トヨタ系企業・ジェイテクトに対して解雇撤回の田中裁判に支援を!
第3回証人尋問 4月21日(木) 午前10時から午後5時まで予定
名古屋地方裁判所 1103法廷
証人尋問 1.保健師 2.産業医 3.主治医の順番です。
夢を持って就職、しかし!
田中さんは2001年に大学を卒業してトヨタ系大手部品メーカー・光洋精工に就職しました。そして2003年にはトヨタ、光洋精工、豊田工機、デンソーの共同出資によるファーベスに出向し、電動パワーステアリングの開発に従事しました。その後、光洋精工と豊田工機が合併してジェイテクトが設立され、田中さんはジェイテクトに転籍となり、継続して電動パワステの開発に従事しました。
当時のトヨタにとって電動パワステの開発は、急を要する最重要の課題の一つでした。そのため田中さんの仕事ぶりは驚くほど過酷なものでした。極端な人減らしの下で、毎日のように直接の上司である課長から叱咤等のパワハラをうけました。また、連日深夜までの長時間残業が続きました。その大部分はサービス残業でした。
うつ病発症 首切り!
そのため田中さんはうつ病を発症し、2005年4月に休職を余儀なくされ、三ヶ月後には仕事に復帰しましたが、「残業禁止」という就労制限も無視した会社の長時間労働の強制などによって2006年8月に再び休職追い込まれました。2年あまりにわたる療養を経て、田中さんは休職期限間近の2008年12月に主治医の「就労可能」の診断書を添えて、復職を申し入れました。
しかし会社は田中さんの申し出を拒否し、退職を強要する姿勢を見せました。そのため田中さんは、全トヨタ労働組合(ATU)を訪れ組合員になりました。ATUは会社に団交を申し入れましたが、会社は団交を拒否して解雇を強行しました。「こんな理不尽な解雇は許せない。泣き寝入りしている多くの人のためにも闘う」という思いで、2009年7月に、田中さんは裁判所への提訴に踏み切りました。ATUも全面的に支援することにしました。
証人尋問で大詰め
裁判は書面審理を経て、今年3月から証人尋問に入っています。これまで2回の証人尋問でATU若月委員長、吉田執行委員、原告田中さんが証言しジェイテクトの過酷な勤務状況、解雇手続きのデタラメさ、復職可能な健康状態などを証言してきました。また、会社側証人・松永人事グループ長への反対尋問でも、はじめから退職ありきでまともに復職を検討していないことが明らかになってきています。
4月21日に最後の証人尋問として、会社保健師、産業医、主治医への尋問が行われます。田中さんが就労可能な状態にあったことを明らかにしていきます。暖かい支援をお願いします。
第3回証人尋問 4月21日(木) 午前10時から午後5時まで予定
名古屋地方裁判所 1103法廷
証人尋問 1.保健師 2.産業医 3.主治医の順番です。
夢を持って就職、しかし!
田中さんは2001年に大学を卒業してトヨタ系大手部品メーカー・光洋精工に就職しました。そして2003年にはトヨタ、光洋精工、豊田工機、デンソーの共同出資によるファーベスに出向し、電動パワーステアリングの開発に従事しました。その後、光洋精工と豊田工機が合併してジェイテクトが設立され、田中さんはジェイテクトに転籍となり、継続して電動パワステの開発に従事しました。
当時のトヨタにとって電動パワステの開発は、急を要する最重要の課題の一つでした。そのため田中さんの仕事ぶりは驚くほど過酷なものでした。極端な人減らしの下で、毎日のように直接の上司である課長から叱咤等のパワハラをうけました。また、連日深夜までの長時間残業が続きました。その大部分はサービス残業でした。
うつ病発症 首切り!
そのため田中さんはうつ病を発症し、2005年4月に休職を余儀なくされ、三ヶ月後には仕事に復帰しましたが、「残業禁止」という就労制限も無視した会社の長時間労働の強制などによって2006年8月に再び休職追い込まれました。2年あまりにわたる療養を経て、田中さんは休職期限間近の2008年12月に主治医の「就労可能」の診断書を添えて、復職を申し入れました。
しかし会社は田中さんの申し出を拒否し、退職を強要する姿勢を見せました。そのため田中さんは、全トヨタ労働組合(ATU)を訪れ組合員になりました。ATUは会社に団交を申し入れましたが、会社は団交を拒否して解雇を強行しました。「こんな理不尽な解雇は許せない。泣き寝入りしている多くの人のためにも闘う」という思いで、2009年7月に、田中さんは裁判所への提訴に踏み切りました。ATUも全面的に支援することにしました。
証人尋問で大詰め
裁判は書面審理を経て、今年3月から証人尋問に入っています。これまで2回の証人尋問でATU若月委員長、吉田執行委員、原告田中さんが証言しジェイテクトの過酷な勤務状況、解雇手続きのデタラメさ、復職可能な健康状態などを証言してきました。また、会社側証人・松永人事グループ長への反対尋問でも、はじめから退職ありきでまともに復職を検討していないことが明らかになってきています。
4月21日に最後の証人尋問として、会社保健師、産業医、主治医への尋問が行われます。田中さんが就労可能な状態にあったことを明らかにしていきます。暖かい支援をお願いします。