺身定食」。



新鮮な刺身3点盛りで。美味しくいただきました。



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中国GP-予選

2018-04-14 20:56:10 | F1レース
上海インターナショナル・サーキットで14日(土)、2018年FIA F1世界選手権第3戦中国GP予選セッションが行われ、チームメイトとの大接戦を制したフェラーリのベッテルがポールポジションを獲得した。



風が強く、難しいコンディションとなった土曜フリー走行もベッテルが最速タイムを刻み、ライコネンが2番手に続いてフェラーリが1-2を達成。メルセデスはボッタスが3番手に入るも、ハミルトンはトップから1秒以上遅れて5番手だった。

ミディアム、ソフト、ウルトラソフトのドライタイヤ3種類を持ち込んだピレリは予選Q3用にウルトラソフトタイヤを指定。ウルトラソフトの耐久性を踏まえ、予選トップ10に入るドライバーがQ2でどのコンパウンドを用いるかに注目が集まった。

上空を雲に覆われた予選スタート時点のコンディションは気温12℃、路面温度15℃、湿度78%。降雨の予報もあったが、Q1開始のタイミングで雨粒は落ちていない。ピットレーンがオープンになると、ウィリアムズを筆頭にザウバーやトロ・ロッソなどがドライバーをコースに送り出す。ウィリアムズ勢はソフトタイヤで1周した後、一度、ピットに戻ってタイヤをウルトラソフトに交換してからアタックラップに臨んでいる。

土曜フリー走行でブレーキ・バイ・ワイヤにトラブルが発生したハースF1のグロージャンはセッション開始直後こそ、まだ修復作業が続いていたものの、無事に出陣を果たしてアタックに参戦。同じセッションでエンジントラブルに見舞われたレッドブルのリカルドは残り3分を切ってようやく出陣の準備が整った。

序盤のアタックでトップ8につけたフェラーリ、メルセデス、レッドブルのフェルスタッペン、フォース・インディア勢、ルノーのヒュルケンベルグがガレージにとどまって戦況を見守ったQ1終盤、リカルドが渾身の走りでラップをまとめ、Q2への切符を手に入れた一方、前戦バーレーンGPで4位入賞を果たしたトロ・ロッソのガスリーが17番手でQ1敗退を喫してしまう。

他に、予選をQ1で終えたのは16番手のシロトキン(ザウバー)、ガスリーを挟んで18番手のストロール(ウィリアムズ)、ルクレール(ザウバー)とエリクソン(ザウバー)だ。

Q1のトップタイムはベッテルが刻んだ1分32秒171だった。

15分間で争われたQ2はソフトタイヤを履いたメルセデス勢が先陣を切り、フェラーリも同様のタイヤ選択でコースに向かう。2チーム以外はウルトラソフトタイヤを選び、マクラーレンのアロンソとトロ・ロッソのハートレーがユーズドのタイヤセットを使っている。

Q2最初のアタックラップを終えて1分32秒286を刻んだライコネンがトップに立ち、0.099秒差でベッテルが2番手に控えた。ウルトラソフトのリカルドが3番手に飛び込み、ボッタスはトップから0.4秒遅れの4番手だ。ハミルトンは2回のクイックラップに臨んで自己ベストを更新したが、それでもチームメイトやフェラーリ勢には届かず6番手に甘んじた。

ただ、ハミルトンはそれでもソフトタイヤでのQ2突破を狙ってラストアタックにもソフトコンパウンドをチョイス。ボッタスも同様にソフトの新しいセットを履いている。フェラーリ勢はウルトラソフトに履き替えてコースに向かった。

ハミルトンはそれまで思うようなペースを引き出せていなかったが、Q2終盤にきてようやくラップをまとめられたようで、1分31秒914をたたき出してタイムシート最上位に躍り出る。ボッタスも自己ベストタイムを更新してハミルトンに0.149秒差の2番手に飛び込んだ。フェラーリ勢は第2セクターまで好タイムを刻んでいたものの、他車の状況を踏まえて最終セクターはペースを緩め、ベストタイムを更新することなくピットに引き上げている。

最終的にQ2で敗退したのは11番手となったマグヌッセン(ハースF1)以下、オコン(フォース・インディア)、アロンソとバンドールンのマクラーレン勢、ハートレーだった。

予選トップ10入りを果たした面々はフォース・インディアのペレスを除く9名が序盤からアタックラップに挑み、グロージャンが新しいソフト、ルノーのサインツがユーズドのウルトラソフトを履いた以外は新品のウルトラソフトタイヤを選んでいる。

Q3最初のアタックではライコネンが1分31秒200をたたき出してトップに立ち、ベッテル、ボッタス、ハミルトン、フェルスタッペン、リカルドが続いた。ライコネンとベッテルは0.161秒差、ボッタスとハミルトンはわずかに0.05秒差、フェルスタッペンとリカルドは0.109秒差とチームメイト間のギャップはほとんどない。7番手以下はヒュルケンベルグ、グロージャン、サインツが並び、ペレスもユーズドタイヤを装着して合流したが、結局タイムを残さずに引き上げている。

10台すべてが新しいウルトラソフトタイヤを投入したラストアタックはハミルトンがラップを断念してピットに戻る中、ボッタスは自己ベストタイムを更新できず。フェラーリは2人ともペースアップに成功したが、最後の最後にベッテルが1分31秒095をたたき出し、ライコネンのタイムを0.087秒上回ってポールポジションを手に入れた。

ライコネンが2番手につけたフェラーリはバーレーンGPに続いてフロントローを独占。メルセデスがボッタス、ハミルトンの順で2列目に並び、フェルスタッペン、リカルド、ヒュルケンベルグ、ペレス、サインツ、グロージャンが10番手となった。

Q2のベストタイムをソフトタイヤで記録したのは前方2列の4人だけとなり、優勝を争うフェラーリとメルセデスが第1スティントにどのような戦略を用意するのか注目される。

トロ・ロッソ・ホンダは、ハートレーがQ2進出し15番手、ガスリーはセッティング変更が上手くなかったようで、Q1敗退17番手でした。

明日は、巻き返しが出来るでしょうか、頑張って欲しいですね!


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中国GP-金曜フリー走行

2018-04-14 07:58:58 | F1レース
13日(金)、上海インターナショナル・サーキットで2018年FIA F1世界選手権第3戦中国GP金曜フリー走行2回目が実施され、メルセデスのハミルトンが最速タイムを刻んだ。



上海にはミディアム、ソフト、ウルトラソフトのドライタイヤ3種類が用意され、初回セッションはソフトタイヤを履いたメルセデスのハミルトンが1分33秒999を記録してトップに立っている。

雨予報が出される中、分厚い雲が上空を覆った2回目のフリー走行は気温18℃、路面温度20℃、湿度72%のドライコンディションでスタート。最初にガレージから出てきたのはハースF1のグロージャンだ。遅れてチームメイトのマグヌッセンが合流し、トロ・ロッソのガスリーも出陣した。

5分ほどすぎると他のドライバーも動き出し、システムチェックを終えた順にタイム計測に取り掛かる。フェラーリはベッテルがミディアム、ライコネンがソフトのコンパウンドを履いてコースに入ったものの、1周を走っただけでピットに引き上げている。フェラーリは無線でライコネンにトラブルが発生した旨を伝えていたが、修復には数分を要しただけで走行を再開した。

序盤は1分34秒179を刻んでいたハミルトンがトップにつけた後、遅れてプログラムを開始したライコネンがピットに戻る直前に0.116秒速くまとめてタイムシート最上位に上がる。

ウルトラソフトタイヤに履き替えて再びガレージを後にしたハミルトンが1分33秒482をたたき出してトップの座を取り戻すも、上位勢がショートランを走り終えた時点でライコネンが0.007秒差の自己ベストを記録したほか、ボッタスは0.033秒、4番手だったベッテルも0.1秒遅れのタイムをマークしており、メルセデスとフェラーリが接近戦を繰り広げた。

ソフトとウルトラソフトはピレリのタイヤレンジとしては2つ分の違いがあるが、ハミルトンが刻んだ両コンパウンドのタイム差は約0.7秒だ。

セッション後半はロングラン中心のプログラムとなり、各チームともドライコンディションの時間帯を生かし、ピットストップの手順を確認しながらレースシミュレーションに取り組んだ。ウルトラソフトにタイヤを履き替えてピットアウトしたマクラーレンのバンドールンはタイヤの装着が完了していなかったようで、チームに「ストップしないと。タイヤがはまっていない」と報告し、コース脇にマシンを止めている。

走行時間を失ってしまったバンドールンだが、程なくして上海インターナショナル・サーキットに雨雲が到達。雨粒が確認されて少しの間は走行が続けられていたが、全体がウエットコンディションになるとピットに引き上げ、10分を残して作業を終える陣営が目立った。

マクラーレンのアロンソやトロ・ロッソ、フォース・インディアはインターミディエイトタイヤに交換して感触を確かめており、同じく降雨の予報が発表されている土曜日に備えたようだ。

初日後半のセッションはハミルトンの残した1分33秒482が最速となり、1,000分の7秒差でライコネンが追いかけ、ボッタスもチームメイトに0.033秒しか遅れていない。ベッテルはポジションこそ4番手だが、ハミルトンとのギャップは0.1秒だ。

トロ・ロッソ・ホンダのガスリーは12番手、ハートレーは15番手で初日を締めくくった。
ガスリーは初めてのサーキットで、バーレーンGPのような予選成績が残せるか、楽しみですね!


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バーレーンGP-決勝

2018-04-09 08:04:16 | F1レース
人工照明に照らされたサヒールのバーレーン・インターナショナル・サーキットで8日(日)、2018年FIA F1世界選手権第2戦バーレーンGP決勝が開催され、フェラーリのベッテルがポール・トゥ・ウインを飾った。



全体的に接戦の展開となった予選でラストアタックを完璧にまとめてポールポジションを獲得したベッテル。それまで好パフォーマンスを見せていた相棒のライコネンは最後のラップでトラフィックの影響を受け、タイム更新がかなわずに2番手に甘んじた。メルセデス勢は3番手と4番手に並んだが、ハミルトンはギアボックス交換に伴うグリッドペナルティを科せられており、スタート位置は9番手に後退する。

サヒールにミディアム、ソフト、スーパーソフトのドライタイヤを用意したピレリはミディアムまたはソフトの1セットをレース用に確保するよう指定しており、各陣営はいずれかをレース中に使用することが義務付けられている。

全長5.412kmのサーキットで57周に渡って争われた決勝レースは気温28℃、路面温度33℃、湿度46%のドライコンディションでフォーメーションラップが始まる。シグナル消灯と同時に好発進を決めたベッテルの一方で、ライコネンが出だしにつまずき、ボッタスに先行を許した。5番手スタートのガスリー(トロ・ロッソ)が前にいたリカルド(レッドブル)を追い抜こうと仕掛けるも、リカルドの防御にあって成功ならず。

しかしながら、オープニングラップを終えた直後、リカルドがスローダウンを喫してコース脇に停車してしまう。さらに、ハミルトンへのオーバーテイクを試みたフェルスタッペン(レッドブル)が左リアタイヤをメルセデスマシンにぶつけてしまい、パンクチャーを抱えて減速を余儀なくされた。リカルドのストップでコース上には黄旗が振られ、マシン撤去のためにバーチャルセーフティカーも発令されている。

フェルスタッペンは何とかピットにたどり着き、タイヤを交換してコースに復帰するも、結局、6周目にコース脇にマシンを止めて戦線離脱。ダブルリタイアという最悪の結果に終わったレッドブルのピットウオールではニューイが思わず頭を抱えていた。

ベッテル、ボッタス、ライコネンのトップ3をガスリーが追いかける展開となったが、ハースF1のマグヌッセンを追い抜いて5番手に上がっていたハミルトンに迫られ、8周目にはポジションを譲ってしまう。それでも、ガスリーは後続とのギャップを3秒強で維持しながら最初のピットストップに備えてプッシュしていた。

上位勢で最初にピットに向かったのはベッテルだ。18周目の終わりにピットインし、スーパーソフトからソフトタイヤのニューセットを履いている。翌周にはライコネンも最初のタイヤ交換を完了。フェラーリの動きを見てメルセデスが対応に乗り出し、ボッタスをピットに呼び入れた。ただ、タイヤはミディアムコンパウンドを選んでおり、1ストップで逆転を目指す戦法を採用したようだ。

3人がピットストップを終えた時点でオーダーは変わらなかったが、ソフトタイヤを選択したフェラーリ勢はミディアムを履くボッタスの戦略を踏まえてレースを戦わなければならなくなった。

予選Q2のベストタイムをソフトタイヤで記録し、スタートにソフトタイヤを履いたハミルトンはフレッシュタイヤに切り替えたベッテルに追い抜かれた直後、27周目に入るところでピットに向かう。メルセデスはボッタス同様、ハミルトンにもミディアムタイヤを用意していた。

メルセデスの好ペースを見ながら戦略を対応させるフェラーリはライコネンが35周目を走り切るタイミングで2回目のタイヤ交換を敢行しようとするも、フェラーリ陣営をアクシデントが襲う。ソフトからスーパーソフトに履き替えるべくタイヤが用意されていたが、左リアタイヤの脱着が終わっていないにもかかわらず、発進の合図が出てしまい、作業していたクルーの1人がマシンとぶつかって転倒。ライコネンにはすぐに停車の指示が出され、ピットレーンにマシンを止めてリタイアを余儀なくされた。転倒したクルーはメディカルセンターに運ばれて診察を受けた後、治療のため病院に向かったことが判明している。このインシデントについてはレース後に審議される予定だ。

第2スティントにミディアムタイヤを履いて1ストップ戦略を狙うメルセデスに対し、ソフトタイヤを選んだベッテル陣営はタイヤをケアしながら可能な限り長く走れるようにペースをコントロールしていた。

終盤のペースアップで逆転を狙ったボッタスは残り5周を切って徐々にベッテルとのギャップを縮め、ラスト3周はDRSを生かせる1秒差以内のポジションをキープしたものの、懸命にマシンをコントロールしたベッテルがスキのない走りでポジションを死守。最後は0.699秒まで接近されたが、トップチェッカーを受けて開幕戦からの2連勝を達成している。ボッタスが2位でゴールし、ハミルトンが3位表彰台に上った。

トップ3からは55秒以上遅れたものの、ガスリーが4位フィニッシュを果たしてトロ・ロッソに大量点をプレゼント。5位にマグヌッセン(ハースF1)、ヒュルケンベルグ(ルノー)、アロンソ、バンドールン(共にマクラーレン)に次いでザウバーのエリクソンが9位に入り、チームに久々の入賞をもたらした。10位でフォース・インディアのオコンがゴールしている。

トロ・ロッソ・ホンダのハートレーは2ストップ戦略で中団グループの激しいバトルにからんでいったが、13位完走と入賞はかなわなかった。

トロ・ロッソ・ホンダのガスリー、やりましたね!
4位入賞です。
ハートレーも他車との接触インシデントで入賞はかないませんでしたが、13位完走です。

次は、中国での上海GP、楽しみになってきました。

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