キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

小学校の環境出前授業

2011年02月09日 | Weblog
先日、会社のCSR活動の一環で、出前授業と称し、会社の近所の小学校へ行ってきた。
CSRとは、Corporate Social Responsibilityのことで日本語にすれば企業の社会的責任。
アメリカでは企業の利益を還元して地域のために慈善事業をすることが義務付けられているのだとか。
日本ではそこまでではないにしろ、その地で働かせてもらっていることへの感謝をこめて、地域に対してできる慈善事業をどの企業も模索するようになってきている。
うちの会社では、その一環として毎年近所の小学校や、プラントを建設している地域の小学校で出前授業をすることになっている。

出前授業のテーマは、水の大切さ。水がどれくらい貴重か、一度汚すとそれをきれいにするためにどれだけ大変かを説明し、実際に水をきれいにする実験までをやってもらう。
今回、僕は実験のお手伝いとして参加したけれど、子供たちの反応や食いつきがすごくよく、僕もそのうちに講師としてやってみたいなと思った。

それにしても、小学生、元気で素直。
巷でさんざん言われている授業崩壊などの影は少しも見えない。ふざけながらも、ひょうきんを演じながらも、結局は先生の指示をちゃんと聞いている。
たぶん、彼らの中でもいろいろ暗い影(いじめとか)があるんだろうし、先生たち(特に若い先生)は余裕がなくて大変そうだけど、こうしてみんなを見ていると僕が小学校だったころと何も変わっていないなと思い、なんだか安心した。
ほんとに変わっていない。
変わるはずもない。
子供は子供だ。
変わっていくのはいつも大人。
社会が大きく変わり、勉強や携帯電話で時間の隙間がどんどん埋められ、余裕のない環境になっていても、子供は子供。
できる限り、彼らを針の先のような狭い世界へ追いやらない、そんな大人として生きたいと思う。
少なくとも、近くにいる子供たちだけにでも。