キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

涙の出し方

2010年01月29日 | Weblog
こんなとき、ちゃんと泣くことができたらいいんだろうな。
そう思うくらい寂しかった。
そういえば、いつのまにか涙の出し方を忘れてしまっていたと気付いた。

映画で感動して泣いてしまうことがある。
スポーツを見ていて、涙が出ることがある。
でも、そのどちらもうれし涙の部類に入る。

「努力したことが報われてよかったね」

という、類の涙。

考えてみたら、悲しくて、悔しくて涙を流したのはいつだったろう。
はっきりと覚えているのは高校の試合かな。
でも、そのときは涙は結局出なかったのかな。

それ以前にさかのぼると中学のバレー部の練習中。
あのときは、悔しくて泣いたことをはっきり覚えている。

でも、そのころから泣きたくない、泣いてはいけないと強く思うようになって、涙を堪える方法を覚えて、そしていつか泣き方を忘れていた。
どうしてそんなふうに思ったんだろう。
そこが、思い出せない。

涙が出ると、感情も一緒に外に出て、どっと溢れて、心の内がすっきりするように思う。
涙が出ないと、泣き方がわからないと、悲しくて寂しくても自然に体が、顔が、心が勝手にコントロールして涙と泣く感情を心の奥に押し込んでしまう。
心に悲しさと寂しさを残したまま。

うーん、小さい頃はあんなに泣いていたのに。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿