キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

ヴェネツィア(下)

2008年07月13日 | Weblog
2007年07月13日00:19

高校の世界史でこのころのモザイク画はすばらしいと強調されていた。
当時は、何がそんなにすごいのか理解できなかったし、モザイクにせずにちゃんと描けばいいじゃんと疑問に思っていたのを覚えている。
でも、ここのモザイク画は本当にすごい。
ヴェネツィアで何が一番すごいかって、僕はモザイク画だと思った。
近くで見るまで、それがモザイクだと信じられなかった。
それほど精密。
色の微妙な違いまで、石の色だけで表現している。
これは言葉では伝わらないし、写真で見てもなかなかわからないと思うので、あの大きな協会であの大きなモザイク画を見ないとすごさが伝わらないんじゃないかな。
モザイク画だからこそ、数百年たった今でも色鮮やかに残っている。
油絵じゃあ黒っぽくなったり、色があせてこうはいかないだろう。

そのモザイク画がすばらしいサン・マルコ大聖堂は、タンクトップとミニスカートが禁止されている。
そして、運の悪いことにイタリア人女性はタンクトップとミニスカートが好きだ。
そんな運悪い彼女たちは、教会に入る際にオレンジ色の薄い紙を肩や腰に巻かれて、何か別の宗教みたいなよくわからない格好にされていた。
あと、この協会の前にはこれまた有名なひろ~いサン・マルコ広場というのがあるのだけど(天安門広場よりは狭い)、そこにこれまた有名な鳩の大集団がいて、人生でこれだけの鳩を見たのは初めてで感動した。
鳩も集まれば壮大なもんだなぁ。

今回、初めてガイドブックを持っていかずにイタリアに来た(というか忘れた)。
だから、ヴェネツィアについての知識がゼロの状態。
とりあえず駅で地図を買ったが、何が有名で何が見どころかがわからないから、とにかく島を歩き回った。
この島は、地図がなければ地元民でもないかぎり目的地に着くのが夜になる。
それくらい、路地と運河がバカ多い。
そして、一つ一つの道が細切れでまっすぐじゃないから、曲がって曲がってを繰り返してすぐに迷子になる。
だから、すぐに疲れるので休憩して、そのたびにワインを飲む。また迷う(笑)。
ガイドブックなしで旅をするバックパッカーもいるが、僕にはまだ必要だと思った。
せっかく歴史のあるヴェネツィアに来ても、その歴史を知らないと楽しさも半減してしまうし、英語表記の歴史の解説を読むには、まだまだ英語力と集中力が足りないようだし(苦)。

いや~、ヴェネツィア、好きな人と一緒に必ずまた来たいと思う町だ。

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