全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

日野は直接雇用へ

2007年06月30日 10時09分02秒 | Weblog
トヨタ系グループの日野自動車の動向です。

これもこの間の闘いがあったからでしょう。安易な製造業分野への派遣導入はかええってコストがかかることに気がついたのでしょうか?

以下朝日新聞の記事の紹介文です。

日野自動車、派遣社員を直接雇用へ 200~300人
http://www.asahi.com/national/update/0626/TKY200706260347.html

2007年06月26日asahi.com

 トラック製造大手の日野自動車は26日、同社の製造部門で働く派遣労働者を、期間工
として直接雇用する方針を決めた。同社では、派遣と期間工の業務内容が同じなのに年収
などの待遇格差が大きいとして、派遣労働者らでつくる労働組合が改善を求めていた。

 製造業で働く非正規労働者の労組「ガテン系連帯」によると、同社の工場には派遣会社
十数社から労働者約800人が派遣されている。日野自動車は9月をめどに、1年以上勤
務した人を対象に直接雇用する。200~300人規模になる見通し。

 日野自動車では、期間工には事実上のボーナスにあたる慰労金(年間約40万円)が払
われ、同社の寮に家賃なしで入居できる。一方、派遣労働者は一定期間勤めると月給に約
1000円加算されるが慰労金はない。ほとんどが派遣会社の寮に入るが、家賃約3万8
000円と光熱費が給与から差し引かれ、期間工とは年収で約100万円の差がつくとい
う。

 自動車メーカーでは、いすゞ自動車が昨年、派遣労働者のほぼ全員にあたる1361人
を直接雇用している。同労組の小谷野毅事務局長は「日野では期間工は2年以上働ける
が、派遣は生産調整でいつ契約が更新されなくなるかわからない。期間工になれば安定度
が格段に違う」と話している。

 日野自動車では昨年、実態は労働者派遣なのに出向契約を装う「偽装出向」がわかり、
東京労働局から指導を受けて、すべての出向労働者を派遣に切り替えていた。

以上
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愛知製鋼(トヨタグループ)でおきていること3

2007年06月30日 10時05分47秒 | Weblog
名古屋ふれあいユニオンSさんからのビッグニュースです。闘ってこそ明日が切り開けることをあきらかにしました。



愛知製鋼:偽装請負告発2名の「解雇」撤回
――名古屋地裁で勝利和解――
http://imadegawa.exblog.jp/5746241/

■労組委員長「今後は偽装請負根絶、雇用安定の闘いへ」
トヨタグループ13社の一つ、愛知製鋼(旧豊田製鋼)の
孫請け会社「三築」の労働者2名が、
「正当な理由なく解雇された」として、
従業員としての地位の保全などを求める仮処分を
名古屋地裁に申請していた裁判で、
三築は27日、
労働者側の申し立てを全面的に受け入れ、
2名の「解雇」を撤回、
解雇通告から復職までの賃金の支払いも約束し、
労働者側の勝利和解が成立した(6月28日朝日新聞、中日新聞)。

仮処分を申し立てていたのは、
「三築」従業員の追川良二さん(47)と安達勝浩さん(28)。
2人は愛知製鋼本社鍛造工場で働く他の「請負」労働者らと共に、
愛知県の地域労組・名古屋ふれあいユニオンに加盟し、
同労組「知多分会」を結成。
「三築」従業員や下請け十数社の従業員約200名の大半が、
トヨタ系企業・愛知製鋼の工場で、
愛知製鋼従業員の指揮命令を受けて働く「偽装請負」の状態にあり、
「こうした違法行為をごまかすために、
 実態を熟知する2人を不当に解雇した」と主張していた。

名古屋ふれあいユニオンの浅野文秀委員長は、
2名の勝利和解を受けて、
組合員向けのメールマガジンの中で、
「今後は愛知製鋼における偽装請負をなくし、
 下請労働者の雇用の安定を図る闘いへと進めていきたい」
とコメント、
28日には就労闘争として愛知製鋼への申し入れと、
勝利の成果を職場の仲間に知らせる宣伝活動を
行なうとしている。

以上
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